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各位

一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター

「マルチステークホルダー主義を支持する技術コミュニティ連合(TCCM)」による
WSIS 20周年評価に関する要素文書への提出意見にJPNICも署名

2025年7月25日まで国連経済社会局(UN DESA)によって行われている、 「世界情報社会サミット(WSIS)」の20周年レビューに関する要素文書(Elements Paper)への意見募集に対し、 「マルチステークホルダー主義を支持する技術コミュニティ連合(TCCM)」より公表および提出された意見に、 JPNICを含む36組織が署名しました。

提出意見の全文および署名組織の一覧は以下よりご覧いただけます。
 https://www.tccm.global/tccm-response-to-the-wsis20-elements-paper/

提出意見の要点は、次の通りです。

  1. WSISから導き出された最も重要な成果のうち、 ゼロドラフト(8月公開予定の、WSIS+20評価の最初の内容案)で強調すべきもの
    • WSISのビジョンである「人間中心で包摂的かつ開発指向の情報社会」の構築を強く支持
    • インターネット接続の拡大など、達成された重要な進展が強調されるべきであり、 特に国際化ドメイン名(IDN)の導入とその普及に向けた継続的な取り組みを通じて、 インターネットの多言語化が大きく進展している点が挙げられている。 これは、グローバルなインターネットの実現と、 言語多様性および文化的アイデンティティの促進に不可欠であるとされている。
    • インターネットガバナンスフォーラム(IGF)が通年で継続的に取り組むことで、 WSISのビジョンに沿った開かれた包摂的なマルチステークホルダーによる対話の場を提供し、 インターネットの進化と利用を形成
  2. WSISの成果の達成において最も重要な課題は何か、 そしてこれらの課題はゼロドラフトにおいてどのように対処すべきか?
    • グローバル・サウス/グローバル・マジョリティのステークホルダーがWSISの活動に完全に参画できる能力が重要。 ゼロドラフトでは、加盟国およびすべてのステークホルダーに対し、以下のことを求めるべき:
      • 真のマルチステークホルダー参加型で、透明性、包摂性を持ち、 すべてのステークホルダーからの意見に真に開かれた形でプロセスを進めること
      • グローバル・デジタル・コンパクト(GDC)の実施とフォローアップを、 既存のWSISの枠組みとプロセス内で実施し、 新たなフォーラムやプロセスを創設したり重複させたりしないこと
  3. 将来、WSISのビジョンである「人中心で包摂的で開発指向の情報社会」を実現するために、 新興の動向を考慮した上で、最も重要な優先事項は何か?
    • 情報社会の継続的な発展とWSISのビジョン実現がインターネットに依存しており、 インターネットとデジタル技術が包摂的で回復力のある社会を築く上で不可欠
    • デジタル格差は依然として存在しており、それを縮小/解消するための最善の方法は、 政府とその他の利害関係者間の協力であり、 マルチステークホルダー・プロセスこそがWSISのビジョンを最もよく支援し、 「すべての人々のための、包括的で、開かれた、持続可能で、公正、 安全かつ安心なデジタルの未来」を促進すると確信
    • マルチステークホルダーによるインターネットガバナンスシステムのさらなる発展が、 優先課題である
    • 世界中のコミュニティに意味のある手頃な価格の接続を継続的に拡大し、 コミュニティが自国語で独自のコンテンツやサービスを作成し貢献する機会を創出することが最優先事項
  4. 要素文書の特定のテーマ/問題点/段落についてコメントはあるか?
    • インターネットガバナンスに関するセクション(パラグラフ57~64)において、 インターネットガバナンスの記述をGDCで合意された内容に置き換えることを提案
    • 第60項のIGFの性質に関する部分:IGFを「マルチステークホルダープラットフォーム」と記述する表現を支持
    • IGFの任務を永続化する方針を支持
  5. WSISの枠組み(WSIS行動指針、IGF、WSISフォーラム、 UNGISなど)の推進を支援するための提案はあるか?
    • IGFは、WSISのビジョンを実現するためのオープンで包括的なマルチステークホルダーの対話を促進するプラットフォームであり、 その任務は恒久的なものとすべき
    • IGF事務局を含むIGFの強化により、IGFが、インターネットガバナンスのあらゆる側面を形作り、 デジタル政策プロセスを強化する上で、 不可欠かつ切実に必要とされる「アジェンダ設定」の役割を果たすことを可能にする
    • 国家、地域、サブ地域、および青少年のイニシアチブ(NRIs)が、 国際的および地域的なマルチステークホルダーの協力の強化、 ならびにWSISのビジョンの達成に重要な貢献をしている
    • WSISフレームワークは、WSIS行動指針と非常によく似た問題に対処するGDCのコミットメントを実施するための最良の方法である。 GDCの実施のために新たなフォーラムが創設されることは望ましくない

以上

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