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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.672【臨時号】2009.8.27 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.672 です
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本号では、vol.667、vol.668、vol.669、vol.670に続き、スウェーデンのス
トックホルムで開催された第75回IETFのレポート[第5弾]として、「セキュリ
ティ関連WG報告」の前編をお届けします。

今回の「セキュリティ関連WG報告」は、前後編に分けての発行となっていま
す。前編となる本号は、krg WGとtls WGについてのご報告です。

なお、その他の話題につきましては、以下のバックナンバーをご覧ください。

□第75回IETF報告
  ○[第1弾]  全体会議報告(vol.667)
    http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2009/vol667.html

  ○[第2弾] DNS関連WG報告(vol.668)
    http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2009/vol668.html

  ○[第3弾] IPv6関連WG報告(vol.669)
    ~6man WG、v6ops WGについて~
    http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2009/vol669.html

  ○[第4弾] IPv6関連WG報告(vol.670)
    ~behave WG、softwire WG、homegate bar-BoFについて~
    http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2009/vol670.html

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◆ 第75回IETF報告 [第5弾]  セキュリティ関連WG報告
   ~krb WG、tls WGについて~
                                        NTTソフトウェア株式会社 菅野哲
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第75回のIETFは、スウェーデンのストックホルムにて、2009年7月26日から31
日まで開催されました。今回の参加者は、50ヶ国1,084人でした。これは、直
近のヨーロッパで開催された第72回IETF(48ヶ国1,183人)と比較すると、2ヶ国
増99人減という結果です。

毎回IETFでは、セキュリティに関連した話題が多くのWG(今回は15セッション)
で議論されており、幅広い領域のセッションが開催されているため、全ての
セッションの内容を把握することが困難な状況です。

そこで本稿では、会期中に議論されたSecurityに関連したトピックスのうち、
IPv6に特化した内容を議論するWGでの話題を中心に紹介します。

◆krb WG(Kerberos WG)

krb WGは、認証方式の一つである、マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発し
たKerberosについて、新規仕様や実装のための検討を行うWGです。

今回のミーティングは、2009年7月31日に開催され、参加者は30人程度でし
た。最初にチェアから、WG文書のステータスおよび本ミーティングのアジェン
ダについて報告がありました。

今回のミーティングで発表された提案は、以下の通りです。

・Preauth framework
・Kerberos hash Update
・DHCPv6 Kerberos option
・IA-Kerb Update

上記の四つの中から報告者が注目した提案について簡単にご紹介します。

「Kerberos hash Update」は、MIT Kerberos ConsortiumのTom Yu氏により発
表が行われました。

概要としては、Kerberosで使用しているハッシュ関数に対する危殆化対策(暗
号技術の世代交代)として、現在主に利用されているハッシュ関数から、より
安全とされているSHA-2へ移行しようという提案でした。危殆化の流れとし
て、ハッシュ関数だけではなく共通鍵アルゴリズムについても、今後検討が行
われるのではないかと予想されます。

また、今回のkrb WGでは「DHCPv6 Kerberos option」について、横河電機株式
会社の坂根昌一氏から提案があり、ミーティングにおいて活発な議論が行われ
ていました。

□krb WG
  http://www.ietf.org/dyn/wg/charter/krb-wg-charter.html

□第75回IETF krb WGのアジェンダ
  http://www3.ietf.org/proceedings/75/agenda/krb-wg.txt


◆tls WG(Transport Layer Security WG)

tls WGは、インターネット上で情報を暗号化して送受信するためのプロトコル
であるTLS(Transport Layer Security)について、仕様の拡張や新規Cipher 
suiteの検討を行うWGです。

今回のミーティングは、2009年7月31日に開催され、参加者は40人程度でし
た。本ミーティングにおいて、冒頭でチェアから、WG文書のステータスおよび
アジェンダについて報告がありました。

今回のミーティングで発表された提案は、以下の通りです。

・TLS Cached Info
・DTLS Heartbeat
・TLS -IBE
・XMPP TLS Multiplexing

上記の四つの中から、報告者が注目した提案について簡単にご紹介します。

「TLS -IBE」は、Huawei Symantec Technologies社のMin Huang氏により、発
表が行われました。

IBEとはID Based Encryptionの略であり、近年、暗号業界で話題になっている
基本的な暗号技術です。この提案は、IBEを利用してTLS通信を行おうというも
のでした。ミーティング会場では参加者同士の議論が活発に行われ、IBEをTLS
通信に適用した時の課題等が多く洗い出されました。

また、第72回IETFで提案された、国産暗号のCamellia cipher suite
(rfc4132bis)について、IETF期間中にInternet-Draftのステータスが、
ID-ExistからAD Evaluationに変更されました。

□tls WG
  http://www.ietf.org/dyn/wg/charter/tls-charter.html

□第75回IETF tls WGのアジェンダ
  http://www3.ietf.org/proceedings/75/agenda/tls.txt


次号では、SIDR WG、PKIX WGの活動をご紹介します。

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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
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 JPNIC News & Views vol.672 【臨時号】

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