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/P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.1734【定期号】2019.12.16 ◆
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◆ News & Views vol.1734 です
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毎月15日(土日祝の場合はその翌日)に発行している定期号では、特集記事の
みならず、業界メンバーのコラムや用語解説、統計などもお届けしています。
本号の特集では、2019年11月下旬に今年も東京・浅草橋で開催した、Internet
Week 2019の開催報告です。「攻め」と「守り」を意識したプログラムに、ハ
ンズオンも盛りだくさんの構成でしたが、今年も多くの方々にご参加いただ
き、盛況のうちに閉幕することができました。みなさま、ありがとうござい
ました!
Internet Week 2019期間中の様子を写真でお伝えするフォトレポートもブロ
グで公開していますので、こちらもぜひ併せてお読みください。
Internet Week 2019 フォトレポート
https://blog.nic.ad.jp/2019/3938/
News & Views Columnでは、本日より新たな場で働き始められるという平井則
輔氏に、自身が会長を務められているJANOG (JApan Network Operators'
Group)の運営にどのような想いで関わってきたか、その熱い想いを語ってい
ただきました。また、インターネット用語1分解説では、IPv4アドレスの節約
に利用されている技術である「CGN」について解説しています。
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◆ 目次
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【 1 】特集 「『Internet Week 2019 ~新陳代謝~』開催報告」
【 2 】News & Views Column
「ネットワークエンジニアが興奮するフィールド」
JANOG (JApan Network Operators' Group)会長 平井則輔氏
【 3 】インターネット用語1分解説
「CGNとは」
【 4 】統計資料
1. JPドメイン名
2. IPアドレス
3. 会員数
4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー
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【 1 】特集 「『Internet Week 2019 ~新陳代謝~』開催報告」
JPNIC インターネット推進部 坂口康子
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2019年11月26日(火)から29日(金)まで、東京・浅草橋のヒューリックホール&
ヒューリックカンファレンスで「Internet Week 2019」を開催しました。二
つの同時開催イベントを含めますと、総プログラム数は34、参加者数はBoFな
ど一部プログラムの最終参加者数確認中のため本原稿執筆時点では未確定で
すが、延べ約2,400名になる見込みです。
■ 今年のテーマ:新陳代謝
Internet Week 2019のテーマは「新陳代謝」。インターネットがこれまで発
展してきた仕組みに通じるものがあるということで、実行委員会で満場一致
により選ばれました。
ただ、このテーマは、Internet Week 2019実行委員長である高田寛による挨
拶(*1)の冒頭にもありますように、昔からずっとInternet Weekにご参加いた
だいている方に、誤解を与えてしまうのではないかという心配がありました。
テーマに込められた想いをご説明する時は、毎回少し注意が必要でしたが、
4文字でシンプルだからこそ、プログラムの作り手であるプログラム委員はも
ちろん、来場してくださる参加者の皆様にも、例年以上に浸透していたよう
に個人的には感じました。Internet Week 2019が、皆様お一人お一人自身の
知識やスキルの新陳代謝を、少しでも促進できていたならば大変うれしく思
います。
(*1) Internet Week 2019 実行委員長からのご挨拶
https://www.nic.ad.jp/iw2019/greeting/
■ 新陳代謝を促進する「攻め」と「守り」のプログラム
Internet Weekのプログラムは、プログラム委員会(*2)によって企画されてい
