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    /P▲          ◆ JPNIC News & Views vol.381【臨時号】2006.8.16 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.381 です
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本号では、vol.376、vol.377、vol379に引き続き、第66回IETFのレポート
[第4弾] ENUM関連WGの動向についてお届けします。

□第66回IETF報告 特集
○[第1弾] 全体会議報告 (vol.376)
   http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2006/vol376.html
○[第2弾] DNS関連WG報告 (vol.377)
   http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2006/vol377.html
○[第3弾] IPv6関連WG報告 (vol.379)
   http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2006/vol379.html

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◆ 第66回IETF報告 [第4弾]  ENUM関連WG報告
                                                  JPNIC 技術部 山崎 信
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本稿では、第66回IETFでのENUMワーキンググループ(以下、WG)の動向について
レポートします。

◆ENUM (Telephone Number Mapping) WG

本WGは、DNSを用いてインターネット電話で使用される電話番号とインター
ネットリソースの対応付けを行うための方式である、ENUMについて標準を定め
たり、運用手続きの様々な側面を調べてドキュメント化することが目的となっ
ています。

ミーティングでは、まず議題を確認した後、各インターネットドラフトについ
てレビューが行われました。

最初のレビューとして、ENUMに必要なEDNS0(Extension Mechanisms for DNS)
(*1)について話し合いが行われ、RFC3761にEDNS0のサポートを追加するドラフ
トについて、WGラストコールをかけることが合意されました。

次に、ここ数回にわたりWGでの議論対象となってきた、ENUMの実装時の問題と
経験を記したドラフトについて議論が行われましたが、コンセンサスが得られ
なかったため、Chair及び著者とでドラフトを検討した上でWGに報告すること
となりました。

その後、ENUMサービス関連ドラフトのレビューが行われ、vCardを登録する提
案についてはラストコールがかかることになりました。その他のENUMサービス
関連ドラフトについては、追加のレビューが必要ということで保留となってい
ます。

VoIP相互接続およびNGN関連などで関心が高まっている、インフラストラクチャ
ENUM(キャリアENUM)(*2) については、ドラフトが3つ議論されました。

1点目として、インフラストラクチャENUMにおいて、プライバシーの問題から事
業者が保有している番号などの内容を極力外部に知られたくないという動機を満
足させるために、ENUMを利用する際に外部からは見えない事業者のグループに
割り当てられたE.164 Resolution Namespace (ERN, E.164名前解決用名前空間)
を返すようにするというものです。ERNとしてはプライベートENUMに紐付けら
れた名前が想定されていますが、具体的にどのような問い合わせ方法を用いる
かという点には言及されていません。ERNはENUMサービスの1つとして登録され
ることになります。

2~3点目として、以前から議論になっている、ユーザENUMとインフラストラク
チャENUMを並存させる方法ですが、以下の2つの案/ドラフトが提案されまし
た。


1. 国別コードの上位レベルにインフラストラクチャENUM用のドメイン名ツ
   リーとしてie164.arpaを導入する

2. 従来の国別コードの下にサブドメイン (サブドメイン名はinfrastructure)
   を作り、インフラストラクチャENUMであることを示すEBL (ENUM Branch
   Location Record、IETF65ではBLRと略していたようです) という新しいDNS
   リソースレコード (RR)を導入する


これらは前回のIETF65の直後にMLに提出された、いわゆる「ダラス協定
(Dallas Treaty)」を受けてのものです。ダラス協定はユーザENUMとインフラ
ストラクチャENUM(キャリアENUM)を並存させる方法をできるだけ速やかに決
めようというもので、できるだけ早く暫定的な解決策を使えるようにすること
と並行して、長期的な解決策も提案することを目指しています。


最後に、Chairの一人であるPatrik Faltstrom氏よりRFC3761bis(改良版)へ向
けて、次世代ENUMについてのアイデアが紹介されました。現在はNAPTRレコー
ドを検索すると、対象ドメイン名に紐付けられているすべてのURIが返って来
るのに対し、以下の2点に分離することが提案内容となっています。

1. あるドメイン名にどんなサービスが存在するか
2. ある特定のサービスについて、どのURIを使うか

具体的には、DNSに登録するリソースレコードとして現在使用しているNAPTRレ
コードではなくURIレコードを使うことを想定しています。現在すでに使われ
ているシステムとの後方互換性を妨げるものではないということでしたが、具
体的な互換性実現のための方策についてまでは議論されませんでした。この紹
介についての反応は、好意的なものが多かったように思います。

(*1)EDNS0 (Extension Mechanisms for DNS, RFC2671)
    http://tools.ietf.org/html/rfc2671
    http://www.nic.ad.jp/ja/translation/rfc/2671.html (日本語翻訳版)

(*2)ENUMを用いて電話網の経路制御を行う技術。主に番号ポータビリティやIP
    電話の相互接続への利用が考えられています。


□ENUM WG
http://www.ietf.org/html.charters/enum-charter.html

□第66回IETF ENUM WGミーティングのアジェンダ
http://tools.ietf.org/wg/enum/agenda66
http://www3.ietf.org/proceedings/06jul/agenda/enum.txt

□JPNICのENUMページ
http://www.nic.ad.jp/ja/enum/

□インターネット10分講座●ENUM
http://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No21/080.html

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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.381 【臨時号】

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