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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1245【臨時号】2014.11.6 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.1245 です
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Internet Week 2014の実行委員である法林浩之さんが、プログラムを企画し
た委員などにインタビューすることで、プログラムのエッセンスをお届けす
る「注目プログラムのご紹介」の4回目は、「クラウド時代の著作権について
考える」です。

「クラウド時代の著作権」と聞いてもピンと来ない方もいるかもしれません。
インターネットは、従来の著作権制度とは相いれないところもあるため、デ
ジタルコンテンツをどう扱えば適切なのかはとても難しい問題ですが、私た
ちの誰にでも関係することです。当日はジャーナリストとしても有名な津田
大介さんも登壇します。

Internet Week 2014の事前登録は、明日、11月7日(金)17:00までとなります。
参加ご希望の方は、どうぞお早めにご登録ください。

      <Internet Week 2014 プログラム>
      https://internetweek.jp/program/

□直前特集! Internet Week 2014 注目プログラムのご紹介

  ○[第1弾]「オープンデータ活用のための技術とビジネス最前線」(vol.1241)
    https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2014/vol1241.html

  ○[第2弾]「IPv6プログラム全般について」(vol.1243)
    https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2014/vol1243.html

  ○[第3弾]「TCP/IP再認識~忘れちゃいけないUDP、ICMP」(vol.1244)
    https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2014/vol1244.html

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◆ 直前特集! Internet Week 2014 注目プログラムのご紹介:
   [第4弾]「クラウド時代の著作権について考える」
                                             日本UNIXユーザ会 法林浩之
     Internet Week 2014 プログラム委員/クロストラスト株式会社 秋山卓司
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今年もInternet Weekの開催が近づいてきました。この連載では、直前特集と
してInternet Weekで行われるセッションを紹介していきます。担当は本イベ
ントの実行委員を務めている法林浩之(日本UNIXユーザ会)です。

今回は「クラウド時代の著作権について考える」について、担当した秋山卓
司氏(クロストラスト)に見どころをお聞きしました。


法林:Internet Weekのプログラムは、技術的なものからそうではないものま
      で幅広く取りそろえているのですが、このプログラムは技術的ではな
      いものというか、我々の間では「社会派」と呼んでいるセッションの
      一つですね。

秋山:はい。今年のInternet Weekのテーマは「あらためて"みんなの"インター
      ネットを考えよう」となっていますが、「みんなのインターネット」
      というものを考えるときに、題材は必ずしも技術的なことばかりでは
      ないだろうと思うんですよね。

法林:なるほど。今回、その中で著作権に関する話題を取り上げようと思っ
      たきっかけは、どんなところにあるんですか?

秋山:直接のきっかけは、文化庁の審議会で出された「クラウドサービスに
      対する補償金制度」の提言ですね。従来からデジタル録音・録画機器
      やその媒体(CD-R、DVD-R等)に対する補償金制度があったのですが、近
      年それらの売り上げが激減したため、それらにかわる収入源として同
      様の補償金制度をクラウドサービスにも適用しよう、という流れです。
      「人の背丈よりも大きいサーバ」という発言がTwitter等で取り上げら
      れたので、ご記憶にある方も多いかもしれません。

法林:インターネットコミュニティ側の感覚だと、その提言はかなり受け入
      れがたい気がしますね。

秋山:はい、ただその一方で、僕らもただ感情的に反対するのではなく、現
      状の著作権管理の仕組みがどうなっているかきちんと理解した上で、
      インターネットの特性や、技術的な背景をもとに代替案を出すとか、
      既存のビジネスやルールと折り合いをつけつつ落としどころを探らな
      いと、クリエイターを含めて誰も幸せにならないと思うのです。著作
      権管理団体が果たしてきた役割や従来のルールの良いところは認めた
      上で、共存しつつもイノベーションを阻害しない道を探らなくてはい
      けません。

法林:なるほど。問題の背景としては何があるのでしょうか?

秋山:著作権の問題の背景を一言で言うと、そもそも著作権制度はインター
      ネットの出現を想定していなかったので、「インターネットの特質に
      制度が追いついてない」ところにあるかと思います。

      グーテンベルクによる活版印刷発明以前の時代では、書籍=情報は特
      権的なものだったのですが、印刷によりそれが崩れて、誰かの作品を
      共有することが比較的容易にできるようになりました。でもその作品
      を流通させるコストを誰が負担するかは、昔はそれがパトロンであっ
      たり、楽曲や演劇であればそのオーディエンス、書籍の購入者など明
      確でした。これが昔からずっと続いてきた、優れた創作物が世に広ま
      る仕組みだったのです。つまり、少数の限られたクリエイターが作っ
      た作品を多くの人々が享受する仕組み(コンサートホール、美術館、書
      籍の流通等々)を作るためには資本の集約が必要で、そのために形のな
      いものに権利を認めようということです。

