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ニュースレターNo.23/2003年3月発行

第1回ng-tf研究会

2003年1月18日(土)、第1回Next Generation Task Force(ng-tf)研究会が開催されました。今回のng-tf研究会は、第3回APNG Camp(Asia Pacific Next Generation Camp)オリエンテーションと併催したことで、インターネットの現在および将来について関心を持つ人材が多く集うこととなりました。当日は現役の高校生にも参加いただくなど、Next Generationの名に恥じない幅広いメンバーでスタートを迎えることができました。

●第1部:第3回APNG Campオリエンテーション

プログラム第1部では、第3回APNG Campオリエンテーションが行われました。まずAPNG Campの設立趣旨や概要を、JPNIC副理事長の後藤滋樹氏より説明いただきました。そして第2回APNG Camp(上海)の報告、第3回APNG Camp(台北)で予定されているプログラム紹介を行い、最後に第3回APNG Camp参加者に対するJPNIC支援プログラムについてご紹介しました。

●第2部:第1回ng-tf研究会

第2部では第1回ng-tf研究会が、3名の講師をお招きしてのIssue-orientedなチュートリアル形式で行われました。JPNIC理事 佐野晋氏の「今、インターネットが抱えるHot Issueとは何か」というチュートリアルを皮切りにスタートし、参加者の方々には、現在インターネットが抱えている最新の課題や問題意識を幅広く認識いただくことができました。佐野氏のチュートリアルでは、IPアドレスアロケーションやDNS、ルートサーバの運用にみるインターネットガバナンスについて、IPv6の普及、セキュリティ、国際化ドメイン名やENUM等の話題が取り上げられました。若い参加者が多いせいか、会に活気が出て、質疑応答も分かりやすく進められました。

最初のチュートリアルが終わったところで歓談の時間を入れ、講師の方や事務局メンバーを含めて、皆様に自己紹介をしていただきました。ThinkQuest※1参加中の2名の高校生から、大学生・社会人の方まで、幅広いバックグラウンドを持つ方々の自己紹介は、楽しく、和やかな時間となりました。

その後、二つのチュートリアルが行われました。一つがJPNIC理事 坪俊宏氏による「インターネットガバナンス(1)」であり、もう一つがJPNIC IDN-TF米谷嘉朗氏の「国際化ドメイン名(1)」です。インターネットガバナンス(1)では、米国政府及びICANNの歴史的な役割の変遷を中心に、インターネットガバナンスを取り巻く諸問題を分かりやすく解説いただきました。国際化ドメイン名(1)では、まず各国の文字表記の話題から国際化ドメイン名の必要性・問題意識を探り、技術的な実現方法、未だ残る諸問題、そしてその解決への道標へと話が進みました。どちらも講師の方々のご配慮により、理解しやすいチュートリアルとなり、参加者の方々には大変満足したとのコメントを多数いただきました。

20名を超えるお申し込みをいただき、講師の方々や事務局メンバーを含めると30名を超える会となった第1回ng-tf研究会は、kick offの場として一定の成果を収めることができました。この活動は、ng-tfの目標である今後のインターネット社会を牽引するための人材の発掘・育成という主眼の下、年間を通じて行ってまいります。今後とも、皆様のご理解とご賛同をいただきながら会を進めて参りたいと考えている次第です。ご指導、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

(ng-tfメンバー/慶應義塾大学環境情報学部3年 柴田巧)
(ng-tfメンバー/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科助手 牧兼充)


※1 ThinkQuest:
世界中の中高生2~3人と1~3人のコーチが一つのチームを組み、他の生徒達にも使えるような教材webページを制作し、その出来映えを競うコンテストです。

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