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移行の背景・経緯

1999年3月8日

「OR.JP から NE.JP への移行」とは?

JPNICでは、ドメイン名空間を利用しやすいものとするために、 1996年11月にネットワークサービスのドメイン名を*****.NE.JPの形 (NEドメイン)とすることを決め、 それ以前から*****.OR.JPの形のドメイン名(ORドメイン名) を利用していたネットワークサービスには、 NEドメイン名に変更することをお願いしました。

その結果、数百のネットワークサービスが NEドメイン名へ変更していただけることになりました。 JPNICでは、ドメイン名変更に伴う混乱を最小限にするために、 1999年3月末日まで両方のドメイン名を併用できることとしましたが、 1999年4月以降は、 NEドメイン名とORドメイン名の併用は原則としてできません。

それに伴い、上記の通り、 インターネットユーザーやメイリングリスト管理者の皆様に、 アドレス帳やメイリングリスト等の書き替えをお願いすることとなりました。

なお、それまでORドメイン名を利用していたネットワークサービスが、 NEドメイン名へ変更しないという選択も可能であることを申し添えます。

OR.JPからNE.JPへの移行の背景・理由・経過

OR.JPからNE.JPへの移行の経過

JPNICでは、1996年11月にNEドメイン名(*****.NE.JP の形のドメイン名) を新設するとともに、 それまでORドメイン名(*****.OR.JP の形のドメイン名) を利用していたネットワークサービスには、 ORドメイン名からNEドメイン名への移行をお願いしました。

この移行のお願いは強制ではなく、NEドメイン名に移行せずに、 ORドメイン名を引き続き利用することも可能としました。 また、NEドメイン名に移行するとしたネットワークサービスには、 1999年3月末日までの2年余を新旧両ドメイン名の両方が併用可能な期間に設定し、 NEドメイン名への移行をスムーズにするための措置をとりました。 この結果、数百のネットワークサービスにおいて NEドメイン名への移行を選択していただき、今日に至っています。

しかし、ORドメイン名からNEドメイン名への移行には、 予想されたよりも多大な労力と時間が必要であるという声をいくつかのネットワークサービス提供者からいただき、 JPNICとしても対応を検討してきました。 その結果、JPNICでは、次のような対策を行うこといたしました。

  • ORドメイン名からNEドメイン名への移行についてあらためてお知らせするために、この「OR→NE移行のためのページ」を通じて情報提供を行う。
  • ORドメイン名からNEドメイン名への移行について広くお知らせするために、メイル配信サービスや有名Webサイトへの広告出稿を行う。
  • ORドメイン名からNEドメイン名への移行を選択していただいたネットワークサービスの中で、どうしても1999年3月末日までに移行作業が終了しないところについては、同時併用期間の延長を含む柔軟な対応を行う。

3点めの「柔軟な対応」に関しては、次の二つの基本的な考え方に従って、 具体的な対応を検討しました。

  1. 併用期間を無制限に伸ばすことはしない。
  2. JPNIC からの移行のお願いに協力下さったネットワークサービスに過度な負担を強いることは避ける。

その結果、関係するネットワークサービスに対して、 「ORドメイン名からNEドメイン名への移行に関する調査依頼」 を行っています。

OR.JP から NE.JP への移行の背景・理由

ネットワークサービスのためのドメイン名を ORドメイン名とすることに決めたのは、 いわゆるパソコン通信が初めてインターネットに接続されることになった時でした。 この時は、NEドメイン名はまだ設けられおらず、 第2レベルドメイン名(ORやNEのように、JPのすぐ左にくる名前) を増やすことがネットワーク管理的に難しかったこともあり、 その時点で設けられていたいずれかの第2レベルドメイン名の下に登録する方針で検討が行われました。 その結果、 ネットワークサービスのドメイン名は、 ネットワークサービスを受けるユーザーのグループが用いるという考えから、 非営利団体のためのドメイン名であるOR.JPの下に登録することとしました。

その後インターネットが急速に広まり、 数多くのネットワークサービスが提供されるようになると、 ネットワークサービスを、 社団法人や財団法人などの非営利団体と同じ第2レベルドメイン名に入れておくことに、 不都合が出てきました。

具体的には、JPドメイン名には一組織一ドメイン名の原則があり、 非営利団体は一つの組織で一つのドメイン名しか登録できません。 それに対してネットワークサービスは、 一つのネットワークサービスに一つのドメイン名を登録できるとしており、 一つの組織が複数のネットワークサービスを提供している場合には複数のドメイン名が登録できます。 何をネットワークサービスと認めるかは、 最終的には自己申告に頼らざるをえないという事情もあり、例えば、 有名な非営利団体の名称を、 ネットワークサービスとしてドメイン名登録し、 ユーザーを混乱させるといったことが起こる可能性が高くなります。

このようなことからJPNIC では、 1996年に非営利団体とネットワークサービスが登録できる第2レベルドメイン名を分離することを決め、検討の結果、 ネットワークサービスのためにNEドメイン名を新設することとしました。 また、上記の通り、 それまでORドメイン名を利用していたネットワークサービスに、 NEドメイン名への移行をお願いしました。

JPドメイン名の今後

ドメイン名の登録方針の策定には、 場合によっては相矛盾する多様な要求があります。 JPNICでは、 各方面のご意見を聞きながら登録規則の検討を行っておりますが、 今後2~3年の検討の方向性をまとめたドキュメントとして、 「JPドメイン名 グランドデザイン1999」の作成作業を進めています。

1999年1月には、 「JPドメイン名 グランドデザイン1999(叩き台)」を公表し、 一般からのご意見・対案を募集しています。 JPドメイン名の今後の登録方針に興味をお持ちの方は、 「JPドメイン名 グランドデザイン1999(叩き台)」 をご一読いただき、ご意見をいただければ幸いです。

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