ます。毎年春に、インターネットに関する各種団体/協会様にお声がけしまし
て、プログラム委員を出していただいています。
(*2) Internet Week 2019 プログラム委員会
https://www.nic.ad.jp/iw2019/committee/
今年はプログラム委員長の松本智さんの発案で、「攻め」と「守り」を意識
してのプログラム検討が進みました。「攻め」は最新技術などを扱った尖っ
たプログラム、「守り」は基礎固めや定期的な知識の更新のためのプログラ
ムです。近年、多くのカンファレンスやセミナーが開催されますが、「攻め」
の部分が多い場合がほとんどで、「攻め」と「守り」のどちらの要素もバラ
ンス良く扱うことができるのが、Internet Weekの特色であり強みと言える。
それが、過去5年間プログラム委員を務めてきて、松本さんが感じたことだそ
うです。
新陳代謝は「古いものを捨てて新しいものを取り込む」ことではありますが、
それを実現するには、まずはその仕組みを支えるコアの部分がしっかりして
いる必要があります。「守り」のパートで土台をしっかり作り、「攻め」の
パートで新しい知識やノウハウを吸収できるように、プログラム検討が進め
られました。
「守り」のプログラムの代表的なものは、11月27日(水)に開催した「サービ
スプロバイダ バックボーン設計入門」の前編(*3)と後編(*4)ではないでしょ
うか。Internet Weekの横浜開催時代を知るプログラム委員から、その時好評
だったこのチュートリアルを今やってもいいのでは、という意見をきっかけ
に生まれたプログラムです。どちらも80名近い参加者を集め、参加者アンケー
トでも高い評価を得たプログラムの一つとなりました。
(*3) サービスプロバイダ バックボーン設計入門 前編
https://www.nic.ad.jp/iw2019/program/s07/
(*4) サービスプロバイダ バックボーン設計入門 後編
https://www.nic.ad.jp/iw2019/program/s08/
「攻め」の分野では、実習形式のハンズオンプログラム(*5)(*6)(*7)が、今
年も3セッションとも早期に満席になりました。「Ansibleネットワーク運用
自動化ハンズオン(*6)」は、今年の全プログラムの中で真っ先に満席となっ
てしまったのですが、ご講演者様や担当プログラム委員にご尽力いただき席
を増やして、当初よりも多くの方にご参加いただくことができました。ハン
ズオンプログラムは、定員に達した後も「キャンセルは出ますか」「増席予
定はありますか」などといった問い合わせが、事務局に寄せられる人気のプ
ログラムの一つです。その一方で、ハンズオン環境やTAの人数などとの兼ね
合いで、座学のプログラムよりも定員を少なくせざるをえない事情がありま
す。環境を増強できないか、TAを増員できないか、ギリギリまでご検討いた
だきましたすべてのハンズオンプログラム関係者の皆様には、毎回感謝して
おります。
(*5) ElasticsearchとKibanaによるオブザバービリティハンズオン
https://www.nic.ad.jp/iw2019/program/h1/
(*6) Ansibleネットワーク運用自動化ハンズオン~組織で管理するために~
https://www.nic.ad.jp/iw2019/program/h2/
(*7) インシデント対応ハンズオン2019
https://www.nic.ad.jp/iw2019/program/h3/
その他にも、RIFT (Routing in Fat Tree)/SRv6 (Segment Routing over
IPv6)などの詳細と最新動向を紹介した「最新データセンターネットワーク・
プロトコル動向(*8)」、Ethernet技術の現状と今後の展望を扱った「超高速
超低遅延ネットワーク最新動向(*9)」などが「攻め」の要素が多いプログラ
ムで、多くの参加者を集めました。
(*8) 最新データセンターネットワーク・プロトコル動向
https://www.nic.ad.jp/iw2019/program/s04/
(*9) 超高速超低遅延ネットワーク最新動向
https://www.nic.ad.jp/iw2019/program/s06/
参加者アンケートと言えば、今年は一つうれしいことがありました。プログ
ラム終了後のアンケートにご協力いただいた方には、お帰りの際に会場出口
でお菓子をお渡ししています。お菓子の数は昨年を参考に準備していたので
すが、多くの方にご回答いただいたために例年より早いペースでなくなり、
最終日には足りるかどうかを少し心配したほどでした。集中して聴講しお疲
れのところ、ご回答いただいた参加者の皆様には感謝いたします。アンケー
トの回答は、年明けに開催するプログラム委員会で確認し、来年以降の参考
