メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索

ニュースレターNo.72/2019年7月発行

INTERNET ♥ YOU No.7

株式会社KDDI総合研究所 コネクティッドカー1グループ 研究主査 宮坂 拓也

タイトルバック

KDDI株式会社に入社され、 現在は株式会社KDDI総合研究所でネットワークエンジニアとして活躍されている宮坂拓也(みやさかたくや)さんにお話をうかがいました。 IETFやJANOGでの活動もありお忙しい中、 休日はお子さんと遊びに出かけることが多いそうです。 そんな宮坂さんに、ご自身のキャリアや、 コミュニティ活動に取り組むようになったきっかけ、 将来の目標などを語っていただきました。

宮坂さんがインターネットに興味を持ったきっかけ

最初にインターネットに触れたのは、小学生の頃で、 Windows 95を使ってWebページを見ていました。 中学・高校でも一般的なユーザーでしたが、 大学の必修科目で受けた授業で学術的な切り口ではなくリアルなインターネットの話を聞き、 興味を持ちました。 研究室では、センサーデバイスの通信を研究していました。 就職活動の時に、ネットワーク運用に興味がありながらも、 技術開発もやりたいと思っていたので、 一つの組織でネットワークのあらゆる分野に関わることができるKDDIを志しました。

これまでのキャリアについて

2011年にKDDIに入り、最初の1年は研修の他に、 OJTの形でコアネットワークの運用保守に携わりました。 2012年に技術開発部門に異動し、 コアネットワークやバックボーンネットワーク、 ルーターに関する技術開発を担当しました。 ネットワークのデザインを考え、それを実現するためのルーターの選定や、 BGP (Border Gateway Protocol)やIGP (Interior Gateway Protocol)の設計をし、 ベンダーとやり取りをしながら検証を行うことが中心です。 検証を終えたものを運用部門に引き渡すところまで担当しました。 2018年4月からは、研究部門に携わりたいといという自分の希望もあって、 KDDI総合研究所に異動し、 コネクティッドカーを支援するためのネットワークの技術開発を行っています。 基本的にはIPレイヤの通信を見ており、車のために必要なことは何でも取り扱います。 自動車向けの通信では5Gが研究されていたり、 遠隔運転のような最新技術も検討されています。 一方で、インターネットでは帯域保証やレイテンシの保証が難しいため、 遠隔運転のようなミッションクリティカルな通信を担保するためにさまざまな考慮が必要です。 命に関わるセンシティブな面がある中で、どうやってアプリを動かすのか。 自動車メーカーもITに本腰を入れてきていて、チャレンジングな分野です。

IETFやJANOGなどのコミュニティ活動について

IETF参加は、2012年に上司が執筆していたVPN環境におけるMPLS (Multi-Protocol Label Switching)のLSP (Label Switched Path)に関する技術拡張のインターネットドラフトを発表することになったのが最初でした。 それ以後は、ルーティング分野を中心に継続参加しています。 JANOGは、2016年のJANOG40の時にスタッフをやらないかと誘われたのがきっかけです。 また、その頃インターネットの事業をやっているのにコミュニティの会合に参加していないことに対して、 会社が危機感を持っており、会社からのサポートも得られるようになりました。 標準化活動や開発で取り組んでいることが、 ユーザーにとって役に立つのか自分では分からないことがありますが、 コミュニティの場で発表を行うことで、フィードバックを得られます。 他組織のエンジニアと密に話す機会を持てることも面白いです。 JANOGの運営委員に誘ってもらえたことは、すごく嬉しかったです。

最近気になっている技術

モバイルネットワークと、 コアネットワークやバックボーンネットワークをどのように連携し、 高品質にできるかに興味があります。 モバイルネットワークは、LTEや5Gを使って、法人向けネットワークを提供したり、 コネクティッドカーでセンサーが取得したデータを送ったり、 いろいろなサービスを提供しようとしていますが、 サービスごとに求められる品質は全く異なります。 そこをいかに連携し合ってサービス品質を向上できるかが、難しいですが面白い技術です。

今後の目標について

自分で何かを作ることを、続けていくことです。 ネットワークエンジニアとしてどう生きていくかを考えることがありますが、 オペレーション自動化のためのソフトウェアなど、 ソフトウェアを作ることができるネットワークエンジニアになるというのが、 自分の将来の方針になっています。

最後にインターネットに対する愛情のこもったメッセージをお願いします!

インターネットは、自律分散で動いているのが素晴らしい。 神様のような存在が物事を決めているのではなく、みんなが決めている。 それを無くしてはいけないと思っています。 コミュニティー活動を通じて、 お金や会社の関係にとどまらず繋がったエンジニアが連携し、 インターネットを維持発展させていくことが大事です。 そうすることで、 さらに高度な技術やサービスの実現に繋がるのではないでしょうか。

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

このフォームをご利用した場合、ご連絡先の記入がないと、 回答を差し上げられません。 回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2020 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.