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DNS Abuseとは

DNS Abuseとは、Abuse(悪用)の名前の通り、 DNSの利用もしくはドメイン名の登録に使われる手続きが関連した、 悪用行為を指す言葉です。

DNS Abuseの例としては、

  • 漫画などの海賊版サイトでの利用
  • 模倣品・偽造品販売サイトでの利用
  • 違法薬物販売サイトでの利用
  • ネット詐欺での利用:ファーミング(Pharming)、フィッシングサイトでの利用
  • 迷惑メール送信に利用
  • ドメイン名ハイジャック
  • サイバースクワッティング
  • 脆弱性攻撃(エクスプロイト)での利用
  • マルウェアでの利用
  • ボットネットでの利用

などが挙げられます。

ただし、DNSの利用やドメイン名の登録手続きに関連した悪用行為に含まれる範囲は大変広く、 どこまでの行為がDNS Abuseに該当するのかについては、 まだコミュニティでの統一した見解が示されるには至っていません。 ICANNでも、DNS Abuseに関する対策を議論する前に、 そもそものDNS Abuseをどう定義するのかについての議論が行われている状況です。

DNS Abuseに関して何らかの対策が必要な点では見解が一致していますが、 ドメイン名登録者、被害者、レジストリ・レジストラ、 知的財産権保護に従事する法律の専門家、各国法執行機関など、 さまざまな関係者が関わってくる事項であることから、 定義付けが行われて具体的な対策に取りかかれるようになるまでには、 まだしばらく時間がかかりそうな状況です。

■参考

gTLDレジストリ・レジストラ連合によるDNS Abuseに関する枠組み提案
http://www.dnsabuseframework.org/

JPNICブログ「DNS Abuse」
https://blog.nic.ad.jp/2020/4796/

JPNIC News & Views vol.1782(2020年7月15日発行)より

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