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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.602【特別号】2008.12.18 ◆
  _/NIC
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   ┃        JPNICはIPv4在庫枯渇の問題に取り組んでいます         ┃
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   ┃★Webサイト:「IPv4アドレスの在庫枯渇に関して」             ┃
   ┃  http://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4pool/                      ┃
   ┃                                                            ┃
   ┃★バックナンバー:                                          ┃
   ┃  http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/          ┃
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◆ IPv4アドレス在庫枯渇関連レポート [第17回]
   ~Internet Week 2008における枯渇関連プログラムレポート~
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Internet Week 2008が2008年11月25日から4日間の日程で開催されました。本
レポートでは、Internet Weekの中で、IPv4アドレス在庫枯渇に関連したプロ
グラムについてご報告いたします。

■オープニングセッション:
 「Ready for the depletion? ~IPv4アドレス在庫枯渇対応の進捗確認~」

まずは、Internet Week 2008のオープニングセッションとして、IPv4アドレス
枯渇対応タスクフォース(IPv4枯渇TF)や、IPv6普及・高度化推進協議会(IPv6
協議会)の活動などに関する紹介とアップデートが行われました。

「IPv4アドレス在庫枯渇関連レポート[第15回]」(*)でご紹介した、「第1回
IPv4アドレス枯渇対応テクニカルセミナー」での発表と重なるものもありまし
たが、その後の新たな動きとして進められている、IPv4枯渇TFの教育・テスト
ベッド部会の活動について、チェアを務める株式会社インテックネットコアの
廣海緑里氏から発表がありました。また、IPv6協議会のIPv4/IPv6共存WG IPv6
家庭用ルータSWGにおける検討状況について、KDDI株式会社の中川あきら氏か
ら発表が行われました。

教育・テストベッド部会では、民間の技術認定資格などへのIPv6プログラムを
反映するような活動と、テストベッド構築にあたっての要求項目のまとめなど
を、オフラインのミーティングとML、Wikiを利用した情報共有で精力的に進め
ている状況が報告されました。

IPv6家庭用ルータSWGからは、IPv6接続のための家庭用ルータが、標準的に備
えておくべき最低限の機能を、ISPおよび機器ベンダー間で共有しておこう
と、機能項目を洗い出して議論が進められていることが報告されました。2009
年3月までに、推奨スペックガイドラインとして、とりまとめを行う予定との
ことです。

この他に、株式会社電算の菅沼真氏から「ISPにおける対応計画検討の実例と
問題点」というタイトルで、ISP事業者がIPv6サービスの提供を実現するまで
の実例について、具体的な経験をもとにした発表が行われました。事業計画の
立案から、技術者の育成、構築・運用までの一通りの流れと、その中で経験し
た課題や問題点について、詳細に説明いただきました。今後、IPv6対応を進め
る事業者にとっては、技術面だけではなく、計画立案や社内調整を進める上で
とても参考になる内容だったと思います。

(*)JPNIC News & Views vol.584
   IPv4アドレス在庫枯渇関連レポート[第15回]
   http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2008/vol584.html

■BoF:
  「IPv4アドレスの移転を本音で語る - ジェフ ヒューストンとビールを飲
    む会」

2日目の2008年11月26日夕方には、現在各RIRで議論が進められているIPv4アド
レスの移転ポリシーについて、提案者であるAPNICチーフサイエンティストの
Geoff Huston氏本人を交えて、議論する機会が設けられました。

この提案は、IPv4アドレス在庫枯渇に備え、現在原則的に禁止となっている
IPv4アドレスの移転を認め、IPv4アドレスの有効活用を促すためのポリシーで
す。

「ビールを飲む会」というタイトルの通り、参加者の皆さんはビールを片手に
Huston氏を囲むような形で輪になり、非常にリラックスした雰囲気の中で議論
が進められていきました。

Huston氏から、この提案の背景や意図する点に関し、非常に丁寧に時間をかけ
て説明が行われました。参加者からの賛成/反対の表明が行われただけでな
く、懸念と感じる点についてもHuston氏から一つ一つ回答や説明をしたこと
で、日本のコミュニティの皆さんがこの提案についての理解を深めるととも
に、Huston氏にとっても日本のコミュニティの懸念や反応を、実感することが
できたのではないでしょうか。

