メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索

2003年5月16日

JPNIC Next Generation Task Force (ng-tf) 2003年度活動計画

  1. 背景
  2. 目的
  3. 2003年度活動計画と目指す成果
    1. 研究会の開催
    2. 国際交流活動
    3. 合宿の開催
    4. メーリングリストの運営
    5. 新人材発掘のための広報活動
    6. その他
    7. 上記a.からf.の企画・運営のための、メンバーによるミーティング
  4. 関連組織
  5. メンバー・事務局
  6. 委嘱期間

1. 背景

インターネットの普及により、インターネットはその社会インフラとしての重要 性が高まり、より多くの技術と社会の接点における課題が出てきている。今後の インターネット社会の発展のためには、この技術と社会の接点における様々な課 題の解決に携わることのできる人材を育成し、増やし、インターネットに関連す る諸問題の解決にあたることができる人材の層を厚くしていくことが急務である。 このようなインターネット社会における課題を解決することのできる人材を発掘 し育成していくための組織として、2002年12月、Next Generation Task Force (ng-tf)が発足した。


2. 目的

  1. 既存の枠組みでは発見が困難な、新しいタイプのインターネットに関連する諸問題を明確化し、共に解決に向け行動する人材発掘の場とし、JPNIC及びインターネットコミュニティが今後取り組むべき課題の発見を行うことを目的とする。
  2. 以下のような能力を持ったNext Generation(NG)人材の発掘・育成を行い、インターネットの円滑な運営を支えるというJPNICの活動に貢献することを目的とする。
    1. インターネットの円滑な運用を支える人材
    2. インターネットを巡る技術的問題と社会的問題の両方に理解がある人材
    3. 次世代インターネットの発展に寄与できる人材
    4. 国際的な場でリーダーシップの取れる人材
    5. 多様なバックグラウンドを持った人と協調できる人材
    この5つの能力を併せ持つことが、今後のインターネット社会を牽引するための人材として必要と考える。
  3. 国内外における活動を通じ、JPNICのプレゼンス向上・チャネルの増加を図ることを目的とする。

3. 2003年度活動計画と目指す成果


a. 研究会の開催

インターネット社会において解決すべき課題は山積みである。このような様々な課題解決のための議論に加わるためには多くの前提知識が必要となる。そこで、今Next Generation人材が扱うべき課題に関する知見を持った講師によるチュートリアルとそれを受けてのディスカッションを軸とする研究会を開催する。

研究会は新たな人材の発掘とNGの知識レベルの向上を主眼として開催される。可能な限り敷居を低くし、様々なバックグラウンドを持った新規の参加者が毎回出るようにする。年度末にJPNICの活動への積極的参画を希望する新たな人材を5名以上獲得することを目指す。

チュートリアルではインターネットの最新の課題に関する基礎的な知識を身につける。参加者同士のディスカッションの場を設け、その課題の解決方法の新たな切り口を探る。研究会開催後は、研究会の成果をまとめた形の報告書の作成と共に、メーリングリストなどで議論を継続し、取り上げた様々な課題に対してJPNICが取り組むべき方向性を助言・提案を行う。

2003年度は研究会を5、6、8、10、12、2月の6回行う予定である。12月の研究会はInternet Weekに併せて開催し、2003年のインターネットのHot Issueについての報告を実施する。

研究会開催予定とテーマ
5月 インターネットとセキュリティ
6月 インターネットと電話
8月 インターネットの発展性、IPの未来
10月 Wirelessインターネット
12月 Hot issue of This year on the Internet (Intenet WeekにおけるBoFの開催)
2月 日本のインターネットの歴史
目指す成果
・5名以上の新人発掘
・JPNICが取り組むべき方向性の助言・提案

b. 国際交流活動

APNG Campに対するJPNICの取り組みに関して、その参加レベルの判断を行う際、助言を行う。第4回への取り組みについては5月、第5回への取り組みについては9月に助言を行う。

APNG Camp開催日程と開催地(予定)
2003年8月 韓国・釜山
2004年2月 マレーシア・クアラルンプル

JPNICのAPNG Campへの参画の方法とレベルは次のように考えることができる。

レベル1:
日本のコミュニティに対してAPNG Campを広く宣伝し、参加者を募集する。
レベル2:
参加希望者に対して金銭的な支援(参加費用の一部をJPNICが負担)をし、日本から一定数の参加者を送り出す。
レベル3:
参加希望者に対して金銭的な支援(参加費用の全部をJPNICが負担)をし、日本から一定数の参加者を送り出す。
レベル4:
日本から Camp の企画・運営を担う人材を出し、JPNICは金銭的な支援(参加費用の全部をJPNICが負担)およびモラルサポートを行う。(JPNICもAPNG Campの主催者側に立つ)

