メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索

ニュースレターNo.25/2003年11月発行

第4回JPNICオープンポリシーミーティング

第4回となるJPNICオープンポリシーミーティングを、2003年7月8日(火)、大手町サンケイプラザで開催しました。当日は悪天候にもかかわらず、国内のISPを始めとする67名の参加がありました。また今回は、JPNICの依頼によりアジア太平洋地域の資源管理を行っているAPNIC※1からもスタッフが3名はるばるオーストラリアより来日し、参加してくれました。

今回の大きな収穫としては、APNICと参加者の皆様が直接意見交換を行う場を提供できたこと、IPv6アドレスポリシーについて日本のコミュニティからさまざまなご意見を伺えたこと、そしてJPNICのIP事業について多くのご意見をいただけたことの3点が挙げられます。

APNICと参加者との意見交換

特別参加のAPNICからは、日本人スタッフの藤井美和氏により、日本語でプレゼンテーションが行われました。ここではAPNICおよびその他RIR※2の最新動向が紹介され、参加者との間で直接日本語での質疑応答が行われました。また、通訳を交えてではありますが、PIブロックの扱いやアドレスのフィルタリングに対する姿勢等について、APNIC資源管理業務のマネージャーであるSon Tran氏からの説明を、その場で会場の皆様に直接お伝えすることができました。APNICからJPNICのオープンポリシーミーティングへの参加は稀なことではありますが、JPNICを介した場合とまた異なる生のAPNICの声を参加者の皆様にお届けできたと思います。

IPv6アドレスポリシーについての意見

IPv6アドレスポリシーのプレゼンテーションの中でも「IPv6アドレスポリシーの課題の紹介」と「IPv6アドレスガイド策定の提案」に対して、非常に多くのご意見をいただきました。

まず前者では、国内外のIPv6ポリシーの課題を整理してご紹介しました。具体的には、IPアドレス管理指定事業者(以下、IP指定事業者)へのアンケート、連絡会での意見聴取、海外レジストリへの調査訪問等により、TAO※3の受託研究開発プロジェクトの一環として2002年度からJPNICが積極的に取り組んできた現状のIPv6ポリシーの調査や、「グローバルIPv6メーリングリスト※4」を中心に、海外のコミュニティで活発な議論が進められているIPv6アドレスポリシーの見直しなどが挙げられます。

後者では、この課題の中でも挙げられている、本来割り振り申請資格を持つ組織が心理的バリアを感じている問題への取り組みとして、IPv6アドレスガイド策定の提案を行いました。心理的バリアの多くは、ポリシーの意図を十分に説明しきれていないことから生じているため、個別ケースの紹介を行い、申請者の疑問に答えるFAQをまとめたような「ガイド」文書を策定することにより軽減されると考えたためです。

これら二つのプレゼンテーションに対して、会場からはガイドに含める内容、初回割り振り申請における基準、そしてPIアドレス※5の必要性についてさまざまなご意見をいただきました。特に興味深かったものとしては、割り振り申請はLIR※6に限定せずにエンドユーザーも認めるべき、ISPの顧客数をもとに割り振り申請資格を判断するべきといったご意見、そして技術的な要因に限らずビジネスの側面からPIアドレスを必要とする組織も存在するとのご指摘がありました。これらは、現在海外のインターネットコミュニティではまだ幅広く認知されていない新鮮な意見だったと思います。またJPNICとしても、これまで進めてきたIPv6ポリシーの調査がこのような形で実を結びつつあることは感慨深いものがあります。

IP事業部への意見

IP事業についてのご意見は、審議に関わるものが多く、まだまだ改善の余地が大きく残されていることを痛感しました。現在APNICへのスタッフ派遣の成果を活かすべく、審議業務の見直しを行っています。また、審議に関する情報の提供もより充実していきたいと考えています。その他審議業務以外に関するご意見についても適宜検討を進め、今後対応状況をまとめてご報告できるようにしたいと思います。

全体を通して振り返ると、公募による発表はなかったものの予想以上に活発な意見交換が行われました。開催後APNICのスタッフからは、英語を公用語として議論を行っているAPNICミーティングと比べると、参加者が母国語で議論を行う方がより積極的な意見が聞けて興味深かったとのコメントをいただきました。これは開催側としても非常にうれしい結果です。できれば、次回からは是非JPNIC関係者以外のさまざまな方からの発表をいただきたいと思いますので、皆様からのプレゼンテーションのご応募もお待ちしています。

(JPNIC IP事業部 奥谷泉)

参照URL

第4回JPNICオープンポリシーミーティング
http://www.nic.ad.jp/ja/materials/ip/20030708/


※1 APNIC:Asia Pacific Network Information Centre
※2 RIR: Regional Internet Registry 地域インターネットレジストリ
※3 TAO:Telecommunications Advancement Organization of Japan 通信・放送機構
※4 グローバルIPv6メーリングリスト:
http://mailman.apnic.net/mailman/listinfo/global-v6
※5 PIアドレス:プロバイダ非依存(Provider Independent)アドレス
※6 LIR: Local Internet Registryローカルインターネットレジストリ

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

このフォームをご利用した場合、ご連絡先の記入がないと、 回答を差し上げられません。 回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2020 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.