にさせていただきます。
■ 昨年よりさらに若いパワーにあふれていたNOCチーム
9月初めにNOCチームの公募をしたのですが、本当に多数の応募をいただき、
当初の予定を繰り上げ、およそ半日で募集を締め切りました。昨年の募集期
間は10日間でしたので、昨年にも増して応募者の熱を感じました。「応募を
検討していたが、その前に締め切りになってしまった!」という方がいらっ
しゃいましたら、申し訳ございません。募集開始直後に締め切りになってし
まった件は対策を検討しまして、来年も同時期に募集開始予定です。その時
期になりましたら、Internet WeekのWebサイトやSNS、JPNICのWebサイトや各
種メーリングリストなどにご注目いただければと思います。
NOCチームの取りまとめは、これまでJPNICの職員が行っていましたが、今年
からはその一部を、NOCチームリーダーとして青山尚暉さん、高木萌さんにお
願いし、快くお引き受けいただきました。お二人にはプログラム委員会にも
ご参加いただき、特にハンズオンプログラムで求められているネットワーク
要件など、例年よりも調整がスムースに行われていたように見受けられまし
た。
■ 例年より活発だったSNS投稿
今年は特に、会期中のSNSへの投稿が活発だったように思います。参加者の皆
様によるプログラムへの感想の投稿はもちろんのこと、ご協賛企業やご講演
者様が所属する企業の皆様から、展示ブースや講演の模様を紹介する投稿も
ありました。今年のハッシュタグ #iw2019jp が付けられた投稿は、プログラ
ム委員や事務局など関係者一同、楽しく拝見していました。
SNS投稿に関しては、「セッションの内容に関する実況禁止、感想や質問の投
稿はOK」が、これまでのInternet Weekのルールでした。これを当時のプログ
ラム委員長だった中島智広さんの提案で、昨年からは講演者から指定がない
場合はすべてOKに変更しています。2年目を迎えた今回、この変更が浸透して
きたのでしょうか。
もちろん、Internet Week事務局のSNS(*10)では、今年もInternet Week 2019
の全セッションの様子を写真付きで紹介しています。こちらもご覧いただけ
ましたら幸いです。
(*10) Internet Week事務局のSNS
Twitter https://twitter.com/InternetWeek_jp
Facebook https://www.facebook.com/InternetWeek
■ 最後に
最後になりましたが、ご講演者の皆様、ご協賛の皆様、プログラム委員をは
じめとした協力団体の皆様など、Internet Week 2019の開催にご尽力いただ
いたすべての方々に感謝申し上げます。
来年も同時期に、Internet Week 2020を開催予定です。東京、そして日本に
世界から大きな注目が集まる夏を超えて、2020年を締めくくるInternet Week
はどのようになるのか、今からとても楽しみです。来年も多くの方のご参加
を、関係者一同お待ちしております。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ◆◇◆◇◆ 本特集のご感想をお聞かせください ◆◇◆◇◆ ┃
┃良かった ┃
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┃悪かった ┃
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┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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【 2 】News & Views Column
「ネットワークエンジニアが興奮するフィールド」
JANOG (JApan Network Operators' Group)会長 平井則輔
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JANOG会長の平井です。
突然の私事なのですが、2019年12月13日で14年勤めた会社を退職することに
なりました。そして、このコラムが配信される頃には、新たな職場となりま
す。追々、JANOGとの関わり方も変化するかもしれません。そんなタイミング
ですので、本コラムでは、JANOGをどんな想いを持って運営していたのか少し
書いていきたいと思います。
■ 想いをイメージする
ネットワークエンジニアが興奮するフィールドを実現したい。しかも、それ
はインターネット的な枠組みで。一言で表せば、そんな想いでこれまでJANOG
の運営を行ってきました。
では、興奮するフィールドとは何か?