レベル4以上のの判断が行われた場合は、JPNICの国際協力活動の担い手として、APNG Campの企画・運営に参画し、APNG Campの成功に貢献する。

APNG Campの企画・運営を通じて国際的な視点でインターネットを考える経験を積み、他の国際会議・イベントのNext Generation(NG)人材の派遣につなげていく。

また、アジア太平洋地域の各NICなどにおけるNext Generation Task Forceに類する組織立ち上げに際しては、JPNICにおける取り組みの情報を積極的に提供する。

目指す成果:
  • APNG Campに対するJPNICの取り組みに関する助言実施
  • APNG Campの成功


c. 合宿の開催

年に2回程度国内で合宿を開催する。インターネット社会の変化はめまぐるしく、情報キャッチアップを継続し続けることは難しい。年2回、合宿を開催し、直前の半年間に起きたインターネットを巡る課題の確認とディスカッションを行う。

合宿はJPNICに対して今後取り組むべき課題についての助言・提案を行うためメンバ同士でインターネットの最新動向のリサーチを行う場と位置づける。6月と12月に今後取り組むべき課題についてのリサーチペーパーを提出する。

開催時期(予定)
2003年5月
2003年11月

※2003年度は広く参加者を募る形ではなくメンバを中心とした合宿とする。

目指す成果:
  • JPNICが取り組むべき方向性の助言・提案実施


d. メーリングリストの運営

NGの人材が相互に交流するためのメーリングリストを運営を行う。特に研究会のチュートリアルにて提示された課題に関する議論・情報共有を行う。

研究会の場だけでなく、MLでの議論を通じて新たな人材の発掘を行うことも射程に入れる。

目指す成果:
  • 5名以上の新人発掘(研究会と連動)
  • JPNICが取り組むべき方向性の助言・提案(研究会と連動)


e. 新人材発掘のための広報活動

ng-tfの活動を広く内外にPRする。既存のチャンネルの利用だけでなく、大学などへの広報活動を重視する。新たな人材発掘のためには、大学における広報が不可欠であると考える。学生だけでなく、社会人の参加についても視野に入れ、積極的にアプローチする。

また、「インターネットが抱える課題」という内容の論文を募集し、優秀者を表彰する活動を行う。

この論文コンテストは人材の発掘とJPNICが取り組むべき新たなテーマの発見に結びつけるために実施する。

目指す成果:
  • これまでJPNICと関わりのなかった組織からのng-tfの活動への参画者の輩出
  • 「論文コンテスト」を通じて、新人発掘
  • JPNICが取り組むべき方向性の助言・提案


f. その他

a~eの活動が軌道に乗った後には次のようなことに取り組んでいく

○メールマガジンの発行
Next Generation人材がインターネットに関係する必要な情報を提供するメールマガジンを発行し、ボランティア公募や各種イベントの情報を提供する。
○インターン・ボランティアの斡旋
インターネットが抱えるの最新の課題にNGが触れるためには、インターンやボランティアの経験が有効である。ng-tfとして、情報を把握した上で、NGに対してインターンやボランティア募集の情報提供、人材の紹介を行う。


g. 上記a.からf.の企画・運営のための、メンバーによるミーティング

隔週から月1回程度の頻度で、原則としてJPNIC事務局にて開催する。



4. 関連組織

この活動を進めるにあたっては、以下の組織との協調を前提とする。

  • Asia Pacific Next Generation Camp(APNG Camp)
  • Internet Week実行委員会
  • 各大学


5. メンバー・事務局

メンバー:
Chair: 牧兼充(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科助手)
Vice-Chair: 遠藤淳(株式会社日本レジストリサービス)
川上洋平(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社)
川端宏生(JPNIC事務局 IP事業部)
佐藤有希(一橋大学社会学部4年)
史虹波(早稲田大学メディアネットワークセンター助手)
柴田巧(慶應義塾大学環境情報学部4年)
事務局:
根津智子(JPNIC事務局 インターネット推進部)
飯塚有紀子(JPNIC事務局 総務部)


6. 委嘱期間

2003年4月1日~2004年3月31日



このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
よろしければ回答の理由をご記入ください

それ以外にも、ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2024 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.