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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.817【臨時号】2011.2.3 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.817 です
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本号では、2010年12月5日から10日にかけて、コロンビアのカルタヘナで開催
されたICANN会議のレポートをお届けします。

今回のICANN会議では、会議の直前に新gTLDプロセスに関して活発な動きが見
られ、また会期中に開催された理事会での決議についても、大きな注目を集
めることとなりました。

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◆ ICANNカルタヘナ会議報告
                                   JPNIC インターネット推進部 前村昌紀
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◆はじめに

2010年12月5日から10日まで、コロンビアのカルタヘナで、第39回ICANN会議
が開催されました。カルタヘナはカリブ海に面した港町で、スペイン植民地
時代の建築物が多く、1985年にユネスコの世界遺産にも登録された、美しい
観光都市です。会場となったカルタヘナコンベンションセンターは、湾に面
しているとともに、城壁に取り囲まれた旧市街のすぐ近くなので、歩いてこ
れらの世界遺産を楽しむことができました。


◆新gTLDプログラム ~プロセスもいよいよ大詰めへ~

今回最も大きな注目を浴びたのは、新gTLDプログラムに関する決議でした。

ドラフト版申請者ガイドブックは、4版を重ねた上で、ついに2010年11月9日
付けで最終案(Proposed Final)と名付けられたドラフトが公表されました。
この最終案公表に至るまでには、9月末の理事会合宿があり、直前の11月5日
に臨時理事会でVI(レジストリ・レジストラ垂直統合)(*1)を条件付きで容認
する方針が打ち出されるなど、活発な動きがありました。

ガイドブック最終案が公表された後に始まったパブリックコメント募集は、
カルタヘナ会議の理事会当日が締め切りとなっていたことから、「カルタヘ
ナ会議で申請者ガイドブックを足早に承認するのでは」という憶測も飛び交っ
ていました。しかし、結果としては、カルタヘナで決するということにはな
りませんでした。

新gTLDプログラムに関するカルタヘナの理事会決議(*2)では、まず、今まで
残余課題(Overarching Issues)として挙げられていた、

・商標保護
・不正行為対策
・ルートゾーンスケーリング(*3)
・経済分析
・地名
・公序良俗に関する対処状況

への認識を示しました。

次に、経済分析に関しては

・募集中だったパブリックコメントを考慮、公序良俗に関しては勧告6コミュ
  ニティ作業部会(Rec6CWG)(*4)の勧告を2011年1月7日期限で要請し、これを
  勘案する
・さらに政府諮問委員会(GAC)と理事会合同の残余課題検討会合を2011年2月
  に開催して、これらすべてのインプットを検討した上で、次の版のガイド
  ブックに反映する

としました。

通例に従って、2010年12月10日(金)に、理事会に先立って開催された支持組
織・諮問委員会議長報告において、政府諮問委員会が発表した「カルタヘナ
コミュニケ」には、新gTLDプログラムに対する懸念が数多く指摘されていま
したが、この懸念を解決するために、さらに追加でプロセスを踏むという形
となりました。

また、サービス開始に向けた準備とは独立して、新gTLDプログラムの評価基
準策定が始まろうとしています。理事会は、競争、消費者の信頼、選択の幅
などの観点から、新gTLDの評価基準を策定する作業に今後3年間取り組むこと
を決議し、それにあたり、支持組織および諮問委員会に助言を求めることと
しました。

(*1) http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/registry-registrar-vi.html

(*2) Adopted Board Resolutions | Cartagena
     http://www.icann.org/en/minutes/resolutions-10dec10-en.htm

(*3) http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/rootzone-scaling.html

(*4) 勧告6コミュニティ作業部会(Cross Community Working Group on GNSO
     Recommendation 6; Rec6CWG)
     2007年9月にGNSO評議会よりICANN理事会に提出された、新gTLD導入に関
     する原則、ポリシー勧告、実装に関するガイドラインなどを含む、新
     gTLD導入に関する最終報告書中の勧告6「新gTLDの文字列は、国際法の
     原則により認識されている公序良俗に関して一般的に認められている法
     的規範に反するものであってはならない」に沿って、GAC、GNSOおよび
     At-Largeより選出された委員および一般の参加者から構成されたワーキ
     ンググループ(WG)。

