用語集 ルーティング関連

BGP

「Border Gateway Protocol」の略。 AS同士で経路情報を交換するための外部経路制御プロトコルの一種です。
参考:エクステリアゲートウェイプロトコル(外部経路制御プロトコル)
参考:インターネット用語1分解説:BGPとは
参考:インターネット10分講座:BGP (JPNIC Newsletter No.35より)

BGPsec (Border Gateway Protocol Security)

インターネット用語1分解説:BGPsecとは

BGPコミュニティ属性(BGP community attribute)

インターネット用語1分解説:BGPコミュニティ属性とは

Bogon

インターネット用語1分解説:Bogonとは

CIDR

「Classless Inter-Domain Routing」の略。 CIDRは、クラスを使わないIPアドレスの割り当てと、 経路情報の集成を行う技術です。 CIDRでは、ネットワーク番号をプリフィクス長付きで表します。 プリフィクス長の導入により、 クラスを使用した割り当て方式に比べて、 IPアドレス空間を効率的に活用できるので、 現在はCIDRによる割り当てを行うのが一般的です。
参考:クラス経路情報集成
参考:インターネット用語1分解説:CIDRとは

Classless Inter-Domain Routing

CIDR

Dampening

経路抑制

Default Route

デフォルト経路

Exchange Point

相互接続点

Flapping

経路のばたつき

igp

インテリアゲートウェイプロトコル

ingress filtering

インターネット用語1分解説:イングレスフィルタリングとは

Internet Exchange(IX, Exchange Point)

相互接続点

IPアンナンバード(IP Unnumbered)

ポイント・トゥ・ポイント リンクのために、IP アドレスを明示的に割り当てずにシリアルインタフェース上でIPを機能させるための静的な経路制御技術を指します。これは、アドレスを節約するという目的に合致するだけではなく、運用レベルでは ISP 内部の経路表の大きさを最少に押え、ネットワークの規模対応性を助長します。
参考:ポイント・トゥ・ポイント

IRR

インターネット・ルーティングレジストリ
参考:インターネット用語1分解説:IRRとは
参考:インターネット10分講座:IRR (JPNIC Newsletter No.27より)

IX

相互接続点

MANRS (Mutually Agreed Norms for Routing Security)

インターネット用語1分解説:MANRSとは

Mis-Origination/Mis-Origin

インターネット用語1分解説:Mis-Originationとは

Multi-home

マルチホーム

Network Address

ネットワークアドレス

Network Topology

ネットワークトポロジー

NLRI

「Network Layer Reachability Information」の略。 BGPルータ間で交換される、 BGPプロトコルのupdateメッセージにおける項目名の一つで、 利用可能な経路情報を定義します。 新規に追加された経路情報はこの項目で定義されます。 複数の経路を定義することも可能です。

OpenFlow

インターネット10分講座:OpenFlow (JPNIC Newsletter No.52より)

PAアドレス

プロバイダ集成可能アドレス

Peering

ピアリング

PIアドレス

インターネット用語1分解説:PIアドレスとは歴史的経緯を持つプロバイダ非依存アドレスについて

Point-To-Point

ポイント・トゥ・ポイント

Private AS

プライベートAS

Private IP address

プライベートIPアドレス

RA (Router Advertisement)

⇒ 参考:インターネット用語1分解説:RA (Router Advertisement; ルータ広告)とは

RADb

「Routing Assets Database」の略。 Meritという米国の研究機関によって運営されているpublicなインターネットルーティングレジストリ(IRR)の一つです。
参考:RADb WebページIRR

Reachability

到達性

ROA (Route Origin Authorization)

⇒ 参考:インターネット用語1分解説:ROAとは

Routability

経路制御可能性

Route (Routing)

経路(制御)

Routing Protocol

経路制御プロトコル

Routing Table

経路表(ルーティングテーブル)

Single-home

シングルホーム

Subnet

サブネット

Subnetting Plan

サブネット計画

SubTLA

IPv6アドレスの最も大きな割り振り単位のことです。 インターネットの基幹を構成するネットワークに割り振られます。

Teredo

IPv4のNAT環境にあるホストが、 トンネル接続を行うための移行技術です。 UDPにIPv6パケットをカプセル化し、 IPv4インターネット上のTeredoサーバとトンネルを設定することでIPv6通信を実施します。
参考:インターネット用語1分解説:Teredoとは

Transit Provider

トランジットプロバイダー

Upstream Provider

上流プロバイダー

Variable Length Subnet Mask (VLSM)

可変長サブネットマスク

イングレスフィルタリング

インターネット用語1分解説:イングレスフィルタリングとは

インターネット・ルーティング・レジストリ(IRR:Internet Routing Registry)

