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ニュースレターNo.17/2000年8月発行

5 最新トピックス English Page

5-6 ICANN最新動向

ICANN Yokohama

本稿が皆様の目に触れる頃にはすでに会期は終了していますが、2000年7月13日から17日の5日間にかけて、横浜においてICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の一連の会議が開催されます。今回は日本での開催ということで、日本からの参加が大きく増えることを期待しております。

今回の議題のうち主なものとして、

  1. 新トップレベルドメインの導入
  2. ICANN一般会員(At Large Membership)に関するICANN定款改訂
  3. ICANN一般会員選挙
  4. ICANNによる、地域の定義

の4点が挙げられます。今回は、これらの点について解説していきます。

新トップレベルドメインの導入

新トップレベルドメインを追加する理由には、登録サービスの供給といった面での競争の促進、DNSの利便性の向上、利用可能なドメイン名数の増強といったものがあります。

その検討項目に対して、4月18日と19日に、新規gTLDに関する声明として「DNSO(Domain Name Supporting Organization)Names CouncilのICANN理事会に対する勧告」が出されました。ここでのポイントは、インターネットの安定性を維持する必要性から以下のようなものが示されたということです。

導入にあたって考慮すべき点

新規gTLDを、調整のとれた、責任ある態様で導入するためのポリシーを樹立すること。当該ポリシーを実施するにあたり、

  1. 初期段階の期間中、ドメイン名の秩序ある登録を促進し、
  2. 知的所有権の侵害をもたらすような形でgTLDが使用される恐れを最小化し、
  3. 新規TLDの技術的運営、ひいてはDNS全体について、ユーザーの信認を確保する

必要性があることを認識するよう適切な考慮を払うこと。また、将来の導入における可能性を検証するために、最初のグループを統制の取れた小規模の導入とすべきであるとの意見も表明されています。現状では、当初の導入時に以下のような数種のドメインを考慮すべきであるという指摘があります。

  • 完全にオープンなトップレベルドメイン
  • 利用範囲の限定された制限付きおよびチャーター付きトップレベルドメイン
  • 非商用ドメイン
  • 個人利用ドメイン

限定目的TLDの支持者は、当該TLDについてのポリシー形成の責任が機関に委任され、そしてどのような関連するコミュニティの影響を受けるセグメントが参加を許されるかが決められる「スポンサー制度」を擁護しています。

Names Councilは、検討部会Bが5月19日に著名商標およびDNSの運営についての声明を行い、そのなかで以下の3点についてコンセンサスに達した旨了承を受けています。

  1. いまだ詳細は未定であるが、著名商標およびドメインネームシステムの運営に関連してある種のメカニズムが必要であること
  2. 現時点では、いまだ、全世界的に著名な商標の一覧表を作成する必要があるようには見受けられないこと。
  3. 商標権者に与えられるべき保護は、ルートに追加されるトップレベルドメインの
種類によって変えられるべきものであること。

導入までの日程案

新トップレベルドメインの導入にあたっては、以下のようなスケジュールが予定されています。

2000年6月13日 最初の掲示およびドラフト
新規TLDの導入についてコメントを受け付けるため、 WEB上にパブリックコメントフォーラムを開設する
2000年7月15日 ICANN公開フォーラム(横浜)
新規TLDの導入にあたってのポリシーおよび時期について議論
この公開フォーラムでは、 参加者自身あるいはWEBを経由し、 オンラインツールを利用して遠隔的に参加する人々からパブリックコメントを受け付け、 対話を行う機会も提供する
2000年7月16日 ICANN理事会(横浜)
審議予定
  • 4月18日と19日に行われた、新gTLDを調整のとれた責任ある態様で導入するためのポリシー ……を理事会が採択するよう求めたNames Councilの勧告
  • 5月19日の、新規トップレベルドメインの立ち上げ段階で知的所有権を保護するための諸勧告
2000年8月1日 提案の要請
ICANNは、新規TLDレジストリの申請書式、申請書式記入案内、 理事会が最終決定を下した基準表明とともに、 正式な提案要請を発表する
2000年10月1日 提案締切日
2000年10月8日 提案に対するパブリックコメントの締切日
2000年11月1日 決定の発表
DNSのルートに追加すべき新規TLDの最初のグループについての決定を発表
2000年12月1日 レジストリ契約の完了

ICANNと選抜されたレジストリ申請者が、新たなレジストリ契約書に署名し公表する締切日

ICANN一般会員に関するICANNの定款改訂

ICANNの定款のうち、ICANN一般会員(At Large Membership)に関する改訂が予定されています。改定案の概要は以下のようなものです。

http://www.icann.org/yokohama/atlargebylaws-topic.htm

“一般”理事に関して

2000年の一般理事については、2000年11月1日までに選定される5名の一般理事は2000年のICANN年次会議終了時に任期を開始し、2002年の年次会合終了時までがその任期となります。

臨時委員会

理事選定を支援するための臨時委員会が設置されます。これには、4名の現理事とその他の個人3名(うち1名はIAB議長)によって構成され、理事候補の指名を行う「指名委員会(Nominating Committee)」と、3名の現理事とその他4名の個人によって構成され、選挙の管理・監督を行う「選挙委員会(Election Committee)」があります。

ICANN一般会員選挙

ICANN一般会員選挙のプロセスは、以下のように予定されています。

選挙プロセス

候補者の確定 現在 ~ 8/31
- 指名委員会の候補指名 (現在 ~ 7/31)
自  薦 8/1~ 8/31
選挙キャンペーン期間 9/1~ 9/30
- 各候補者のWEB掲載
- E-mailで一般会員に通知
一般会員による投票 10/1 ~ 10/10
- オンラインでの投票
- 集計
- 監視、監督
結果のアナウンス

自薦ルール案

ICANN一般会員選挙における自薦ルールが以下のURLにて公開されています。

http://www.icann.org/at-large/self-nomination.htm

7月6日まで一般からのコメントを募集し、7月16日の理事会で審議の予定となっています。候補になるためには、以下の2種類の方法が用意されています。

  • 指名委員会に指名を受ける
  • 指名されなかった場合、自薦
    • オンラインの請願を通じ、各地域の一般会員から最低限の支持を集めることによって立候補できる
    • 2カ国以上の一般会員の支持を集めなければならない

ICANNによる地域の定義

ICANNは、定款で世界を以下の5地域に分けています。

  • ヨーロッパ
  • アジア/オーストラリア/太平洋
  • ラテンアメリカ/カリブ諸島
  • アフリカ
  • 北アメリカ

そのなかで、中東はアフリカか、アジア/オーストラリア/太平洋かという問題と、コーカサス諸国(アゼルバイジャン、アルメニア、グルジア)はヨーロッパか、アジア/オーストラリア/太平洋かという問題が話し合われます。

現状で、中東諸国およびコーカサス諸国は、IPアドレスの割り振りでは北アフリカと同様RIPE NCCがサービスを提供しています。

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