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ニュースレターNo.29/2005年3月発行

第11回ICANN報告会レポート

2005年1月26日(水)、東京都千代田区の東京グリーンパレスホテルにて、JPNICと(財)インターネット協会の共催による第11回ICANN報告会が開催されました。今回の報告会には、2004年12月にICANN理事に就任した伊藤穣一氏が初参加し、今後の活動に向けての抱負などを紹介しました。

以下では、報告会の内容を項目別にご紹介していきます。

ICANNケープタウン会議概要報告

JPNICの入交尚子より、2004年12月1日~5日に南アフリカ共和国・ケープタウンにて開催されたICANN会議の概要を報告しました。ケープタウン会議のトピックスとして、ICANNの運用管理業務に関する今後3年間の戦略計画を示した「ICANN Strategic Plan」を取り上げ、その内容や背景について説明を行いました。

詳細は下記をご参照ください

本誌P50「ICANNケープタウン会議」
http://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No29/081.html
News & Views vol.226 「ICANNケープタウン会議報告」(2004.12.17)
http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2004/vol226.html

ccTLDの動向

(株)日本レジストリサービス(JPRS)の大橋由美氏より、ケープタウンでの国コードドメイン名支持組織(ccNSO)の会合について報告がありました。約70名が参加した今回の会合では、各ccTLDレジストリとICANNとの関係を、契約とは別の形で明文化する取り組み(Accountability Framework)について議論がなされ、現在その目的や位置づけが明確化された段階だということです。今後は、2005年8月までに定義をより明文化したガイドラインを作成し、それを基に各ccTLDレジストリが独自の文書を作成する方向で進めていくとの報告がありました。

ICANN理事 伊藤穰一氏
ICANN理事 伊藤穰一氏

IDNの動向

ICANN会議初日に開催された国際化ドメイン名(IDN)に関するワークショップの模様が、JPRS取締役の堀田博文氏より報告されました。アフリカ地域でのIDN導入状況、IDNアプリケーション、IDNのポリシー問題といったテーマ別セッションの内容が報告された後、当日のJPRSからの発表内容として、日本語JPドメイン名のアプリケーションレベルでの導入事例がいくつか紹介されました。

またパネルディスカッションでは、Microsoftの担当者に対し公開質問という形でInternet ExplorerのIDN対応時期について尋ねた結果、「2006年発売予定の次期Windows『Longhorn』で対応する」との回答を公開の場で得たことが関係者の間で評価されたということです。

gTLDの動向

JPNIC理事の丸山直昌より、まず「.net」後継レジストリ運用者選定の進展状況が報告されました。2004年12月10日に後継レジストリ運用者の申請募集が始まり、2005年1月20日に応募組織5社が公表されましたが、全体的にスケジュールが遅れているため、応募結果に対する意見募集期間と評価期間が当初より短くなったとの指摘がありました。2005年3月には後継レジストリ運用者が決定し、6月に移行作業が行われるということです。

続いて、2004年11月に施行されたレジストラ変更ポリシーについて、ポリシー導入の背景や特徴(標準書式・認証コードの使用、本人確認の導入など)が紹介されました。このポリシーについては、今後も継続的に改良作業が行われていく模様です。

伊藤ICANN理事の所信表明

(株)ネオテニー代表取締役社長の伊藤穰一氏より、ICANN理事就任にあたっての所信表明がありました。伊藤氏はICANN理事となった経緯について、「インターネット業界で10年間仕事をしてきた人間として、今後重要な時期を迎えるICANNを支えることでインターネットへの貢献・恩返しをすべき」といった周囲からの助言を受けつつ、「ICANN理事会には、レジストリやレジストラといったビジネスとは関係のない中立の立場からの参加も必要」との思いで、さまざまな人々との対話の中で理事への立候補を決意するに至ったと語りました。
ICANNについての印象は「今まで思っていたよりもボトムアップでインクルーシブ」としながらも、ICANNの閉鎖性を問題点に挙げ、今後の抱負として「ICANNのオープン性・透明性向上のための仕組み作り」や「ICANNのメンバーと一般の人々との橋渡し」に努めていきたいと話していました。

最後に「3年任期のうち最初の1年間は基本的に勉強期間と位置づけ、このような会も含めてみなさんの意見を聞き、みなさんの力を借りて勉強していきたい」とのメッセージがありました。

ICANN政府諮問委員会(GAC)報告

総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 データ通信課 インターネット戦略企画室 室長 三吉卓也氏より、政府諮問委員会(GAC)の活動に関する報告がありました。ケープタウンでのGAC地域フォーラムでは、ccTLDの委任と管理、IXと経済発展、IPv6、AfriNICをテーマとしたワークショップが行われ、情報提供及び意見交換がなされたということです。また、GACと他のICANN構成組織との連携に関しては、ICANN理事会との公開ミーティングの実施、ccNSOやアドレス支持組織(ASO)との対話促進に向けての取り組みなどが報告されました。

ICANN At-Large諮問委員会(ALAC)報告

At-Large諮問委員会(ALAC)の活動に関して、ハイパーネットワーク社会研究所副所長の会津泉氏より報告がありました。設立から3年目となるALACは、現在重大な転機を迎えており、課題としてAt-Largeの組織化が各地域で難航していること、ボランティアによる活動の限界、アウトリーチの困難さなどが挙げられました。ALACでは今後、これまでの活動の総括を行い、ICANNにおけるAt-Largeの必要性を含め、諸々についての見直しをしていくということです。

(JPNIC インターネット政策部 入交尚子)

第11回ICANN報告会資料
http://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/20050126-ICANN/

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