     同WGが提出した報告書(委員一覧が含まれています)
     http://gnso.icann.org/issues/new-gtlds/report-rec6-cwg-21sep10-en.pdf


◆その他の論点

新gTLDプログラム以外の論点をいくつか挙げます。

(1).XXXについて

2003年にアダルトエンターテイメントコミュニティ向けスポンサ付きgTLDと
して申請され、一旦は申請が棄却された、.XXXに関して、理事会では新gTLD
同様、2011年2月の合同会合でGACと協議した上で、契約締結に向けたプロセ
スを踏んでいくとしました。

(2)ファストトラック以降のIDN ccTLDについて

ccNSO(Country-Code Names Supporting Organization:国コードドメイン名
支持組織)(*5)では、現在Fast Track(暫定プログラム、以下ファストトラッ
ク)(*6)として取り扱われているIDN ccTLD(国際化国コードTLD)に関して、
ファストトラック以降の正式なポリシーとして、ccTLDとして認められる文字
列の規定や、ccNSOにおける票数規定などの検討が進められています。

(3)レジストラ認定契約の改定について

GNSO(Generic Names Supporting Organization:分野別ドメイン名支持組織)
(*7)では、RAA(レジストラ認定契約)の改定が議論されています。現在のRAA
に対して、ICANNが登録者の権利と義務を明確に定め、レジストラにその提示
を求めるよう改定する案が、カルタヘナ会議中のGNSO評議会に上程されまし
た。その場では持ち越されましたが、会議終了後、2011年1月の評議会で承認
されました。

(*5) http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ah.html#01-ccNSO

(*6) http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ah.html#01-fasttrack

(*7) http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ah.html#01-GNSO


◆理事改選

今回の会議では理事改選があり、以下の通り理事会の陣容が変更になりまし
た。今までAt-Large(*8)からは、ALAC(*9)指名のリエゾンとして非投票理事1
名の枠でしたが、今回付属定款の変更により、At-Large選出理事として1名が
投票権を持って理事会に参加することになりました。

・退任理事
    Harald Tveit Alvestrand氏、Dennis Jennings氏、
    Jean-Jacques Subrenat氏(以上、指名委員会(NomCom)(*10)による指名)、
    Vanda Scartezini氏(ALACリエゾン)、
    Jonne Soininen氏(技術リエゾングループ(TLG))

・新任理事
    Cherine Chalaby氏、Bertrand de la Chapelle氏、Erika Mann氏、
    (以上、NomCom指名)、
    Sebastien Bachollet氏(At-Large選出)、
    Reinhard Scholl氏(TLG)

これに伴い、役職者および理事会の各委員会委員も改めて指名され、理事会
議長にはPeter Dengate Thrush氏が再任、副議長には、理事を退任したDennis
Jennings氏に変わり、Steve Crocker氏が指名されました。

(*8)  http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ah.html#01-atlarge

(*9)  http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ah.html#01-alac

(*10) http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-kz.html#03-NomCom


◆次回および次々回のICANN会議

次回第40回会議は、シリコンバレー会議として、米国サンフランシスコで、
2011年3月13日から18日まで開催されます。また、次々回第41回会議は、ヨル
ダンの首都アンマンで、2011年6月19日から24日まで開催されることが決定し
ました。

                  ◇              ◇              ◇

なお、ICANNカルタヘナ会議の詳細については、2011年1月27日(木)に開催し
た、第29回ICANN報告会にて、ご報告させていただきました。本報告会のレ
ポートは、近日中に本メールマガジンにてお届けいたします。

また、当日の資料および報告会の内容を録画した動画については、JPNIC Web
サイトにて後日公開する予定です。

JPNIC Web - ICANN報告会資料
http://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.817 【臨時号】

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