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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.469【臨時号】2007.8.1 ◆
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◆ News & Views vol.469 です
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2007年6月末にプエルトリコのサンファンで開催されたICANN会議を受けて、恒
例となりました「第19回ICANN報告会」が開催されました。本号では、そのレ
ポートをお届けします。

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◆ 第19回ICANN報告会レポート
                                JPNIC インターネット推進部  高山由香利
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2007年7月23日(月)、九段会館(東京都千代田区)にて、JPNICと財団法人イン
ターネット協会(IAjapan)の共催で第19回ICANN報告会を開催しました。以下
に、報告会の内容をご紹介します。


◆ICANNサンファン会議概要報告

JPNICの高山より、ICANNサンファン会議(2007年6月23日~29日)の概要報告を
行いました。本会合での主なトピック(2007-2008年度の運営計画案・予算案の
承認、gTLDドメイン名登録者保護に関する議論、北米地域のRALO(*1)設立、
IPv6実装に向けて、ドメイン名テイスティングへの対応)の概要と、WHOISに関
するPDP(*2)および新gTLD導入に関するPDPの進捗状況についてもお伝えしまし
た。

主なトピックの内容は、vol.465で報告したため割愛します。

  JPNIC News & Views vol.465 [特集]ICANNサンファン会議報告
  http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2007/vol465.html

(*1) Regional At-Large Organization:地域別At-Large組織
     http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-kz.html#03-ralo

(*2) Policy Development Process:ポリシー策定プロセス
     http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-kz.html#03-PDP


◆.asiaおよびDotAsia Organisationについて

.asiaのレジストリとして2006年12月にICANNと契約を締結し、優先登録受付開
始を10月に控えるDotAsia Organisation Ltd.(*3)について、DotAsia
Organisation Ltd.理事でもある株式会社日本レジストリサービス(JPRS)の遠
藤淳氏にご報告いただきました。

地域ドメイン名については、欧州連合が関与して作られた.euが既にあります
が、.asiaについてはコミュニティ主導で新設されており、コミュニティによ
るコミュニティのためのTLDと言えるそうです。コミュニティのために創設さ
れたドメイン名であるという特徴は、DotAsia Organisation Ltd.が非営利法
人であり、.asiaのサービスから得る利益は、会員への分配ではなくコミュニ
ティ振興策実施に用いられる点にも見て取れます。

登録スケジュールについては、10月9日より段階的な優先登録期間を設けるだ
けではなく、ドメイン名の活用案募集に対する優れた提案者には、対象ドメイ
ン名を優先的に登録できる権利を付与する、.Asia Pioneer Domains Program
(*4)という計画もあるとのことです。新たな取り組みにも挑戦しており、今後
の展開が注目されます。

(*3) DotAsia Organisation Limited.
     http://registry.asia/

(*4) .Asia Pioneer Domains Program
     http://pioneer.domains.asia/


◆ICANN At-Large諮問委員会(ALAC)報告

財団法人ハイパーネットワーク社会研究所の会津泉氏より、At-Large諮問委員
会(ALAC)の活動報告がありました。

今回のサンファン会議で北米地域のRALOが設立されたことにより、5地域全て
のRALOが整いました。全てのRALOが設立されるまでのALACは暫定委員会の形を
取っていましたが、これを機にALACの本格的な体制も整い、今後はポリシー分
野への活動に注力していくとのことです。特に、諮問委員会としての機能強化
や、ICANN内の他組織との連携を進める意向にあるとのことです。

ALAC関連の会議では、かなり活発な議論が行われたようです。その理由の一つ
に、今年の春以降、ALACの委員メンバーのうち2/3ほどが入れ替わり、これま
での慣習を知らないメンバーとの会議の進め方を巡る議論が白熱したことがあ
ると聞き、さまざまなメンバーが集まるICANNの会議らしさがうかがえまし
た。


◆IDN ccTLD導入に向けた活動について

IDN(*5) ccTLDに関する議論は、この1年ほど集中的に行われ、ccNSO内の見解
がまとまりつつあります。IDN ccTLD導入に向けた検討状況について、JPRSの
堀田博文氏よりご報告いただきました。

ccNSOにおいては、IDN ccTLD導入のための基本的は考え方は次のようにまと
まっており、まずは限定的にIDN ccTLDを導入し、問題が生じた場合には、そ
の都度解決を図っていく姿勢で導入を開始しようとしているとのことです。

  ・ポリシー面の調整は引き続き行うが、ファーストトラックでは現ASCII
    ccTLDに対応する国/地域がまずは一つのIDN ccTLD文字列を選択し、限定
    的に導入する。

  ・選択された文字列に対してレビュー/異議申し立て/反論することができる
    よう、パブリックコメント期間を設ける。

サンファン会議での議論に先立ち、APTLDより「まずは限定的な措置でIDN
ccTLDを迅速に導入することを求める」といった内容の声明(*6)が6月21日に提
出されており、アジア太平洋地域のメンバーがIDN ccTLD導入に向けた議論を
推進する役割を担っているとのことです。

現時点で認識されている課題の解決策については、ほぼコンセンサスとなりつ
つあり、本年中もしくは来年はじめにはccTLDの検討の成果としてレポート等
を提出できるのではないか、との見込みが伝えられました。

(*5) Internationalized Domain Name:国際化ドメイン名
     http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ka.html#12-kokusaikadomainmei

(*6) APTLD Position on Top Level Internationalised Domain Names
     http://www.aptld.org/position.htm


