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    /P▲          ◆ JPNIC News & Views vol.345【臨時号】2006.4.10 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.345 です
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2006年3月19日~24日の6日間にわたり米国・ダラスで開催された、第65回IETF 
のレポートを連載でお届けします。

今号では、[第一弾]として全体会議の報告をお送りします。


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◆ 第65回IETF報告 [第1弾]  全体会議報告
                                     NTT情報流通プラットフォーム研究所
                                                              小林淳史
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2006年3月19日~24日まで、米国ダラスのヒルトンホテルにて第65回IETF(*1) 
が開催されました。開催日となる3月19日は、20数年ぶりとなる嵐でホテルの
前の道路が冠水するという異例の事態でした。開催期間中は、一転して雨もな
く晴天の中での開催となりました。

今回のIETFの参加登録者数は、1,324名(36ヵ国)と発表がありました。前回か
らの推移を見てみますと、極端に人数の増減はなく、参加人数が1200~1500 
名程度に安定してきているようです。

- IETF61st(Washington,DC)       1,311名(26ヵ国)
- IETF62nd(Minneapolis)         1,133名(28ヵ国)
- IETF63rd(Paris)               1,454名(36ヵ国)
- IETF64th(Vancouver)           1,291名(40ヵ国)
- IETF65th(Dallas)              1,324名(36ヵ国)

今回のIETFでは、123のセッションが開かれました。このうち、7セッションが
BoFでした。ここでは、通常、水曜日と木曜日に行われるPlenaryの様子を報告
いたします。


◆Operations and Administration Plenary

通常、水曜日に行われるPlenaryは、IETFの運営に関する全体会議になります。
内容は、IETF議長による参加人数の報告から始まって、スポンサーである
Nokia社の紹介、ネットワーク状況の報告、IESG(*2)の新旧メンバー紹介、RFC
エディタやIANA(*3)からの活動報告などです。

まず、議長であるBrian Carpenter氏から参加者の報告があり、IETF全体の活
動概要として、前回のバンクーバー会議から今回の会議までで7個の新しいWG 
が開催され、18のWGが終了し、184のRFCが発行されたと報告がありました。

その後、スポンサーであるNokia社の携帯端末製品の紹介やネットワークの設
営に貢献した方の紹介がありました。特に、無線ネットワークの環境について
は、通信が途絶えるということもなく、非常に快適な環境でした。
(毎回、ネットワーク環境で悩まされたりしますが、今回は、苦痛に感じるこ
とはありませんでした。)
特に、今回は、開催初日が嵐ということで、作業をされた方には、特別に苦労
があったようです。

また、IESG及びIAB(*4)のメンバーで勇退される方の紹介があり、特に長年、
IESGのメンバーとして尽力していたBert Wijnen氏、Allison Mankin氏に対し
て、IETF議長から感謝の言葉がありました。

最後は、オープン・マイクロホンということで、参加者が自由に発言できる時
間となります。そこでは、RFCとしてドキュメント化する際のレビューアの選
定の仕方に関するコメントや役員の重複の仕方などについてコメントがよせら
れました。中には、休憩時間のクッキーの数が少ないというようなコメントも
ありましたが、翌日には改善されていました。
(私もこのコメントの恩恵を得ることができました。)


◆Technical Plenary

通常、木曜日に行われるPlenaryは、技術的な議論を行う全体会議になります。
まず、IAB、IRTF(*5)での活動報告が各議長より行われました。

IRTFの報告では、IRTF全体の概要として、新しいリサーチ・グループとなる
Transport Modeling Research GroupとInternet Congestion Control 
Research Groupが活動を始めたということやその他のグループのトピックスの
紹介がありました。

続いて、End-to-Endリサーチ・グループからそのグループの概要や現在、注
目している点について報告がありました。このグループでは、将来のインター
ネットが、どのようになるのか、その技術要素について議論しており、量子コ
ンピューティング、センサー端末などをキーワードにどのようなアーキテクチ
ャを必要とするのかについて、評価をしていくという報告がありました。

IABメンバーであるEric Rescorla氏からは、「分散ハッシュテーブル入門」と
題して、プレゼンテーションが実施されました。現在のP2Pネットワークの基
礎技術となっている分散ハッシュテーブルについて、Chord方式に注目してそ
の技術的な紹介が行われました。関連して、セキュリティに対する課題やDNS
への応用、SIPPINGもしくはSIP-P2P BoFで議論されている位置情報を分散ハッ
シュテーブルに格納して、SIPによるVoIPを実現する方法などが紹介されまし
た。

その後、IAB議長からは、最近のIABの話題として、IPv6のマルチホームに関す
る議論、アーキテクチャの観点からプロトコル策定に関する議論、SPAM、
Phishingに代表される予期しないトラフィックに関する議論があがっている
ことの報告やIRTF、ISOC(*6)に関連した活動の報告がありました。

今回のIETFは、20th Anniversaryということで、Social Eventなどところどこ
ろにこれを祝うロゴが見受けられました。21年目となる次回は、Ericsson社ス
ポンサーによるカナダ・モントリオールでの開催となります。

(*1) IETF:Internet Engineering Task Force
           http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/ietf.html
(*2) IESG:Internet Engineering Steering Group
           http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/iesg.html
(*3) IANA:Internet Assigned Numbers Authority
           http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ij.html#02-IANA
(*4) IAB :Internet Architecture Board
           http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/iab.html
(*5) IRTF:Internet Research Task Force
           http://rfc-jp.nic.ad.jp/what_is_ietf/ietf_section3.html
(*6) ISOC:Internet Society
           http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ij.html#02-ISOC

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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.345 【臨時号】

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