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/P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.1142【臨時号】2013.11.13 ◆
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■■ Internet Week 2013 ~ 荒ぶるインターネットを乗りこなす ~ ■■
■■ 2013/11/26(火)~11/29(金) 富士ソフト アキバプラザ ■■
■■ IPv6/セキュリティ/SDN/ルーティング/DNS!など最新動向が満載! ■■
■■ ★ お申し込みはこちらから → https://internetweek.jp/ ★ ■■
■■ ★★★ 締切迫る!お得な事前登録は今週末15日(金)まで! ★★★ ■■
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◆ News & Views vol.1142 です
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Internet Week 2013プログラム委員の1人である法林浩之さんが、プログラム
を企画した委員にインタビューすることで、プログラムのエッセンスをお届
けする「注目プログラムのご紹介」の第5弾は「IPv4アドレス枯渇後の選択」
です。
APNIC/JPNICのIPv4アドレスの在庫が枯渇した今、IPv4で新規のサービスを立
ち上げたい場合は、何とかしてアドレスを調達するか、大規模NATなどを利用
しアドレス消費を抑えるしか方法はありません。どちらの方法も、さほどノ
ウハウは共有されているとは言えず、各社、手探りで進めているのではない
でしょうか。今回取り上げるセッションは、そういう意味で、具体例を聞け
る実践的な内容となっています。
Internet Week 2013の登録締め切りは、今週末11月15日(金)です。以下の
「Internet Week 2013の注目プログラムのご紹介」のバックナンバーもあわ
せてご覧になり、ぜひ、お申し込みください。
□直前特集! Internet Week 2013 注目プログラムのご紹介
○[第1弾]「T7:エンジニアも知っておくべき財務会計」」(vol.1136)
https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2013/vol1136.html
○[第2弾]「T11:SDN再入門 ~便利なSDN?難しいSDN?よくわからないSDN?~」
(vol.1137)
https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2013/vol1137.html
○[第3弾]「T4:マルチデバイス時代のHTML5~スマホからカーナビ・家電ま
で~」(vol.1139)
https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2013/vol1139.html
○[第4弾]「S8:SDN時代を生き抜く為のグラフ理論とネットワークのアルゴ
リズム入門」(vol.1140)
https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2013/vol1140.html
<Internet Week 2013 プログラム>
https://internetweek.jp/program/
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◆ 直前特集! Internet Week 2013 注目プログラムのご紹介:
[第5弾]「S7:IPv4アドレス枯渇後の選択」
日本UNIXユーザ会 法林浩之
JPNIC IP事業部 川端宏生
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2013年11月26日(火)~11月29日(金)の日程で、今年もInternet Weekが、近年
では最多の41プログラムで開催されます。
Internet Weekプログラム委員である、私、法林浩之(日本UNIXユーザ会)がそ
れぞれのプログラムを企画したプログラム委員にインタビューし、プログラ
ムの紹介サイトには書き切れない企画の意図や見どころを紹介するこの連載
の第5弾として今回ご紹介するのは、3日目の11月28日に行われるカンファレ
ンス「IPv4アドレス枯渇後の選択」です。担当プログラム委員の川端宏生氏
(JPNIC)はどのような思いでこのプログラムを企画したのでしょうか。聞いて
みましょう。
法林:IPv4アドレスの枯渇問題については、これまでのInternet Weekにおい
ても個別のプログラムの中では再三取り上げてきましたが、今回は枯
渇関連の話題をまとめて一つのプログラムという形でお届けすること
になりました。これは、参加者にお伝えすべき情報がそれだけ多いこ
とを示しているわけですが、この分野におけるホットな話題としては
どういったものがありますか?
