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ニュースレターNo.43/2009年11月発行

インターネットインフラ/サービスの広がり

JPNIC監事  大町 隆夫

2008年6月にJPNIC監事に就任し、JPNICの活動に直接参加させていただいてから、あらためて私の生活におけるインターネット(IPネットワーク)の占める重要性を再認識させられております。

私が自宅で初めてPCを購入して使い始めた頃は、まだネットワークへの接続は無く、もっぱらワープロとしての利用でした。そのうちに「PC-VANっていうネットワークサービスは面白いぞ」という友人の強い勧めでやっと電話回線モデムを通してネットワークサービスを使い始めたのですが、一気に世界中の情報が怒涛のように我がPCに押し寄せたような戸惑いと驚きを感じたことを今でも覚えています。アナログモデムでの伝送速度は1600bpsとか2400bpsとかで、今では考えられない遅さでしたが、それでも世界中の情報にアクセスできる喜びは並大抵のものではありませんでした。

次のインターネット接続の変革は、アナログからデジタルへの進歩でした。ISDNのサービスが開始されると我が家でも、早速アナログ電話回線をISDN回線に変更し、かつ全ての部屋からISDNに接続できるように、家の中にスター型にISDNの回線を引き回しました。これで小さな家ではありますが、Any Roomからのデジタルでのインターネット接続が可能になりました。我ながら優越感に浸っていたわけですが、それでも伝送速度は64kbpsですので、大量のメールをダウンロードするには、お風呂に入って湯上がりのビールを楽しむぐらいの時間がかかっていました。

一気に我が家のインターネット接続環境が変わったのは、アクセス回線をメタルから光(FTTH)に変えた時です。回線の伝送速度は上り/下りともに30Mbps程度は出ますので、ISDNに比べて3桁近く跳ね上がったことになり、メール受信があっという間で終わることに感動したものです。またこの速度向上(ブロードバンド化)により得られる情報も、ハイビジョンの動画を含むリッチコンテンツへと飛躍的に変化をしました。

しかし、さらに大きな変化が今起きています。それがモバイルブロードバンド化の流れです。ホットスポットに代表される無線LANサービスの高速化(802.11abgn)、携帯ネットワークを使った無線アクセス網(HSDPA)、無線MAN(Metropolitan Area Network)としてのWiMAXのサービスが広がり、来年以降はLTEサービスで100Mbpsと、有線と同等以上の伝送速度が可能になります。このモバイルブロードバンドの広がりによって、インターネットを使ったサービス内容も大きく変革すると思われます。それがユビキタスの世界です。全てのモノがネットワークにつながり(All IP化)、どこからでもアクセスでき(Any Where)、個人(Person)の特性やTPO(Time, Place, Occasion)に合った最適な情報を瞬時に(Broadband)入手できる世界が広がることになり、そこから新たなサービス創造も始まると考えます。

これらの新たなインターネットインフラ/サービスを実現する上で、JPNICの使命であるIPアドレスの提供/管理/サービスの重要性はますます増大していくと考えます。特にIPv4アドレス在庫枯渇問題の解決は、まさにユビキタスの世界を実現させるためには乗り越えなければならない大きな課題であり、IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースと連携した積極的な対応の実践を進めていく必要があると考えております。


執筆者近影 プロフィール●大町 隆夫(おおまち たかお)
1977年に慶應義塾大学工学部修士課程を卒業し、NECの中央研究所に入社。FAX、静止画、動画などのデータ圧縮研究や国際標準化(JPEG、MPEG)などに携わり、その後事業部にてFAX、TV電話、PCベースTV会議システム、アナログ/デジタル放送受信PCなどの商品開発を経て現在に至る。趣味はTV録画を携帯端末で毎日通勤時に見ることと、飛行機関連の本を読むこと。信念は、「頑張れば道は開ける」。

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