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ニュースレターNo.43/2009年11月発行

「Internet Week 2009 ~インターネットの進化論~」秋葉原でいよいよスタート!

今年もインターネットの最新技術動向満載のInternet Weekを、2009年11月24日(火)から11月27日(金)までの4日間、秋葉原コンベンションホールにて開催します。本稿では、これまでのInternet Weekを振り返るとともに、今年のテーマやプログラムについてご紹介します。

Internet Weekの歩み

Internet Weekは、年1回JPNICが主催する、インターネットに関するイベントです。Internet Weekの原型となったカンファレンスは、IP Meetingというもので、1990年に第1回が開催されました。日本のインターネット関係者が、相互接続に必要な技術事項を話し合うために、年に一度集まるようにしたのが始まりだと言われています。(現在IP Meetingは、Internet Week中のプレナリセッションとしてその名を残しています。

これがInternet Weekという名前になったのは、1997年。JPNICが社団法人として法人化したのと時を同じくします。日本で商用のインターネットサービスが定着し、インターネットが拡大の一途をたどる時期です。インターネットの基盤技術に関するチュートリアルが数多く配置され、拡大する技術需要にも対応しました。現在第一線で活躍なさっている方々の中にも、Internet Weekのチュートリアルで最初の一歩を踏み出したとおっしゃる方が時折いらっしゃり、嬉しい限りです。

Internet Weekは開始以来2006年まで、大阪、京都で1回ずつ開催したのを除き、パシフィコ横浜を会場としていました。「12月第1週の横浜はInternet Week」というのが、当時の日本のインターネット業界には風物詩として定着していたと思います。しかし、2007年にこの規模を縮小して、場を東京・秋葉原へと移します。開始から12年の間に、Internet Weekが掲げる「インターネット」というキーワードが、その拡大とともに、ありとあらゆるものを包含する、焦点を絞りづらいものになってしまったこと、インターネットの基盤技術に関する教育プログラムや日本語による参考文献が充実し、Internet weekのチュートリアルが持っていた意義が薄れたこと、などが理由として挙げられます。

しかしながら、2007年以降、東京に拠点を移したInternet Weekでも、その上で、やはり「インターネット」というキーワードにこだわり続けています。つまり、いろいろな技術やトピックの中で、真にインターネット的なものはなんだろうか、インターネットを成り立たせる上で重要で本質的なことはなんだろうかということを見つめなおして、イベントとしての規模が小さくなった分、本質を捉えて先鋭化しようとしています。

今年のテーマ、そして「Internet Week」がめざすもの

Internet Week 2009 インターネットの進化論 2009.11.24~11.27

今年のテーマは、「インターネットの進化論」。今年、このキーワーで表現を試みていることは、現在のインターネットの功罪や真価を捉え、自分達が進化のどの過程にいるのか、明日に向けて何をどうすれば良いのか、その足掛かりの一端を示すということです。

インターネットが、情報通信インフラの中心であることは今や間違いないでしょう。しかしそれは、常に改善の余地をはらむという意味で、未完成なものであり、それがインターネットの発展を支えてきた性質です。この未完成という性質が、純粋な技術だけでなく利用方法も含め、日々大きく変化する人々の想像力を巻き込んで、情報に関するスキームや哲学をも変化させています。

最近では「仮想化」「クラウド」がキーワードとなりました。一方、社会的には、進化する情報流通の在り方と、法律をはじめとする社会制度とのミスマッチや、インフラとしてのセキュリティ懸念が指摘され、さらには、「環境を意識したインターネット」の在り方も問われています。また、ここまでの成長を支えてきたIPv4アドレスの在庫枯渇という、新たな拡張に向けた最大の試練をどう乗り越えるかは、全てのインターネット関係者にとって、喫緊のテーマとなっています。このような問題を解決し続けていくことが、インターネットが発展し続ける道であり、Internet Weekは、その道標でありたいと考えています。

Internet Week 2009のプログラム

上記を実現するにあたり、今年もインターネットの最前線で活躍される方々をスピーカーにお招きし、インターネット基盤技術の最新動向を中心とした、下記のセッションを行います。また、お昼休みの時間には、例年ご好評をいただいている協賛企業様によるランチ付きセミナー、夕方からはBoFも開催します。

Internet Weekが、インターネットの本質を具現化するイベントとなるようにと想いを込め、プログラム委員と議論を重ね、一緒に準備作業を進めてまいりました。皆様にとって有意義なものをめざし、作り上げたInternet Week 2009に、ご期待ください。今年も多くの皆様のご参加を心よりお待ちしています。

(JPNIC インターネット推進部 前村昌紀)

Internet Week 2009 プログラム

Internet Week 2009 開催概要(2009年11月4日時点)

【会 期】
2009年11月24日(火)~11月27日(金)4日間
【会 場】
秋葉原コンベンションホール
【U R L】
http://internetweek.jp/
【テーマ】
「インターネットの進化論」
【主 催】
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
【企 画】
Internet Week 2009プログラム委員会
【後 援】
総務省/文部科学省/経済産業省/IPv6普及・高度化推進協議会/財団法人インターネット協会(IAjapan)/仮想化インフラストラクチャ・オペレーターズグループ(VIOPS)/クライメート・セイバーズ コンピューティング・イニシアチブ(CSCI)/社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)/一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)/社団法人情報サービス産業協会(JISA)/独立行政法人情報通信研究機構(NICT)/社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)/社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)/日本DNSオペレーターズグループ(DNSOPS.JP)/財団法人日本データ通信協会(Telecom-ISAC Japan)/一般社団法人日本電子認証協議会(JCAF)/日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)/特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)/日本UNIXユーザ会(jus)/WIDEプロジェクト(WIDE)
【協 賛】
NTTコミュニケーションズ株式会社/株式会社日本レジストリサービス/インターネットマルチフィード株式会社/株式会社SRA/シスコシステムズ合同会社/株式会社創夢/日本インターネットエクスチェンジ株式会社
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