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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1064【臨時号】2013.2.25 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.1064 です
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本日から、APRICOT 2013の一部としてAPNIC 35カンファレンスが始まるのを
ご存知でしょうか。このカンファレンスに先立って"Opinion collection
meeting about proposal in APNIC 35 hosted by Policy-WG"と称したイベン
トが、2013年2月上旬に、東京・神田のJPNIC会議室にて開催されました。本
号ではこのイベントについて、主催したポリシーWGのチェアである橘俊男氏
から、開催の目的や実際のミーティングの様子等をご紹介いただきます。

APNIC 35カンファレンスについては、後日、本メールマガジンにて報告をお
届けしますので、ぜひそちらもご覧ください。

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◆ Opinion Collection Meeting 
   about Proposal in APNIC 35 Hosted by Policy-WG報告
                        ポリシーワーキンググループ/楽天株式会社 橘俊男
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2013年2月7日(木)に東京・神田のJPNIC会議室で、ポリシーWGの主催により
"Opinion collection meeting about proposal in APNIC 35 Hosted by
Policy-WG"と題したイベントを開催いたしました。

本イベントの目的は、日本を含んだRIRコミュニティであるAPNICのポリシー
デベロップメントフォーラムによって、次回開催されるミーティングへの提
案について、日本のコミュニティ内からのさまざまな意見を伝えるため、意
見の収集を行うことでした。ミーティングでは提案内容の説明を行った上で、
参加者に自由に意見を述べていただきました。参加者は関係者を除いて8名で
した。

この種のイベントは、過去には「IPv4アドレスの移転」に関する提案が出た
ときに「臨時JPOPM (JPNIC Open Policy Meeting)」として開催したことがあ
りますが、それ以来の実施となります。

運営準備段階では、当日の中継は予定していなかったのですが、当日開始直
前にJPNIC事務局の協力でUstreamによる中継を実施できることになりました。
開始時にIP-Users MLへも情報をお送りしましたが、案内が直前となったこと
をお詫び申し上げます。

本イベントのWebサイトは以下のURLとなります。当日の説明に使った資料も
掲載されておりますので、ご参照ください。

  Opinion collection meeting about proposal in APNIC 35 hosted by Policy-WG
  http://www.jpopf.net/Opinion%20collection%20meeting%20about%20proposal%20in%20APNIC%2035%20hosted%20by%20Policy-WG


■ 提案とご意見について

今回のイベントでは、次の2件の提案について意見収集を行いました。

 prop-105: Distribution of returned IPv4 address
            (Modification of prop-088)

 prop-106: Restricting excessive IPv4 address transfers under the
            final /8 block

prop-105は、APNICへ返却されたIPv4アドレスの分配ポリシー見直しについて
の提案です。APNICへ返却されたアドレスは、現在は、グローバルポリシー
(*1)によってどこかの地域インターネットレジストリ(RIR)の在庫が/9を切っ
た後、IANAからRIRへ均等に再分配されることとなっています。prop-105で
は、現在IPv4アドレスを必要としている事業者への追加の分配を可能とする
ため、IANAからRIRへの再分配が行われた際に、すでに103/8からの分配を受
けている組織が、そのアドレスブロックの中から最大/22までの分配を受けら
れることを提案しました。

(*1) インターネット1分用語解説:グローバルポリシー(global policy)、地
     域ポリシー(regional policy)とは
     http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/global-policy_regional-policy.html

提案に対しては、さらなるIPv4アドレスの需要に応えるために、あるいは返
却されたIPv4アドレスを死蔵させないために、このような仕組みを作ること
を支持する意見が複数寄せられました。

また、prop-106は、アジア太平洋地域における最後の/8ブロック(*2)である、
103/8レンジからのIPv4アドレスの移転を制限することを目的とした提案で
す。103/8からは、現在、1組織につき/22までのアドレスの分配を受けられる
こととなっていますが、分配を受けた後すぐに移転をしたり、逆に移転を受
けてアドレスを集めたりというケースがあり、問題視されています。そうし
たケースを防ぐため、

・103/8から分配を受けたアドレスは2年間移転不可とする
・103/8から分配を受ける際には10年分の維持料をデポジットとして納入し、
  移転した場合には返却する

の2点が具体的な提案の内容です。この提案については、問題意識に対する賛
同は多く示されましたが、組織合併等、悪意のないケースもあると考えられ
ることや、実効性に乏しいと思われることなどを理由に、提案そのものにつ
いての支持は強くなかったようです。

(*2) インターネット用語1分解説:最後の/8ブロックとは
     http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/final-slash8.html

前述の通り、本イベントの目的は「意見を集めること」であって、日本のコ
ミュニティとして意見を一つにまとめることではなかったため、ミーティン
グ中でのコンセンサスの確認は行わず、賛成や反対の意見の表明は各自が
APNICのフォーラムへ参加した上で、個別に行っていただくことをイベント内
でお願いしました。

参加者から集まった具体的な意見(*3)は、英訳した上でAPNICのオンライン
フォーラムであるPolicy-SigのMLへ投稿しました。

(*3) prop-105とprop-106に対するご意見
     http://www.jpopf.net/prop-105%E3%81%A8prop-106%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%94%E6%84%8F%E8%A6%8B

                  ◇              ◇              ◇

提案についての意見収集の他、APNIC 35カンファレンスの概要説明も行いま
した。

APNIC カンファレンスでは、遠隔地からの参加のために各種のサポートが用
意されています。ストリーミングによる中継とチャットを使った意見収集に
加えて、当日のセッションでの発言をステノグラフとよばれる速記タイプラ
イターを使ってスクリプトとしてリアルタイム表示することも行われており、
このスクリプトの表示は中継と並行して参照することができます。アジア太
平洋地域でのイベントであり開催地との時差も少ないことから、日本からも
比較的参加しやすいと思いますので、リモート用参加ツールを通じて
Policy-Sigセッションへ参加することをお勧めします。

APNIC 35カンファレンスの詳細については以下のURLをご参照ください。

□APNIC 35 Conference , Singapore 25 February - 1 March 2013
  http://conference.apnic.net/35/


■ ミーティングを振り返って

アジア太平洋地域のポリシーは、日本国内のポリシーにも大きな影響を与え
ることになります。そのため、日本への情報伝達、国内の意見収集、意見の
海外への発信といった活動は非常に重要であると考えています。今回のイベ
ントに参加いただいた方から「継続的な開催を期待している」というコメン
トをいただくことができました。今後も運営手法を改善しながら継続して実
施したいと考えてます。その際には皆様の参加をお待ちしております。

今回、この種のイベントを初めて開催することができました。ご参加いただ
いた皆様、ご発表いただいた皆様、運営にご協力いただきましたJPNIC事務局
の皆様にあらためて感謝申し上げます。今後もJPOPF (JPNIC Open Policy
Forum)の活動への理解と支援をいただきますようお願い申し上げます。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.1064 【臨時号】

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