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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1062【臨時号】2013.2.22 ◆
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◆ News & Views vol.1062 です
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JANOG31ミーティングが2013年1月24日(木)と25日(金)に東京・六本木の東京
ミッドタウンホール&カンファレンスにて開催されました。

本号ではvol.1061に引き続き、JANOG31ミーティングレポート[後編]として、
セッション「JANOGの外のインターネットコミュニティ」について報告します。

なお、JANOG31ミーティングレポート[前編]については、以下のURLからバッ
クナンバーをご覧ください。

□JANOG31ミーティングレポート [前編]
  ~プログラム「本当の枯渇後の世界」を中心に~
  http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2013/vol1061.html

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◆ JANOG31ミーティングレポート [後編]
   ~「JANOGの外のインターネットコミュニティ」セッションレポート~
                            JPNIC IP事業部/インターネット推進部 奥谷泉
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「JANOGの外のインターネットコミュニティ」セッションは、2013年1月24日
(木)、25日(金)に開催されたJANOG31ミーティングの2日目、25日の午後に枠
をいただき行いました。発表者は、ISOC-JP/NECビッグローブ株式会社の
川村聖一氏と筆者です。


■ セッションの目的と開催の経緯

このセッションの目的は、JANOGの外の状況を知ることを通して、全体として
日本のインターネットの運用状況を確認し、それを踏まえて今後の日本での
運用について考えていく環境はどうやったら作れるのかを議論する、という
ことでした。

2012年は、World IPv6 Launchをきっかけに、IPv6運用など日本のインター
ネットの運用について、国外からの意見が寄せられた年でもありました。そ
こで、国内の事業者自身から発信するかたちで問題提起ができるように、日
本の外のインターネットの運用状況も踏まえながら、日本のインターネット
運用について考えていけないだろうかという思いがあり、このセッションを
応募するに至りました。


■ セッションでの発表・議論

まず、川村氏からはJANOGの外のコミュニティや国外の運用者から自身が受け
てきたインプットをベースとして「日本はインターネットに対してどのよう
な貢献をしているだろう?」「日本のインターネットリーダー(個人、組織)っ
て誰?」「グローバルに認識されている人材はいるのだろうか?」との問い
がセッションの冒頭にありました。

発表の詳細は、JANOG31のプログラムサイトで今後公開される資料をご確認い
ただければと思いますが、奥谷、川村氏の発表ではJANOGの外にどんなフォー
ラムがあり、活動があるのかをそれぞれの経験をベースに紹介した上で、最
後に次のような疑問を投げました。

奥谷:
・JANOG自体いいフォーラムなので、もっとJANOG以外のフォーラムとの連携
  や情報交換も充実できないか。
・日本の外に出ている人と出ていない人の間で、インターネット全体から見
  た日本の運用に関する現状認識において、意識の差があるように感じるが、
   - 外に出ている個人の知識を吸収できると日本として充実しないか。
   - もっと広く日本の中で知識や経験をシェアできないか。
   - 発表という枠にとらわれずにできる連携はないか。
・外に出ているJANOGオペレーターもそれなりにいるので、国外に出ている人
  たちの知識や情報をもっとうまく日本全体で集結したら、充実しないだろ
  うか。

川村氏:
・コミュニティが創造的に活動する、ということは世界との対話がどうして
  も必要になる。
・日本人は元来「利他」の精神を持っているはず。
  "The Internet is like love, you only get as much as you give."
   by Randy Bush …
・No Action Talk Onlyで終わらないためにはどうしたらよいだろう。

セッションの後半ではこれを踏まえて、今後具体的にどう対応していくのが
よいのか、もう少しみなさんと議論をしたいと考えていましたが、セッショ
ンの時間枠のうち、現状に対する問題提起の紹介に多くの時間を費やしたた
め、会場からの質疑・議論の時間が限られるかたちとなってしまいました。

しかし、限られた時間の中、会場からは、

・そもそも国外のコミュニティ活動に参加する以前に国内でもコミュニティ
  活動に参加できない人も多いので、そこから考えていくべきではないか。
・RIPE Labs(*1)のような実験ができる環境は、日本ではどうやったらできる
  のだろうか。例えば、JPNICではそのような取り組みは検討していないの
  か。

などのコメントをいただきました。

(*1) https://labs.ripe.net/


■ 引き続き検討していきたいこと

今後も、JP全体での知の集結・共有、共有できる情報、情報共有や連携のか
たちについて考えていければと思っています。

知の集結・共有については、日本からは多くのオペレーターが外のコミュニ
ティにも参加している中、知識として得る発表内容に関する情報以外にも、
運用者として感じるところ、外と日本を比較して考えさせられるようなテー
マを多く持っていらっしゃるのではないかと想像します。このような、今は
各個人の中に収まっている知識、経験および問題意識を日本全体で集め、海
外に直接出ていかない人も含めて広く共有することができたら、個人に留ま
らず、日本全体の知となるのではないかと感じます。

また、そのうえで共有できる情報も、外のコミュニティでの発表内容だけで
はなく、全体の動向や特定のテーマに対する参加者の姿勢、ある技術や運用
に対する考え方などで刺激を受ける情報がたくさんあると思います。実際、
情報の背後にある文脈を知ることで知識が活きてくる、またはもっと興味が
持てることはないでしょうか。

そして、外のコミュニティとの情報交換や連携というと、カンファレンスで
の発表を思い浮かぶことが多いかもしれませんが、全員が必ずしも外に出て
行く必要はなく、外との協力の在り方にもいろいろあるように感じています。
ある特定のプロジェクト、例えば技術の検証や実験、計測などを一緒にやる
ことを通してお互いの運用に対する考え方や姿勢を学んだり、協力していく
かたちも考えていけると幅が広がったりしないものなのか、考えてみたいと
ころです。

実際、リソースPKI (RPKI)(*2)というルーティングセキュリティに関わる技
術の検証では、国外のコミュニティと密接な関わりのある運用者と、国内を
中心にがんばっている運用者が集まり、国内の運用者からのインプットを
APNIC地域でも紹介していく取り組みを行っているところです。このように他
の分野においても、外に出て行く人と、外に出る機会はないけれど、JPのオ
ペレーションのためにがんばっている人との間で、それをつなげる「磁石」
のような場があるとうれしくはないか、オペレーションに関わっている方の
意見を聞いてみたいと思っています。

(*2)インターネット用語1分解説:リソースPKIとは
    http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/resource-pki.html


■ 今後

他の分野におけるそのような「磁石」をどういうかたちで実現できるのかは
まだ結論は出ていません。何ができるのか、できれば問題意識を持っている
方で集まって検討できればと思います。今後、JANOGのメーリングリストなど
で呼びかけていく予定ですので、その際に興味をお持ちの方はお気軽にご連
絡いただけるとうれしく思います。


■ 最後に

プログラム内容の検討に当たって、プログラム委員として担当してくださっ
た豊野剛さん、岡田雅之さん、そしてプログラム委員長の仲西亮子さんから、
参加者の視点からどういう内容が求められているのか等、貴重なアドバイス
をいただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.1062 【臨時号】

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