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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.782【臨時号】2010.9.21 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.782 です
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本号では、vol.781に続き、2010年8月にオーストラリアのゴールドコースト
で開催されたAPNIC30ミーティング報告 [第2弾]として、「APOPSレポート」
をお届けします。

なお、[第1弾]の全体報告につきましては、以下のバックナンバーをご覧く
ださい。

□APNIC30ミーティング報告
  ○[第1弾]  全体報告(vol.781)
    http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2010/vol781.html

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◆ APNIC30ミーティング報告 [第2弾] APOPSレポート
                                                 JPNIC 技術部 小山祐司
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APNIC30ミーティング内の1セッションとして開催された、APOPS(The Asia
Pacific OperatorS Forum)についてご報告します。APOPSは、アジア太平洋
地域のインターネット・オペレーターを対象とした技術的な話題を扱うフォー
ラムです。APNIC30では、2010年8月25日(水)10時から15時30分にかけて、九
つのプレゼンテーションが発表されました。

本稿では、紹介されたプレゼンテーションのうち、ネットワークの調査・計
測に関する三つのアジェンダについてご報告します。


◇ Measuring traffic in 1/8, 14/8, and 223/8

APNICのGeorge Michaelson氏から、1/8、14/8、223/8といった各アドレスブ
ロックにおけるトラフィック量の調査について紹介がありました。

1/8、14/8、223/8は、今年になって新規にAPNICへ割り振られたアドレスブ
ロックで、それぞれのブロックには以下のような特徴があります。

  -   1/8  "1"で始まる特徴的な数字を持ったアドレスブロック
  -  14/8  X.25との接続のために使用されていたアドレスブロック
  - 223/8  プライベートや実験目的のアドレスとして使用されやすい
           アドレスブロック

2010年1月に、RIPE NCCが1/8のうち一部のアドレスブロックを経路広告した
ところ、10Mbpsのトラフィックが流れたことや、また、Merit Network社が
1/8のアドレスブロックを経路広告したところ、1週間で7.9TBのパケットが
捕捉でき、瞬間的には860Mbpsのトラフィックを観測したことなどが紹介さ
れました。

14/8や223/8のアドレスブロックと比較して、1/8では数倍のトラフィックが
流れていること、1.1.1.0/24のアドレスを持つパケットが全体の44.5%を占
めることも紹介されました。また、宛先ポート番号も調査され、TCP445番ポー
ト宛のパケットが多数を占めていることから、ウイルスやワームによるトラ
フィックも無視できないほど存在することが述べられました。


◇ Route Filtering: Handle with Care

APNICのFrank Salanitri氏、NTTコミュニケーションズ株式会社の吉田友哉
氏の両氏から、経路情報のフィルタリングについて紹介がありました。

初めに、Frank Salanitri氏から、古くなったブラックリスト、Bogon(*1)リ
ストによる通信障害が発生しているため、フィルタに使用する各種のリスト
は、最新の状態に保つことが重要であることが紹介されました。また、
APNICでも、広報活動やトレーニングを行って啓発に努めていることが紹介
されました。

続いて、吉田友哉氏から、debogon projectについて紹介がありました。新
しい/8のアドレスブロックからその一部を顧客に割り当てたところ、Webサ
イトを見ることができないという苦情があり、その原因を調べてみると、古
いbogonリストがWebサイトに到達するまでの途中経路で使われていた、とい
うエピソードが紹介されました。

また、27/8、14/8、223/8のネットワーク到達性の調査について報告があり、
割り振られた直後では、20~30%のネットワークに対して到達性が無いこと
が報告されました。

(*1) http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/bogon.html


◇ A second look at measuring IPv6

APNICのGeorge Michaelson氏から、IPv6に関する調査結果が紹介されました。

まず初めに、IPv6の普及状況として、www.apnic.netへのIPv6によるアクセ
スがどれくらいあるのかが述べられました。2008年の中頃までは、割合とし
て1%にも満たない程度だったのが、それ以降は1~2%程度になったことが紹
介されました。

また、IPv4およびIPv6プロトコルスタックが、クライアントにどのように実
装されているかについての調査発表がありました。プロトコルスタックの実
装としては

  ・IPv4のみ
  ・IPv6のみ
  ・IPv4/IPv6デュアルスタック(IPv6優先)
  ・IPv4/IPv6デュアルスタック(IPv4優先)

と分類されますが、これらがどの程度使用されているか調査されたそうです。
方法としては、APNICのWebサイトに、IPv4/IPv6アドレスそれぞれでアクセ
スできる画像ファイルを置き、どのくらいアクセスがあったのかを調べたと
のことです。その結果、デュアルスタックのクライアントはIPv4優先のクラ
イアントが多く、IPv6のみのクライアントは1%以下だったことが分かったそ
うです。

                 ◇                ◇                ◇

今回のAPNICミーティングでは、アドレス割り振り時のネットワーク到達性
について、また、IPv6の実装や普及状況についてのプレゼンテーションが多
かったように思います。これには、IPv4アドレス在庫枯渇も目前に迫ってき
ており、それに対する備えを喚起する意味があったようにも感じられました。

□The Asia Pacific OperatorS Forum
  http://www.apops.net/

□Program / Agenda - APNIC 30
  http://meetings.apnic.net/30/program/


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             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.782 【臨時号】

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