・挑戦意欲を刺激し、成長のチャンスがある
・技術的な問題や定義がオープンになり、趣味や遊びではない、ビジネス
につながる真の議論がなされる
といった場をイメージしています。
その興奮したエンジニア同士の出会いから、新たなアイディアが生まれ続け
ていることは、インターネットの歴史が証明しています。
■ 大切にしてきたこと
ちょっと硬派な想いを持つ一方で、JANOGとして大切にしてきた価値観は、誰
でもいつでも入れること。そして、いつでも出られること。参加することに、
特別な条件や資格を設けないことです。参加の意思さえあれば、インターネッ
トの運用に直接関係なくても誰でも参加できる。意志ある誰かが、必要なも
のを用意する。そして、貢献したい気持ちを持つ誰かがそれを支える。そん
なインターネット的な枠組みを意識しました。今までもJANOGはそうでした
し、これからも、そうあるんだろうとおぼろげに思ってます。
■ 変わること、続けること
14年前、JANOGにはじめて参加したとき、その組織を越えたオープンなディス
カッションにびっくりしたことをよく覚えてます。その頃と比べるとインター
ネットは、社会的にも不可欠なインフラとなっています。どこか牧歌的で、
叙情的ですらあったインターネットオペレーションも、今となってはクオリ
ティやビジネス的な厳しさを強く求められるようになったと感じています。
JANOGも、それに合わせてずいぶんと変わってきたなと思います。JANOGメー
リングリストの流量は、以前と比べ少なくなったものの、2018年1月に開催し
たJANOG41@広島以降、本会議の参加者は1,000名を越え続けています。発表
セッションも、3つ並行して行われることもあるほど、ずいぶんと増えまし
た。また、地域NOGやPeering in Japanなどの、特定の話題に特化したコミュ
ニティでの情報交換も活発化し、さらに濃く深い議論ができているように感
じます。
■ 願いごと
つれづれなるままに書いてきましたが、必要な人がそのとき必要なものを用
意してきたことが、いまのJANOGにつながっているんだなと思います。日本の
ネットワークエンジニアが自然体でいられる場所が、たまたまJANOGだった。
そんな営みを、これからも続けてほしいと願います。
最後に、IPの"あ"の字も知らなかった人間が、こんなにもインターネットを
好きになり、こんなにも長く「好き」を仕事にできたのは、ひとえにみなさ
まのお力添えのおかげだと、大変感謝しております。本当にありがとうござ
いました。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
■筆者略歴
平井 則輔(ひらい のりすけ)
2005年、ソフトバンクBB株式会社(現ソフトバンク株式会社)に入社。ソフト
バンクネットワークの対外接続の企画設計、IPアドレス設計、各種ブロード
バンドサービスの技術企画業務に従事。BBIXに出向し、SEとしてAS運用導入
サポートに従事。
並行して、2013年よりJANOG運営委員、2015年9月に副会長、2017年9月より会
長を務める。
2019年12月13日にソフトバンクを退職。12月16日より、東京都の職員として
都のデジタルシフトを推進予定。
ビートルズとヘビメタが大好き!
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【 3 】インターネット用語1分解説
「CGNとは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
CGNは「Carrier Grade NAT」の略で、通信事業者レベルで実施する、より大
規模なNAT(後述)のことです。LSN (Large Scale NAT)とも呼ばれます。NAT
は、Network Address Translatorの略で、一般にはグローバルIPアドレス(パ
ブリックIPアドレス)と、プライベートIPアドレスの相互変換を行います(実
際には単純なNATではなく、IPアドレスに加えてポート番号の変換も行うNAPT
(Network Address and Port Translation)が多く用いられています)。
一般家庭向けのインターネット接続サービスでは、各回線ごとに一つのグロー
バルなIPv4アドレスを割り当て、家庭内ではプライベートIPアドレスを使う
のが一般的です。これは、IPv4アドレスに約43億アドレスといった上限があ
るため、グローバルIPアドレスの利用数を節約するためです。そして、グロー
バルIPアドレスは自由に相互通信できますが、プライベートIPアドレスはLAN
などで用いるためのものであり、インターネット上で使うことが禁止されて
います。そこで必要になるのがNATであり、家庭用のネットワークなどでは、
いわゆるブロードバンドルーターがその機能を担っています。
原理的には同じものですが、CGNではIPv4アドレス在庫の枯渇を背景に集約を
さらに推し進め、複数の回線で一つのグローバルなIPv4アドレスを共有しま
す。サービスプロバイダー内部のネットワークにて、パブリックなIPアドレ
スに代わりRFC6888(*1)で要件が定義され、RFC6890(*2)で定義されたShared
Address Space「100.64.0.0/10」を使うことにより、より一層パブリックIP
アドレスを節約できます。
ただ、NATそのものは前述のように既に広く普及している技術なのですが、CGN
としてアドレスの集約を進めると、
・各ユーザー当たりで利用できるポート数、つまり利用できるTCPセッション
数が減り、同時並行的な通信に制約を受ける
・サービスプロバイダーで1回、各家庭で1回と、複数回のNATを行うことによ
り、NATを超える必要がある通信に悪影響が出る可能性がある
・IPアドレスの共有化により、フィルタリングやジオロケーション、ユーザー
の特定等が困難になる
などの問題点があります。
CGNは、IPv4アドレスの節約に役立つ技術ではありますが、IPv4アドレスの在
庫枯渇を根本的に解決する技術ではありません。前述のような問題点への対
策も含め、IPv6アドレスへの対応を並行して進めることが必要です。
