メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索

ニュースレターNo.34/2006年11月発行

第10回JPNICオープンポリシーミーティング報告
JPNICからの提案について

ここでは7月7日(金)に開催されました第10回JPNICオープンポリシーミーティングにおいて、JPNICから行った提案についてご紹介したいと思います。

まずミーティング全体については、APNICから出席してくださったサービスマネージャーのSon氏は「すごく議論が活発でいいミーティングだね」との感想を残して帰っていきました。確かに、ここ数回のミーティングでは関係者以外の方も発言してくださるようになってきており、個人的にもミーティングの目指しているボトムアップの形に少しずつ近づいている印象はあります。もちろん、参加者の幅が狭い、JPNICからの発表が多い等、まだまだ課題もつきませんが。

今回JPNICからは二つの提案と、三つの発表を行いました。また、その他にボランティアベースでJPNICのWHOISにおける情報の登録/公開について検討を進めているWHOIS検討WGを代表し、JPNICの佐藤晋が発表を行った提案も1点ありました。

JPNICからの提案に対する主なご意見と結果は以下の通りです。

Lame Delegationの改善に関する提案 (小山祐司/JPNIC)

[提案内容]

概要:
http://venus.gr.jp/opf-jp/opm10/p010-02.html
発表資料:
http://venus.gr.jp/opf-jp/opm10/jpopm10-7.pdf

[主な議論]

逆引きネームサーバが不適切に設定されている状況(Lame Delegation)に対して、機能していないDNSへの逆引き委譲を停止する仕組みを入れる提案をいたしました。これに対し、機能していない逆引きDNS数がほぼ横ばいになっているのに、この仕組みを入れる理由や、実装するにあたり、到達性のないことの判断基準、申請を拒否する場合の仕組み等について複数の質問が出ました。また、逆引き委譲の停止措置を受ける対象者が十分に参加しているのか定かではないこの場で決議を進めて問題ないのか等について懸念する意見もありました。特にPIアドレスのユーザーについては連絡がとれず、ユーザーが認知しないまま逆引きの委譲が切られてしまう可能性が高いのも事実です。大筋として、機能していないDNSへの逆引き委譲を停止する方針には賛成するものの、実装に入るまでにはまだ多くの検討が必要との意見が多数を占めました。

[結果]

考え方についてはコンセンサスが得られましたが、具体的な実装方法については再提案を行うことになりました。

歴史的経緯を持つPIアドレスに関する今後の取り組みについて (佐藤香奈枝/JPNIC)

[提案内容]

概要:
http://venus.gr.jp/opf-jp/opm10/p010-03.html
発表資料:
http://venus.gr.jp/opf-jp/opm10/jpopm10-8.pdf

[主な議論]

歴史的経緯を持つPIアドレスの回収を進める方針については早く取り組むことが望ましいなど、前向きなご意見をいただきました。一方、幅広いメディアを利用した告知の方法、JPNIC WHOISの登録情報以外の連絡先についての確認等、より積極的に状況の周知と、正しい連絡先情報の登録を進めるべき等のご指摘もいただきました。

[結果]

利用されていないPIアドレス回収の方針についてはコンセンサスが得られました。ただし、実際の回収手続きを行う前に、手続き方法について、今回提案の手続きで進めて問題ないか再度議論を行うこととなりました。

WHOIS登録ルールの変更提案(佐藤晋/ JPNIC & WHOIS検討WG)

[提案内容]

概要:
http://venus.gr.jp/opf-jp/opm10/p010-01.html
発表資料:
http://venus.gr.jp/opf-jp/opm10/jpopm10-5.pdf

[主な議論]

指定事業者の意見も十分に取り入れた上で実装を進めるべき、ISPへの影響も考慮し、できるだけ早く実装スケジュールを提示してほしい等のご指摘をいただきました。

[結果]

  • 提案1と提案4についてはコンセンサスが得られました。
    • 提案1:個人ユーザーのプライバシー保護のため、個人ユーザーへの割り当ての場合、組織名の登録内容を指定事業者サービス名とする。
    • 提案4:指定事業者間の連絡先電子メールを登録し、指定事業者申請ページにて、指定事業者間で参照し、一般には公開しない。
  • 提案2と提案3については継続議論となりました。
    • 提案2:担当グループ情報の登録を個人に対しても認め、組織名の登録は任意とする。
    • 提案3:担当グループ情報の連絡先登録を[電子メール]、[電話番号]、[FAX 番号]のいずれか2つでOKとする。

その他、提案事項以外では、現在アジア太平洋地域全体で議論が進められている「現行IPv6アドレス配布ポリシーの変更」(http://venus.gr.jp/opf-jp/opm10/jpopm10-9-2.pdf)に関して、議論が盛り上がり、実際サービスに携わっている方から具体的なケースをご紹介いただいた上で、ご意見をいただいたことは大変参考になりました。

注:第22回APNICミーティング(2006年9月4日~9月8日)では、国内からいただいたご意見をスライドにまとめて紹介し、懸念事項として挙げられていた「/48以下のサイズの割り当ては審議が不要であること」、「希望すればLIRの判断で/48の割り当てを引き続き行ってよいこと」については提案者に確認しました。(参考:P50第22回APNICオープンポリシーミーティングレポート)

残念ながらここで詳しく記述することはできませんが、ミーティングの議事録を下記のURLで公開していますので、興味のある方はそちらで当日の議論をご確認ください。

□第10回 JPNIC オープンポリシーミーティング
http://venus.gr.jp/opf-jp/opm10/opm10-program.html

今後の進め方としては、ミーティングでコンセンサスが得られた提案については、メーリングリストでの最終確認のプロセスを経て、ポリシーWGチェアによる最終的なコンセンサスの判断が行われた後、JPNICにおける施行の検討に入る予定です。

最後に余談です。今回は、開催後いつも関係者で集まっている飲み会の拡大版として、ミーティング参加者の方も交えた非常に簡単な懇親会を九段会館のビアガーデンで行いました。ただ、発表が当日だったこともあり「事前にわかっていれば参加していたのに……」というご意見もいただいており、今後、もう少しきちんとした懇親会を開催することについてもポリシーWGとも相談しながら検討していきたいと思います。こういう場で参加者同士がリラックスした面を見せ合うことによりミーティングでも発言しやすくなっていくとよいな、と思ったりしています。

終日の長い議論にお付き合いいただいたみなさま、どうもありがとうございました。

(JPNIC IP事業部 奥谷泉)

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
よろしければ回答の理由をご記入ください

それ以外にも、ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2024 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.