◆ICANNレジストラ認定契約を巡る議論について

米国のRegisterFly社がRAA(*7)を解約された一件を受けて、前回のリスボン会
議以降、RAAの内容見直しやレジストラが所有するデータのエスクロー(第三者
への預託)強化などについて議論されるようになりました。RAAを巡る議論につ
いて、JPNICの穂坂俊之より報告を行いました。

かねてからRAA遵守の状況についてはICANNが監査を行っていたものの、Webサ
イトやWHOISの内容をチェックする程度にとどまり、立ち入り検査を実施する
までには至っていませんでした。2007年5月に調査したところでは、WHOISすら
提供していないレジストラが19組織もあったとのことで、ICANNとしても事態
の改善に向け急速に動き出した感があるとのことです。

RAAの見直し項目については、未だ全てリストアップされている段階ではない
ものの、コミュニティからのフィードバックを含め次第に輪郭が見えてくるの
ではないか、とのことでした。レジストリが何らかの原因で機能不全に陥った
場合の対応策についても検討されており、エスクローエージェントの選定も進
められています。

なお、JPドメイン名については、登録者保護の施策の一つとして既にデータエ
スクローの仕組みが実装されています(*8)。

 (*7) Registrar Accreditation Agreement:レジストラ認定契約

 (*8) http://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No28/040.html


◆IPv4アドレス在庫枯渇に関する議論の状況について

IPv4アドレス在庫枯渇に関しては、前回のリスボン会議でASO(*9)によるワー
クショップが開催されて以降、ICANNでもかなりの関心が寄せられるようにな
り、サンファン会議を機に本格的に議論されるようになったと言えます。
JPNICの穂坂俊之より、ICANNでのIPv4アドレス在庫枯渇に関する議論について
RIR(*10)でのポリシー動向も織り交ぜ報告しました。

あと数年でIPv4アドレスの在庫が枯渇すると予測される状況において、その現
実に対処するためのIPアドレスポリシー提案が世界各地で議論されており、
RIR/NIR(*11)からはIPv4アドレス在庫枯渇に関する声明が発表されつつあると
のことです。NIRにあたるJPNICでも、6月15日に姿勢表明を発表し(*12)、IPv4
アドレス在庫枯渇にかかる課題に取り組んでいます。

ICANNでも、インターネットが将来も成長していけるかどうかは、IPv6アドレ
スの実装にかかっていると考えていることが表明されました。また、現状の認
知度を向上するようASO、RIR、NIR、GAC等から要請がある点について同意し、
IPv6を時宜に適って実装できるようRIRと協力し、教育やアウトリーチ活動に
取り組むことが決議されました。

(*9) Address Supporting Organization:アドレス支持組織
     http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ah.html#01-ASO

(*10)Regional Internet Registry:地域インターネットレジストリ 
     http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ta.html#14-tiikirejisutori

(*11)National Internet Registry:国別インターネットレジストリ
     http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ka.html#12-nir

(*12)「IPv4アドレスの在庫枯渇に関して」
     http://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4pool/


◆ICANN政府諮問委員会(GAC)報告

総務省の辰川晶子氏より、政府諮問委員会(GAC)での議論の様子について報告
がありました。

GACメンバー間においても、IPv4在庫枯渇およびIPv6導入に関する情報交換が
行われ、NRO(*13)からは、政府としてもIPv6対応を進め導入事例を示していく
ことが必要である、といった内容のプレゼンテーションがあったそうです。
IPv6への円滑な移行は、公共政策の観点からも重要性を増しており、今後も
GACとして注視していくことを確認したとのことです。

IDNについては、ccNSOとともにIDN ccTLDについて今後PDPの中で検討されるべ
き課題を論点ペーパーとしてまとめGACで採択し、ICANN理事会に提出したこと
が伝えられました。PDPと並行して、暫定的なIDN導入を可能とするプロセスの
検討も必要と認識しているそうです。

ICANNでは、より多くのステークホルダーが参画できるよう発展途上国などか
らの参加者を支援するフェローシッププログラムを導入し、サンファン会議に
は本プログラムにより33名の参加者があったそうです。GACとしては本プログ
ラムを強く支持することを表明し、各国内で周知していくとともに継続的に利
用されることが重要であるため、本プログラムの発展を手助けしていく意向に
あるとのことです。

(*13)Number Resource Organization
     http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-kz.html#03-nro


◆ICANN理事からの報告

株式会社ネオテニーの伊藤穰一氏からは、理事会決議(*14)に沿って、理事会
における議論の様子について報告がありました。

ICANNの運営に直接関係する、2007-2008年度運営計画案・予算案の承認につい
ては、戦略計画に基づき運営計画案が設定され、運営計画案に基づき予算案が
設定されるべきものの、全体としてはまだ上手く関連していないことが反省点
として残るとのことです。また、予算案は理事が決議することになっています
が、実際には拒否権を行使できるレジストラとの関係にも左右されるとのこと
で、理事会の一存では決められない難しい事項であるようです。

また、伊藤氏ご本人が本年11月をもって理事の任期を終えられることもあり、
今後も引き続き日本のコミュニティから積極的に参画するよう呼び掛けがあり
ました。ICANNにおいては、知的財産等の法律関係者や通信事業者・メーカー
等からの参加者が多くなっているものの、日本からはほとんど見られないため、
日本のプレゼンスを高めていくことが課題として指摘されました。

(*14)Adopted Board Resolutions - San Juan, Puerto Rico
     http://www.icann.org/minutes/resolutions-29jun07.htm


           ◇                     ◇                     ◇


ICANN報告会の資料と動画は、JPNIC Webサイトにて公開しています。
http://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/index.html
第19回の内容についても、近日公開予定です。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.469 【臨時号】

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