法林:なんとなく理解できます。そして、インターネットの出現で、その仕
      組みが崩れちゃったわけですね。

秋山:そういうことです。デジタルの世界では複製・流通コストは限りなく
      ゼロに近づく一方で、誰もが著作者になりえます。また二次的著作物
      の創作・発表も容易です。一方、著作権の考え方はグーテンベルク時
      代の前提を色濃く残したまま来てしまっており、作品の創作・流通の
      仕組みが変わってしまった現代において、昔に考えた仕組みを適用さ
      せるところに矛盾が生じていて、そこをうまく解決しないと、せっか
      く「インターネット」という恩恵があるのに、それを生かせないまま
      になってしまいますよね。従来の方法を否定するわけではありません
      が、作り手と受け手の固定された関係だけではなく、いわば情報のプ
      ロシューマー(作り手であると同時に消費者でもある)の営みを阻害し
      ないルール作りを考えることが求められているように思います。

法林:わかりました。ではそういう問題提起のもとに企画された今回のプロ
      グラムの内容をご紹介ください。

秋山:このプログラムは2部構成になっていて、まず前半では有識者の方々に
      さまざまな角度から「著作権」に関するショートプレゼンをお願いし
      ています。もともと今回のプログラムを企画するきっかけとなったク
      ラウドサービスに対する補償金制度に関する議論の経緯や論点につい
      て、また、ニコニコ動画やYouTubeに代表されるサービス上で楽曲等の
      利用を可能にしている「包括契約」の話、さらに、著作権制度が直面
      している課題や新しい提案等々がショートプレゼンのテーマになるか
      と思います。これらのプレゼンを元に後半では、登壇者の方々にご参
      加いただいて、パネル形式でいくつかのテーマについてさらに掘り下
      げたいと思います。

法林:登壇者はどんな方々ですか?

秋山:まずは津田大介さん。ジャーナリストとして大変有名な方ですが、今
      回はインターネットユーザー協会(MIAU)の代表理事という、いわばイ
      ンターネットユーザーを代表する立場でご登壇いただきます。それか
      ら著作権に関する専門家で著書も多い、弁護士の福井健策さん。コン
      テンツ事業者からはニコニコ動画を提供しているドワンゴの甲斐顕一
      さん。初音ミクでも有名なクリプトン・フューチャー・メディアの菱
      山豊史さん。そしてクラウド事業者としてはアマゾンジャパンの渡辺
      弘美さんにお願いしました。

法林:なかなか豪華で、しかも面白い顔合わせですね。では最後に、このプ
      ログラムをどんな方々に聞いてもらいたいですか?

秋山:この著作権の話は、我々インターネットユーザ全員に関わってくる問
      題なので、そういう意味ではどんな方にでも聞いていただきたいので
      すが、特にコンテンツレイヤーの方々や今後新しくクラウド上でのサー
      ビスを企画する方々には関心をもっていただけるかと思います。

法林:ありがとうございました。Internet Weekならではの興味深いプログラ
      ムだと思います。ぜひ多くの方に参加していただきたいですね。


■「S12 クラウド時代の著作権について考える」詳細

   - 日時:2014年11月20日(木) 9:30~12:00
   - 料金:事前料金 5,500円/当日料金 8,000円
   - https://internetweek.jp/program/s12/

   - 内容:他の多くの分野と同様に、著作権制度が従来想定していたさまざ
           まな前提がインターネットによって覆りつつあります。しかしイ
           ンターネットの進化によってもたらされる利益を多くの人が享受
           するためには、技術革新と同様に、場合によってはそれ以上にルー
           ルの整備が不可欠です。

           本セッションではまず、本年2014年7月に文化庁で開催された審
           議会において著作権管理団体から提案された「クラウドサービス
           に対する補償金制度」を具体的な題材として、これまでの著作権
           制度に関する論点を紹介するとともに、さまざまな視点から今後
           の著作権制度のあり方について考えます。

   - アジェンダ:

       9:30~10:45 1) 前半パネルディスカッション
                      クラウドサービスに対する補償金制度について

      10:45~12:00 2) 後半パネルディスカッション
                      クラウド時代の著作権制度のあり方

                      パネリスト:
                         甲斐 顕一(株式会社ドワンゴ)
                         津田 大介(一般社団法人インターネットユーザー
                                   協会 代表理事)
                         菱山 豊史(クリプトン・フューチャー・メディア
                                   株式会社)
                         福井 健策(骨董通り法律事務所 弁護士)
                         渡辺 弘美(アマゾンジャパン株式会社) 

※前半、後半、それぞれショートプレゼン+パネルディスカッションで構成
  する予定です。

※時間割、内容、講演者等につきましては、予告なく変更になる場合があり
  ます。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.1245 【臨時号】

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