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ICANNトピックス

2006年7月5日

ICANNがチリのccTLD管理者と関係を構築

2006年6月24日

 ICANNは本日、.cl-チリの国コードトップレベルドメインの管理者である、 NIC Chileと、アカウンタビリティ・フレームワークに署名したことを発表しました。

 アカウンタビリティ・フレームワークプログラムは、 ccTLD管理者がICANNとの関係を構築するための2つのメカニズムを提供しています。 1つ目は、 ccTLD管理者とICANNの義務を定義するアカウンタビリティ・フレームワークドキュメントです。 これは、紛争処理とその終結についても対象としており、 ICANNとの公式文書を必要とするccTLD管理者のために作成されています。

 2つ目のメカニズムは、ICANNとccTLDの管理者間で書簡を取り交わすことであり、 責任に関する既述がより簡素である方が適する場合のために作成されています。

 アカウンタビリティ・フレームワークに関するドキュメントで、 既に署名されたものは、 http://www.icann.org/cctlds/agreements.htmlで見ることができます。

背景

 インターネットは時を経て発展し、商業化されるにつれ、 利害関係者が関心を寄せるようになった分野の1つとして、 責任ある組織を認識し非公式に連絡を取ることができ、 結果として個々の役割と責任を明確化するのに最適なメカニズムを確立することがあります。

 2000年以来、 ICANNはccTLD(国やいくつかの領土のために制定された2文字TLD)管理者と共に、 ICANNとccTLD管理者の関係性についての文書化に取り組んでいます。 ccTLDやccTLDを運用する組織によって(組織の形態、ポリシー、経済、言語、 文化、法的環境、政府との関係などの観点から)事情が様々なため、 これらの関係性は複雑です。

 ICANNは、スポンサー契約を通じて.au、.jp、 .keなど多くのccTLD管理者との関係性を正式なものとしています。 しかしながら、これらの契約書は非常に細部にわたる文書であるとの認識の元、 ICANNは広く合意された基本線となる基準を策定するにあたってccNSOに対して援助を求めました。 これがアカウンタビリティ・フレームワークとして知られるようになるものの基礎となりました。 ICANNは、大方の合意が得られた基準を基に、 各ccTLDの状況に関して個々にドキュメントを調整できる柔軟性を伴うアカウンタビリティ・フレームワークのドキュメントを策定しようと意図していました。

 最初の助力の要請があったのは、2004年7月のICANNクアラルンプール会合でした。

 そこで、ccNSOはccNSOのメンバーとより広いccTLDコミュニティからなるアカウンタビリティ・フレームワークワーキンググループを形成しました。 ワーキンググループのメンバー内の議論に加え、ケープタウン、マルデルプラタ、 ルクセンブルグでのccNSO会合でも重要な議論がなされています。

 2005年12月14日、ccNSO評議会は、 ICANNとアカウンタビリティ・フレームワークについて議論する際にccTLD管理者に考慮いただくガイドラインとして、 アカウンタビリティ・フレームワークワーキンググループ中間報告を発行することを決議しました。 2005年12月19日には、ccNSO評議会はccNSOのメーリングリストにその決議を公表し、 公表後7日間経っても反論がなかったので、 現在は運用可能なガイドラインとなっています。 ガイドラインは、2006年1月6日にICANNccNSOウェブサイトにて発行されました。

ICANNからのアナウンス(2006年6月24日)

"ICANN formalizes relationship with ccTLD Manager for Chile"

参考

ICANNがアカウンタビリティ・フレームワークに関するドキュメントを掲載

以上

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