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ニュースレターNo.16/2000年4月発行

5 最新トピックス English Page

5-1 Internet Week 99 報告

(JPNIC事務局)

1999年12月14日(火)から18日(土)にかけて、パシフィコ横浜にて「Internet Week 99」が開催されました。ここでは、JPNICが主催したセミナーとオフラインミーティングを中心にレポートします。

Internet Week 99 総括

前号でもご紹介したように、Internet Weekは、ネットワークに携わる広範囲の人々に向けて最新技術や動向についてのレクチャーをしたり、意見の交換や問題解決を目指す場として各種会合を集中的に開催するイベントです。

毎年開催規模が大きくなっており、今回はチュートリアル数が30こまに増え、スポンサーによるソリューションセミナーが新設されるなど、盛りだくさんの内容で開催されました。参加登録者数も4300名を数え、延べ6500名にのぼる方々にご来場いただき、盛況のうちに終了しました。

JPNICが初めて主催したセミナー

今回、主催者であるJPNICが、独自にセミナーを開催したのも新しい試みのひとつでした。テーマは「IPv4アドレスの申請方法について――具体的な事例紹介――」というものですが、これはIPアドレスの割り当て方針や申請方法、ルールが改定され2000年1月29日から施行されるのに先立ち、Internet Week 99の場を借りて、改定されるIPv4アドレスの申請方法についてJPNIC自ら解説を行うというものでした。

JPNICが開催している事務連絡担当者会議では一般的な解説しかしておりませんが、ここではさらに踏み込んで具体的な事例をあげて紹介するという今までにない画期的な試みでした。

当日の参加者は41名にのぼり、会場内は熱気に包まれておりました。一通りの解説が終ると同時に具体的な質問が多数寄せられ、このIPv4の新ルールに高い関心が寄せられていることを再確認させられた次第です。

なお、JPNICがこのセミナーを受講された方に対してアンケートを実施したところ、ほとんどの方から「内容に関して満足であった」、「具体的でわかりやすかった」、「関東だけでなく、全国で行ってほしい」といったありがたいご意見をいただけました。今後も、申請に関して、よりわかりやすく、会員の方々のご負担を少しでも軽減できるよう努力していかなければとスタッフ一同気持ちの引き締まる思いで会場をあとにしました。

オフラインミーティング

オフラインミーティングは、DOMAIN-TALK、IP-USERS、EDU-TALKというメーリングリスト上でそれぞれの問題について議論していた事がらを、顔を合わせながらより深く話し合おうといった主旨のもとに開かれています。メールでは伝えきれない部分も直接話し合うことで納得したり丸く収まったり、新たな発展につながっていくことがあります。そういう意味で、各ミーティングともかなり白熱した意見交換が行われたようです。ここからは、各ミーティングを開催した部会からの報告です。

DOMAIN-TALKオフラインミーティング報告

(JPドメイン名検討部会)

DOMAIN-TALKオフラインミーティングは、12月16日14時から17時まで行われ、約80名の方にご参加いただきました。

本ミーティングでは、以下の2つの議題について議論が行われましたので、その概要を報告します。

ドメイン名と知的財産権

JPNICドメイン名検討部会の坪氏と久保氏から、

  1. 現在のドメイン名を巡る争いの原因
  2. 紛争解決手続きとしてNSIのDispute Policy、gTLD-MoUのACP(ドメイン名異議申し立てパネル)、ICANNのuDRP(統一紛争解決ポリシー)があることとその説明
  3. JPドメインの移転の自由化や汎用ドメイン名の要求などに対応するために、JPNICではドメイン名紛争解決ポリシーについてのタスクフォースを設置するとともにポリシーとルールなどの検討を開始すること

などについて説明がありました。その後、意見交換を行いました。

iDNS (Internationalized Domain Name System)

JPNIC iDNタスクフォースの米谷氏と兵藤氏から、

  1. 自国語をドメイン名として使用する要求がアジアを中心として出てきたこと
  2. 世界の状況と実装のひとつであるiDNSの説明
  3. JPNICの認識と今後の方針
  4. 技術的課題と考察
  5. 日本における実装状況

などについて説明がありました。その後、意見交換を行いました。

本議事録と資料は、以下のURLで公開しております。

http://www.nic.ad.jp/jp/materials/domain-talk/199912/index.html

ドメイン名検討部会とiDNタスクフォースでは、今回の議論を参考にして、JPドメイン名紛争解決ポリシーの策定やドメイン名の国際化(多言語化)を検討していきたいと考えております。

なお、多言語ドメイン名に関する情報を以下のURLで提供しておりますので参照してください。

http://www.nic.ad.jp/jp/research/idn/index.html

IP-USERSオフラインミーティング報告

(IPアドレス、AS番号割り当て検討部会)