川端:まず、APNIC地域のIPv4アドレスの在庫が枯渇したのは2011年の4月で、
それからもう2年半が経過したのですが、IPv4アドレスの需要は依然と
して旺盛です。このような状況の中で必要なIPv4アドレスをどのよう
に確保し、どのように運用していくのかは重要な課題です。
枯渇への対応策としては二つの方向性があって、一つはIPv4アドレス
の移転によって手持ちのアドレスを増やす方法、もう一つはキャリア
グレードNAT (CGN; Carrier Grade Network Address Translator)を利
用してアドレスを共有することでIPv4アドレスの消費を抑える方法で
す。実例も増えてきていて、例えば移転に関しては中国やインドを中
心に伸びていますし、日本でもAPNIC地域全体と同じぐらいのペースで
移転件数が増えてきています。
法林:移転に関しては、IPv4アドレスの価格がこれぐらいとか、どこのISPが
アドレスを買っているらしいとかいったうわさ話みたいなのはときど
き耳にしますが、実際に移転するとなったら何をしなければならない
のか、実務的な部分が見えにくい印象があります。
川端:そうですね。どのようにアドレスの移転先を探すのか、移転にはどれ
ぐらいの費用がかかるのかなど、移転に関するノウハウを知る機会は
多くありません。また、アドレスの共有技術についても、実例は増え
てきていますが豊富にあるとまでは言えない状況なので、ノウハウの
共有はもっとなされるべきだろうと。そこで、このあたりの情報をお
伝えするセッションを組むことで、自分たちの提供するネットワーク
やサービスに応じてどういった方法が採れるのかを考えてもらえたら
と、そういう思いでこのプログラムを企画しました。
法林:なるほど。では具体的なプログラムの内容や、特に注目してほしいポ
イントなどを教えてください。
川端:プログラムは3部構成になっています。第1部は移転の話で、現在のIPv4
アドレス移転の動向を知ることができます。また、過去に行われた移
転を実例として、レジストリで公開している移転履歴(*)からは読み取
ることのできない裏側をご紹介します。
(*) https://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4transfer-log.html
ftp://ftp.apnic.net/public/transfers/apnic/
https://www.ripe.net/lir-services/resource-management/ipv4-transfers/table-of-transfers
法林:この世界は裏が多そうですもんね。それはぜひ聞いてみたいです。
川端:第2部はIPv4アドレスの共有技術、より具体的にはCGNの話をします。
共有技術の最新動向や導入時の注意点など、実践的な内容を紹介する
予定です。
法林:第1部で移転、第2部で共有の話をしたら、第3部は何をするんですか?
川端:ここが注目ポイントの一つなんですが、第3部は「IPv4アドレス購入と
共有技術導入のコスト比較」と題して、移転にかかる費用と共有技術
導入にかかる費用を解説します。こうすることで、移転で新たなIPv4
アドレスを調達するのか、それとも今あるIPv4アドレスを有効利用す
る方向で進めるのかについて、検討を始めている方や具体的な答えが
出せないでいる方の道しるべになるような情報を提供することを考え
ています。
また、関連する話題というかもう一つの選択肢として、IPv6オンリー
データセンターなどの情報も紹介する予定です。
法林:これは興味深い話が聞けそうですね。それでは最後に、このセッショ
ンはどんな人に聴いてもらいたいですか?
川端:まず、IPv4アドレス移転の現状や、IPv4アドレスの調達方法に関心の
ある方には必見のプログラムだと思います。また、ISPでアドレスの管
理やネットワークの運用を担当していて、IPv4アドレスを今後どのよ
うに利用していこうか迷っている方にもおすすめです。
法林:ありがとうございました。会場に来ないと聴けない話がたくさんあり
そうですね。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
■「S7:IPv4アドレス枯渇後の選択」詳細
- 日時:2013年11月28日(木) 9:15~11:45
- 会場:富士ソフト アキバプラザ
- 料金:事前料金 5,000円/当日料金 7,000円
- https://internetweek.jp/program/s7/
- 内容:IPv4アドレスは枯渇し、JPNICでもRIR間のアドレス移転が可能と
なりました。IPv4アドレスの価格は高騰しており、既存サービス
を存続するためにアドレスを買い続けるのか、それとも、CGNで
IPアドレスを共有していくのかを検討する必要があります。
本プログラムでは最新のIPv4アドレス市場の価格動向、移転され
たアドレスを使用する際のチェックポイント、CGNを配置する際
の設計の注意点、共有アドレスを使用する際のサービス上の注意
点、IPv6オンリーデータセンターなどの海外での最新動向も合わ
せ、IPアドレス枯渇に対する対応を検討します。
- アジェンダ:
9:15~9:45 1) IPv4アドレス移転の最新動向と注意点
講演者: 白畑 真(株式会社クララオンライン)
内容:現在行われているIPv4アドレス移転に関する最新
動向と、移転の実例について掘り下げて解説しま
す。これからIPv4アドレス移転を検討する際に参
考となるよう、実際に移転を行う際の注意点や、
押さえておくべき点についても紹介する予定で
す。
9:45~10:45 2) IPv4アドレス共有技術設計方法とネットワークデザイ
ン上の注意点
講演者: 西塚 要(NTTコミュニケーションズ株式会社)
内容:IPv4アドレス共有技術の一つであるキャリアグ
レードNAT (CGN)について解説します。CGN導入時
の設計上の注意点や、サービス提供における注意
点など、導入を考える際の参考となる情報の提供
を予定しています。
10:45~11:15 3) IPv4アドレス購入と共有技術導入のコスト比較
講演者: 平井 則輔(ソフトバンクBB株式会社)
内容:IPv4アドレス移転にかかる費用、IPv4アドレス共
有技術導入にかかる費用を解説します。これらの
費用の比較から、ネットワークの大きさやサービ
スに応じたIPv4アドレスの運用方法について紹介
する予定です。また、IPv4アドレスでの運用にと
らわれず、IPv6オンリーデータセンターなどの海
外での最新動向を紹介する時間を設ける予定で
す。
11:30~11:45 4) Q&A
※時間割、内容、講演者等につきましては、予告なく変更になる場合があり
ます。
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わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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