■併催イベント:
 「第15回JPNICオープンポリシーミーティング」

Internet Week 2008の併催イベントとして、3日目の2008年11月27日にJPNIC
オープンポリシーミーティングが開催されました。

午後の後半の時間を大幅に割いて、在庫枯渇関連ポリシーと移転ポリシーに関
する各RIRでの議論の状況をアップデートした上で、移転ポリシーの議論が行
われました。移転を認める上での条件の設定や、取り引きのあり方に関する懸
念などが議論の中心となりましたが、最終的なコンセンサス確認では、条件付
きも含めて移転ポリシーに賛成する人が8割程度となりました。このことは、
これまで何度か議論を重ねてきた上で、日本のコミュニティの意思が大きく賛
成に傾いてきているということの表れであり、次回のAPNIC27での議論にも大
きな影響を与えそうです。

■クロージングセッション:
  「IP Meeting 2008 ~IPv4アドレス在庫枯渇を乗り越える~ 」

最終日となる2008年11月28日のIP Meetingでは、最後にパネルディスカッショ
ン「IPv4アドレス在庫枯渇を乗り越えて」が行われました。

パネルディスカッションは、JPNIC理事長後藤滋樹氏をモデレータとし、東京
大学/JPNIC理事江崎氏、ソフトバンクBB株式会社牧園啓市氏、楽天株式会社
安武弘晃氏、社団法人日本ケーブルテレビ連盟 日本ケーブルラボ山下良蔵氏、
株式会社NTTデータ馬場達也氏、それにJPNIC IP事業部前村昌紀を加えて、計
6名のパネラーで進められました。

会場を含めたディスカッションの中では、SIerの立場である馬場氏に向けた質
問やコメントが目立ちました。これは、これまでの在庫枯渇対応検討などで、
ISPやデータセンター、ケーブルテレビなどの対応についてはある程度検討が
進められているものの、SIerの対応状況、検討状況というのがあまり見えてこ
なかったことが理由と思われます。NTTデータでは、内部的にはIPv6対応のガ
イドラインを作成しているとのことで、そのガイドラインについて情報共有を
期待する声があがっていました。

パネルディスカッション自体は、冒頭でモデレータの後藤氏が、この場で何ら
かの結論を出すこと目的としていない、と述べたように、結論がまとめられた
わけではありませんでした。しかし、会場の参加者を含めて、IPv4アドレス在
庫枯渇に向けた意識を共有するという点では、非常に有意義な議論ができたの
ではないでしょうか。

なおこのパネルに先立ち、APNICとIPv4枯渇TFの相互協力、情報共有を目的と
したMOU締結のための調印式が、APNICの代表として、APNICのエグゼクティブ
チームの一員であるGeoff Huston氏と、IPv4枯渇TF代表の江崎浩氏にて執り行
われました。これは、日本が先駆的に進めているIPv4アドレス在庫枯渇対応活
動が、アジア太平洋地域全体でも共有され、活用されることに繋がっていくこ
とにもなります。

■セッション:「実践!IPv6ネットワーク構築」シリーズ

2008年11月25日から27日までの間、「実践!IPv6ネットワーク構築」と題し、
シリーズで、IPv6ネットワークを実際に構築することを目的とした、チュート
リアルプログラムが開催されました。初日と3日目に「基礎概念編」「エン
タープライズNW編」というハンズオンセッション、2日目が「データセンタNW
編」「サービスプロバイダNW」、3日目に「IPv6 Webサービス構築」という、
かなり具体的な事業者をイメージした実践的な内容となっておりました。これ
らのセッションは、すべてほぼ満員の人気プログラムとなりました。

Internet Week 2008の会期を通して、非常に長い時間をIPv4アドレス在庫枯渇
に関する情報提供と議論に費やしてきました。この課題については、まだまだ
これからが対応にあたっての正念場となりますが、今年のInternet Weekは、
日本のインターネットを支える技術者、関係者の方々が、IPv4アドレス在庫枯
渇を共通の大きな課題として認識し、足並みを揃えて対応を進めるためのきっ
かけとなれば幸いです。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html

        IPv4アドレス在庫枯渇関連のQ&Aは特集ページをご覧ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4pool/
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 JPNIC News & Views vol.602 【特別号】

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