Court Decision Allows Imminent Termination of RegisterFly
翻訳文

社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新2007年5月17日

この文書は2007年4月27日に公開された
http://www.icann.org/announcements/announcement-27apr07.htm
を翻訳したものです。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。

裁判所の決定により目前に迫っていた
RegisterFlyの取り消しが認められる

できるだけ早く移転に取り掛かる権限がICANNに付与され、活動を開始

2007年4月27日

Marina del Rey、CA： 昨日米国連邦裁判所裁判官Manuel J. Real氏によって下された仮差止に基づき、 ICANNは現在はRegsiterFlyの認定を一刻も早く取り消す権限を有しています。加えて、RegisterFlyが2007年4月16日に裁判所が下した緊急的差止命令(TRO)に従わなかったため、裁判所によってRegisterFlyの全てのドメイン名の最新の正確なデータをICANNに提出するよう命じられました。

　この差止に続き、ドメイン名登録者が自身のドメインに完全にアクセスできるよう、 ICANNは直ちに2007年4月30日(月)より移転のためのプロバイダとして機能するための関心表明を認定レジストラから募集します。移転を扱うレジストラは一時的にドメイン名を管理し、登録者が自身の選択によっていずれかのICANNの認定レジストラに移転させる支援を行う予定です。

『私達の最大の関心事項は登録者です。 ICANNはRegisterFlyの崩壊によって影響を受けたドメイン名登録者にアクセスを回復させるための非常に断固としたアプローチに従事しています』と、 ICANN事務総長兼CEOであるDr Paul Twomey氏は話しました。

『ICANNは多くの登録者が移転が開始されるのを切望していることを知っています。私達は、できるだけ早くこのプロセスが確実に実施されることをお約束します』と、 Dr. Twomey氏は付け加えました。『私達はRegisterFlyの顧客の中にはこのプロセスにがっかりしている方もあるかも知れないことを理解していますが、 ICANNがそうした方法で介入しなければならない初めてのことであり、導入されるシステムが可能な限り効率的に機能するよう、こうした手段が採用されたものです』と、彼は話しました。

　移転のためのプロバイダとなるためには、レジストラは以下の通りでなければなりません。

少なくとも2年間ICANNの認定レジストラであること。
レジストラ認定契約を遵守していること
サービス提供者として選択された場合に応募者が管理する必要がある登録数を抱えるレジストラを運用するために必要な技術的財政的な質を有していることを示せること。

　レジストラ認定取り消し手続きのドラフトは、オンラインで http://www.icann.org/announcements/terminated-registrar-procedure-27apr07.htm にて入手可能です。

　加えて裁判所の決定は、 RegisterFlyに直ちにWebサイトに以下のお知らせを掲載するよう命じています。

お客様へのお知らせ：インターネットのドメイン名システムの管理を行う非営利組織である The Internet Corporation for Assigned Names and Numbersは、インターネットドメインのレジストラとしてサービスを行うための当社の認定を取り消す旨の通知を行いました。詳細については、www.icann.orgをご覧ください。

　ICANNがRegisterFlyの取り消しを完了したら、 Webサイトのお知らせはRegisterFlyの認定が実際に取り消されたことを反映するよう、修正されなければなりません。

ICANNについて

　ICANNは国際的に組織された非営利法人であり、インターネットプロトコル(IP)アドレス空間の割り振り、プロトコル識別子の割り当て、分野別(gTLD)および国コード(ccTLD) トップレベルドメイン名のシステム管理、さらにルートサーバのシステム管理を行っています。詳しくは、www.icann.orgをご覧ください。