(*1) RFC6888 "Common Requirements for Carrier-Grade NATs (CGNs)"
https://tools.ietf.org/html/rfc6888
(*2) RFC6890 "Special-Purpose IP Address Registries"
https://tools.ietf.org/html/rfc6890
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. JPドメイン名
o 登録ドメイン数(2019年7月~2019年12月)
--------------------------------------------------------------------------------------------
日付| AD AC CO GO OR NE GR ED LG GEO GA GJ PA PJ TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------------------
7/1|253 3653 423683 581 36960 13199 5941 5384 1890 2207 966467 97695 10074 1936 1569923
8/1|253 3655 424629 586 37008 13178 5930 5388 1890 2204 968812 97260 10088 1936 1572817
9/1|253 3652 425456 582 37069 13170 5915 5393 1890 2204 970013 96845 9994 1937 1574373
10/1|253 3649 426223 581 37088 13154 5896 5402 1890 2202 972685 96461 9972 1941 1577397
11/1|254 3649 427262 583 37141 13124 5877 5393 1890 2192 975000 95938 9930 1930 1580163
12/1|254 3652 428144 586 37202 13094 5873 5396 1891 2191 972298 95603 9767 1906 1577857
--------------------------------------------------------------------------------------------
GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
GJ:汎用ドメイン名 日本語
PA:都道府県型ドメイン名 ASCII(英数字)
PJ:都道府県型ドメイン名 日本語
2. IPアドレス
o JPNICからのIPv4アドレス割り振りとJPNICへのIPv4アドレス返却ホスト数
(2019年6月~2019年11月)
------------------------------------------
月 | 割振 | 返却 | 現在の総量
------------------------------------------
6 | 5632 | 0 | 93281736
7 | 10240 | 0 | 93291976
8 | 4608 | 0 | 93296584
9 | 512 | 0 | 93297096
10 | 1512 | 0 | 93298608
11 | 0 | 0 | 93298608
------------------------------------------
□統計情報に関する詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/stat/
3. 会員数 ※2019年12月13日 現在
---------------------
会員分類 | 会員数 |
---------------------
S会員 | 3 |
A会員 | 1 |
B会員 | 2 |
C会員 | 2 |
D会員 | 93 |
非営利会員| 10 |
個人推薦 | 33 |
賛助会員 | 45 |
---------------------
合計 | 189 |
---------------------
□会員についての詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/
4. 指定事業者数 ※2019年12月9日 現在
IPアドレス管理指定事業者数 451
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2020.1.22(水)~24(金) JANOG45(北海道、札幌プリンスホテル)
---------------------------------------------------------------------
2020.2.10(月)~12(水) NANOG78 (San Francisco, U.S.A.)
2020.2.12(水)~13(木) 63rd CENTR General Assembly
(Ljubljana, Slovenia)
2020.2.12(水)~21(金) APRICOT 2020/APNIC 49 (Melbourne,
Commonwealth of Australia)
2020.2.20(木)~21(金) APTLD77 (Melbourne, Commonwealth of
Australia)
---------------------------------------------------------------------
2020.3.2(月)~6(金) APAN 49 (Kathmandu, Federal Democratic
Republic of Nepal)
2020.3.7(土)~12(木) ICANN67 (Cancun, United Mexican
States)
2020.3.21(土)~27(金) IETF 107 (Vancouver, Canada)
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