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DHCPとは

DHCPとは「Dynamic Host Configuration Protocol」の略で、 IPv4ネットワークにおいて通信用の基本的な設定を自動的に行うためのプロトコルです。 RFC2131によって定義されています。

一般にIPv4での通信を行う際には、個々のホストに最低でも自身のIPv4アドレス、 サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバのアドレスを設定する必要があります。 ただ、このような設定をすべて手動で行おうとすると、 ホストの台数が増えるに従って手間が増えますし、間違いも起こりやすくなります。 これに対し、DHCPを利用すると、個々のホストはDHCPサーバに問い合わせをすることで、 各種設定に必要な情報を入手して、自動的に設定を行えるようになります。

IPv4アドレスについては一定の範囲から自動的に割り当てたり、 各ホストの識別子(MACアドレスなど)に対応した静的なアドレスを割り当てたりといった運用が可能です。 前者は不特定多数のユーザーを対象にした場合に適しており、 後者は登録ユーザーのみを対象とした場合に適しています。

なおDHCPには認証機能が定義されていないため、理論上DoS攻撃、中間者攻撃、 リソース枯渇攻撃などに対して脆弱です。 RFC3064やRFC3118で認証機能が提案されましたが、ほとんど普及していません。

またIPv6には複数のIPアドレスを自動的に設定する機能がありますが、 端末が対応するDNSサーバの自動設定方法や、IPv6アドレス管理の方針によって、 DHCPv6を利用することがあります。

JPNIC News & Views vol.1727(2019年11月15日発行)より

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