Steve Crocker (Shinkuro, Inc.)

Steve Crocker さんは、インターネットの父と呼ばれる何人かの一人で、 インターネットの原点と言われるARPAnetの開発に携わり、その過程で、 現在もIETFで技術文書の文書管理に用いられる、RFC (Request for Comments) を生み出した方として知られています。 一貫してインターネットのセキュリティに関する活動を精力的に行うとともに、 ICANNにはSSAC(セキュリティ・安定性諮問委員会)の創設から関与し、 さらに理事を合計16年間務めた中で、理事会議長を7年間務めました。 理事会を満期退任した後もSSACで活躍中です。

トークラウンジでは、数学オタクを自認していた氏が、 出身大学であるUCLAでコンピュータに出会いARPAnetに関与していく50年前のことを、 まるで昨日のことのようにお話しいただいた他に、 ARPAnetから最近に至るまで「WHOIS問題」に取り組んでいる話や、 インターネットの歴史のいたるところでの、 氏の思い出や考え方をうかがいました。