12月16日(木)の9時30分から12時40分にかけて、IP USERSのオフラインミーティングを開催しました。今回は、「IPv6に関するJPNICのサービスについて」、「ICANN ASOについて」、「IPアドレス課金を考える」、「IRRの動向について」という四つのテーマを取りあげました。

まず、「IPv6に関するJPNICのサービスについて」では、IPv4とIPv6の比較を用いたv6アドレスの構造や割り振り方に始まり、すでにIPv6ネットワークの運用を開始している組織における現状報告のあと、JPNICが行う予定であるIPv6の割り振り申請の取り次ぎサービスについて説明を行いました。また参加者の方からは、IPv6アドレス申請の取り次ぎ時の手数料や取り次ぎを行うにあたってのJPNICとしての意向などの質問をいただきました。

次の「ICANN ASOについて」は、ICANNとその下部組織であるASO (Address Supporting Organization)の成り立ちと役割、そしてASOへのJPNICからの提案などを紹介いたしました。具体的には、3月に韓国で開催されるAPRICOTでの/29の簡易アドレス申請やCATVに対する割り当て、ポリシー策定などの提案内容を披露しました。

続いて「IPアドレス課金を考える」では、現状のJPNICのIPアドレスに対する課金方法とRIPEやARINなどの他のレジストリの課金体系について説明を行い、今後JPNICで課金方法を再考していく方向であることを伝えました。会場からは、費用の徴収目的、徴収方法についてなど活発な質問、意見交換が行われました。

最後に、「IRRの動向について」では、世界で最も多くの経路情報を登録し、管理しているMerit Inc.のRADBの課金開始で注目を集めるIRR (Internet Routing Registry)について、現状の問題点や今後の予想、IRRの技術的な仕組みなどを踏まえてパネルディスカッションを行いました。

多岐に渡る内容となりましたが、参加者の方からは多数の質問やご意見をいただき、たいへん有意義なミーティングとなりました。

このミーティングの議事録および配付資料は、以下のURLにて公開しております。

http://www.nic.ad.jp/jp/materials/ip-users/199912/index.html

EDU-TALKオフラインミーティング報告

(教育検討部会)

Internet Week 99開催期間中の12月18日(土)午後3時より、「学校教育におけるネットワーク利用の現状と課題」をテーマとしたEDU-TALKオフラインミーティングをJPNIC教育検討部会の主催で約2時間にわたって行いました。

今回のBOFは、学校におけるネットワーク利用についての現状認識と課題解決のための意見交換の場を提供することを目的としました。開催日を土曜日に設定したためか、多数の学校教育関係者のご参加をいただきました。

講演は、学校教育現場に接点を持つ4名の方々に行っていただきました。ここでは、その概要についてご説明いたします。

EDドメイン名実証事業の報告

JPNICでは、昨年EDドメイン名実証事業を行いましたが、その調査結果の中間報告がJPNIC事務局の箱田より行われました。それに対し、EDドメイン名実証事業のアンケートの内容からEDドメイン名の実際の活用に至るまで、多種多様な質問が出されました。

我が校のネットワーク事情について

現役の高校生である神奈川県立神奈川総合高等学校の白畑氏を発表者に迎え、我が校のネットワーク事情として、高校生が現在どのような形でネットワークに接しているかについて発表が行われました。現役高校生の生の意見が聞けるとあって、会場からは、高校生のインターネットの利用状況についての質問が多く出されました。

学校における複合アクセス網活用型インターネットに関する研究開発について

教育ネットワークについて、現在、通信・教育機構が行っている研究開発の内容を中心に講演が行われました。会場からは、学校間のセキュリティ問題に関してや実際の接続形態などの運用面での質問が数多く出されました。

米国、カナダ視察を終えて

海外の教育ネットワークの紹介として、米国、カナダを視察した際のネットワーク事情について株式会社内田洋行の大久保氏より報告が行われました。カナダなどに比べて日本の教育ネットワーク事情は遅れているという実例が紹介されました。

全体を通して、教育を取り巻くネットワーク環境が急速に変わりつつあることも手伝って、参加者からは活発な意見交換や提言が出されました。

今回のBOFについての議事録および配布資料は、以下のURLにて公開しております。ご興味のある方は、こちらもあわせてご覧ください。

http://www.nic.ad.jp/jp/materials/edu-talk/199912/index.html

限られた時間のなかでのオフラインミーティングとなったために十分な意見交換の時間が取れなかったことは残念でしたが、その続きを含めてEDU-TALKのメーリングリストなどを有効に活用していただければと考えております。

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