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ニュースレターNo.69/2018年7月発行

インターネットことはじめ

第4回 知りたい情報を見つけ出す その1 "Webディレクトリの時代"

情報検索の移り変わり

イラスト:博士

皆さんは、ネット上で目的の情報をどうやって見つけていますか? 最近では「スピーカーやスマートフォンに話しかける」という人が増えてきているようです。 思いついたキーワードをWebブラウザに入力して、 ネット検索するという人もまだまだ多いでしょう。 「ググる」という言葉があるように、何でもググる、つまり、 何でもキーワード検索することが当たり前になってから、 既にかなりの年月が経過しています。

しかし、インターネットが広まり始めた1990年代の半ばごろは、 情報を探す場合「Webディレクトリ」で調べることが普通でした。 ディレクトリ(Directory)はもともと、名簿や建物のフロア案内など、 何らかの形で情報を整理し、調べやすい形にまとめたものです。 つまり、WebディレクトリはWebサイトの情報を整理し、 調べやすい形にまとめたWebサイト/サービスだったのです。

Webディレクトリの登場

イラスト:ロボット

Webブラウザを使い始めたものの、 どんな情報がどのWebサイトにあるかがわからず、 情報にたどり着けない。 また、新しいWebサイトを開設しても、みんなに来てもらえない。 これはインターネットの黎明期に誰もが悩まされたことです。 知人/友人に聞く、専門誌の情報を読む、といった手段は当時もありましたが、 それらは網羅的に最新の情報を得るには頼りないものでした。 やがて、その情報を入手できるWebサイトの一覧とそのURLをまとめたWebページを公開し、 随時更新すれば良いと皆が気づき始めます。 加えて単なるリストではなく、ジャンルやカテゴリー別に分類しておけば、 目的のWebサイトを探しやすくなります。 これがWebディレクトリの始まりです。

日本での草分けは、 1993年に開設されたNTTのWebページにあった「日本の新着情報」です。 もっとも、これはその名の通り新しく見つかったページを紹介するもので、 ジャンルやカテゴリーごとに分類されているわけではありませんでした。 当時、ここを定期的にチェックして、 新たに開設された面白いWebサイトをブックマークするのがお決まりの手順でした。

1995年には「日本のサーバ一覧(Yahho)」という、 より本格的なWebディレクトリページが始まりました。 間違えやすいですが、Yahoo!ではなくYahhoです。 これは豊橋技術科学大学の大学院生だった近多泰宏氏が個人で立ち上げたサービスです。 1996年にはYahoo! Japanがサービスを開始したので、当時はよく間違われました。

Yahoo! Japanの元になったYahoo!も、 元々はスタンフォード大学の学生だったDavid Filo氏と楊致遠氏が作ったWebディレクトリです。 当初は人手でまとめていた情報をプログラムで自動的に収集するようにして、 1995年にはYahoo!を設立してサービスを開始しました※1。 2018年現在のYahoo! Japanはさまざまなサービスを提供していますが、 元々はWebディレクトリだったのです。

1990年代後半にはYahoo!のみならず、 Webディレクトリを中心にメールやニュースなどさまざまなサービスを提供する、 ポータルサイトが増えました。 有名どころだけでも、Excite、goo、infoseek、Lycos、MSN、 フレッシュアイなどが立ち上がっています。

いかにしてWebページを見つけるか

1990年代前半のインターネットは牧歌的な時代で、 Webディレクトリにおいても新しいページを人が探して、 分類・登録することで十分に間に合いました。 しかし1995年以降のインターネットブームでWebページは爆発的に増え、 とても人手では間に合わなくなりました。 そこで各社とも、プログラム(クローラーとか、 ロボット/ボットと呼ばれます)で自動的に情報を収集して整理するようになってきました。

ユーザーからしてみると、 Webディレクトリは分類された項目を順にたどって探すのが基本になります。 当然、サービスによって分類方法は違うので、 その癖を把握しないとなかなか目的のページにたどり着けません。 また、分類して一覧にしてあるといっても、 量が膨大になれば探すにも手間がかかります。

そこで各社とも、検索機能を併用するようになりました。 とはいえ、当初はサイト内の全文検索といった形で、 望みの結果を出すのはなかなか難しいものでした。 なので、一度見つけたWebページをもう一度見つけるのはそれなりに骨の折れる作業で、 Webブラウザのブックマークに登録しておくのが1番確実な方法でした。

実はWebディレクトリとほぼ同じ時期に、 いわゆるインターネット検索エンジンも登場していました。 有名なのものではAltaVistaやInfoseek、Lycosなどが挙げられます。 ただ、当時の検索エンジンもWebディレクトリの検索機能と同様、 なかなか思った通りの結果が出ませんでした。 結局Webディレクトリを使う方が速いことが多かったのです。 そのため、2000年くらいまではWebディレクトリの天下が続きました。

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