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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.899【臨時号】2011.10.26 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.899 です
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昨日発行したvol.898に続いて、JPNICがメンバの一員として活動を行ってい
るIPv4アドレス枯渇対応タスクフォースの、最近の活動を通じて知り得たこ
とについて、みなさまにお知らせいたします。後半となる本号では、IT Pro 
Expoのレポートです。

なお、オープンソースカンファレンスの模様を中心にお届けした前編につい
ては、以下のURLよりバックナンバーをご覧ください。

□ News & Views vol.898
   新たな層に向けたIPv4アドレス枯渇の周知活動から得られたもの [前編]
   http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2011/vol898.html

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◆ 新たな層に向けたIPv4アドレス枯渇の周知活動から得られたもの [後編]
                  JPNIC IP事業部 佐藤晋/インターネット推進部 根津智子
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「新たな層に向けたIPv4アドレス枯渇の周知活動から得られたもの [後編]」
では、2011年10月12日から14日までの3日間、日経BP社主催のイベントとして
東京ビックサイトで開催された、「IT Pro Expo 2011」の模様を中心にお届
けします。

IT Pro Expo 2011展示場の一角に、主催者企画として「IPアドレス枯渇対策
ワークショップ」と題したミニシアターが設けられました。そこで、IPv4ア
ドレス枯渇対応タスクフォース(以下IPv4枯渇TF)の参加メンバーが3日間を通
じ、計11のプレゼンテーションセッションを行いました。


◆ ビジネスコンシューマーにおける認識の高まり

イベント参加者の中心は、企業のIT、システム担当者などであり、通信事業
者におけるIPv4アドレス在庫枯渇の影響を受けていく可能性がある方々と言
えます。

2年前にも、同イベントにおいてIPv4枯渇TFとして、ITホールディングスの荒
野高志氏が講演をしており、この時も多くの方に参加いただいていました。
しかし今回は、どのプレゼンテーションセッションも多くの参加者を集め、
熱心にメモや写真を撮られる方、質問される方も多く、一昨年とは少し雰囲
気が異なるように見えました。やはり、実際のIPv4アドレス枯渇枯渇を迎え、
対応策等についてより具体的に話された影響によるものだと思います。

企業のシステム、ネットワークの対応については、個々の事情に大きく左右
されるため、具体的な対応策となると、より個別的になり、なかなか一般的
な話をそのまま適用することは難しいと思われます。しかし、こういった情
報提供を行うことで、各企業における在庫枯渇対応の検討、推進のきっかけ
や参考になり、さらに各企業の対応経験によって得られた知見がフィードバッ
クされていくようになれば、全体的な在庫枯渇対応、IPv6導入も進展してい
くことになると考えます。


◆ 企業におけるネットワーク管理者は、どうIPv6に手を付ければ良いか?

今ほど、「企業システム、ネットワークの対応は、なかなか一般的な話をそ
のまま適用することは難しい」と述べましたが、こうした企業ネットワーク
を、いつ、どこまで、どのようにIPv6に対応させれば良いかを、一問一答形
式で解説した『今さら聞けないQ&Aコーナー:応用編「企業ネットの対策:ど
こからどう手を付ける?」』という、IPv4枯渇TFの今井恵一氏と荒野高志氏
の講演が、特に注目を集めていたことも事実です。

いくつかのポイントは、以下の通りでした。

  Q1: IPv4アドレス在庫枯渇後、これからのインターネットはどうなる?

      → ISPは新規ユーザーにIPv4グローバルアドレスを配れなくなるため、
         IPv6アドレスとIPv4プライベートアドレスを配り、インターネット
         上のIPv4のサーバには、CGN(キャリア・グレードNAT)経由で接続す
         ることになる。

      → このCGN経由の接続は、正常にWebが表示されなかったり、悪意のあ
         るユーザー特定に手間がかかったりするなど、制約が多いため、次
         第にIPv6での接続の方が多くなりそうである。

  Q2: IPv4アドレス在庫枯渇が、企業ネットワークに与える直接の影響は?

      → 企業内のネットワークは、普通はIPv4プライベートアドレスを使う
         ため、イントラネット内についてはすぐに直接的な影響はない。

      → ただし、インターネット自体は今後IPv6/IPv4デュアルの構成にな
         るので、企業網のインターネット接続部分(DMZ)については影響を
         受けるため、対応が必要である。

  Q3: 企業の公開サーバ、DMZのIPv6対応はいつまでに必要か?

      → 理想的にはISPのIPv4アドレス在庫がなくなる時(≒CGN経由のアク
         セスが発生する時)までに必要である。在庫に余裕の少ないISPの場
         合、2012年5月頃にはアドレスがなくなるとも言われている。

      → 特にECサイトのようなサーバは早めの対処が必要である。

  Q4:企業のDMZのIPv6対応って具体的にはどうすればいい?

      → 究極的には、DMZ内のすべての機器(ルータ/スイッチ、ファイア
         ウォール、ロードバランサー、各種のセキュリティ機器、Webサー
         バなど)をIPv6/IPv4デュアルにするのが最もシンプルな構成であ
         る。

      → 通信相手のIPアドレスを積極的に活用しないWebサーバであれば、
         ロードバランサーでIPv6/IPv4変換し、公開サーバ自身はIPv4のま
         まという構成もあり得る。

      → 暫定対処ならReverse Proxyという手もある。

  Q5: 現在調達できる機器やソフトウェアはIPv6対応してるの?

      → 企業網に入れるルータ、スイッチなどのネットワーク機器、および
         サーバのOSなどは、ほとんどのものがIPv6対応している。

      → 最近では、ファイアウォールやロードバランサーなどの機器もIPv6
         対応しているものが多い。

      → アプリケーションソフトについては、本来IPアドレスに依存しない
         ものが多いが、そうでないものもある。

  Q6: 企業の場合、IPv6アドレスはどこから調達すればいいのか?

      → ISPから調達するのが最も簡単。

      → ただし、ISPを変更するとIPv6アドレスも変わってしまうことにな
         る。

      → 企業が自らAPNIC/JPNICにIPv6アドレスを申請することも可能。そ
         の場合は、接続するISPとの間でルーティングプロトコル等のやり
         取りが必要である。

詳細については、IT Pro Expo 2011での発表資料をご覧ください。

   今さら聞けないQ&Aコーナー:応用編「企業ネットの対策:どこからどう
   手を付ける?」
   http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/event/itpro2011-QA-advanced.pdf


◆ おわりに

レジストリレベルにおけるIPv4アドレス在庫が枯渇した現在、これから徐々
に通信事業者におけるIPv4アドレス在庫枯渇の影響が、これらインターネッ
トをプラットフォームとしてビジネスやサービス提供に活用している方々に
生じてくると想定しています。今後もIPv4枯渇TFおよびJPNICとしても、こう
いったイベントに参加するような形で、インターネットを直接運用する方々
だけはなく、利用者に近い層にも働きかけていく活動を推進していく必要が
少なからず出てきたと思っています。

特に、CGNが本格的に動き始めると、若干の混乱も想定されるため、今後ISP
レベルでも予定されるIPv6 Day(Week)のような機会に、そうしたポイントの
普及啓発が必要となると考えています。

なお、このIT Pro Expo 2011における、IPv4枯渇TFからの各プレゼンテーショ
ンプログラムと資料については、下記のURLをご参照ください。

   http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/data/itpro-expo-2011.html


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.899 【臨時号】

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