BGP-4(border gateway protocol)を用いてルータ間で交換する全インターネット上の経路情報を1ヶ所にまとめたデータベースシステムを指します。データベースそのもの は、RADB(routing arbiter database)と呼びます。ネットワーク管理者はIRRに登録することで、自らのルーティングポリシーを世界中に伝えることができます。
参考: ASBGPルータルーティング・オービター経路表
参考:インターネット用語1分解説:IRRとは
参考:インターネット10分講座:IRR (JPNIC Newsletter No.27より)

インテリアゲートウェイプロトコル(内部経路制御プロトコル)

AS内で経路情報を交換するためのプロトコルです。「igp」と呼ばれることもあります。インテリアゲートウェイプロトコルには、RIP・OSPFなどがあります。
参考: ASエクステリアゲートウェイプロトコル(外部経路制御プロトコル)

エクステリアゲートウェイプロトコル(外部経路制御プロトコル)

AS同士で経路情報を交換するためのプロトコルです。外部経路制御プロトコルには、以前使われていたEGP、現在使われているBGPなどがあります。
参考:ASBGPインテリアゲートウェイプロトコル(内部経路制御プロトコル)

可変長サブネットマスク (VLSM)

VLSMは「Variable Length Subnet Mask」の略です。 いわゆるクラス A、B、Cネットワークのサブネットとして、 単一の大きさではなく複数の大きさのサブネットを定義することが可能な技術をVLSM技術といいます。 これにはクラスレスな経路制御プロトコルを用いて、 経路情報にマスク長まで含めて扱うことが一般的に必要とされます。 VLSMを利用することにより、 各セグメントに必要最低限なサイズのサブネットを割り当てることができ、 無駄なアドレス使用の抑制、経路表項目数低減に有効です。

経路(制御) (Route(Routing))

ホスト間通信において、 ネットワークを流れるパケットの通り道のことを経路と言います。 これらの経路の情報を集めて経路表として管理することを経路制御と言います。
参考: インターネット用語1分解説:経路制御とは
参考: インターネット10分講座:経路制御 (JPNIC Newsletter No.38より)
参考: インターネット10分講座:ルーティングセキュリティ最新動向 (JPNIC Newsletter No.50より)

経路広告

ルータが保持している経路情報を、他のルータに知らせることをいいます。

経路情報

通信相手への通信経路を決定するのに必要な情報です。インターネット上の各ルータは、経路情報を経路表(routing table)に保持し、その情報に基づいて、受信したIPパケットをどの通信ポート(ネットワークインタフェース)に送るかを決定します。経路情報は、一 般には RIP・OSPF・BGPといった、経路情報交換プロトコル(routing protocol)によって、ルータ間で自動的に交換されます。

経路制御可能性 (Routability)

経路が次のルータに伝えられる可能性のことをいいます。現在はルーティングテーブルの項目が爆発的に増えているため、ルータの負荷を軽くするためにプリフィクスの長い項目をフィルターする(項目から落とす)というポリシーを持っている ISP があります。このようなリスクを考えると、なるべく集成されたプリフィクスの短いアドレスブロックほど経路制御可能性が高いといえます。

経路制御プロトコル (Routing Protocol)

経路表の管理手順のことで、ルーティングプロトコルとも呼ばれます。 制御技術としては静的経路制御(static routing)と動的経路制御(dynamic routing) があります。 前者は経路が変更されませんが、 後者はルータ自身がさまざまな情報を得ることで、経路が構築されます。 経路制御プロトコルの代表的なものとしては、 RIP、OSPF、BGPがあります。
参考: 静的な動的な

経路のばたつき (Flapping)

インターネット上で扱われている経路は、その経路を実際に利用している場所から広報され、インターネット全体に伝播されてゆきます。時として、経路を広報 する場所は、メンテナンスや機器の不良、設定ミスなどによって、その経路の広報を中止したり、その経路に関する属性を変更するために再度経路を広報するこ とがあります。この広報の中止や経路情報の再送が連続的に発生することを指して経路のばたつきと言います。
参考: 経路(制御)

経路爆発

インターネットで交換される経路情報が、 急激に増加することをいいます。 ルータの処理できる経路数には一定の限界がありますので、 増加した経路数がルータの性能限界を超えてしまわないように注意が払われています。

経路表 (Routing Table)

ルーティングテーブルとも言い、経路表には、ネットワークアドレス、 転送ノードが記載されています。 パケットはルータに到着すると経路表に従い、 複数ある経路のうちから宛先に到達可能な経路に転送されます。 それを繰り返すことでパケットは最終的な宛先に到達します。
参考: 経路

経路抑制 (Dampening)

経路のばたつきは一般的に、 ルータなどのCPUやメモリ資源を不用に消費します。 これにより、通常の経路制御に影響を与えることが考えられます。 このようなことを避けるため、 ばたつきの多い経路はその頻度やマスク長によって、 その経路を一定期間有効としないようなペナルティを課すことがあります。 これを経路抑制と言います。
参考: 経路(制御)

サブネット

あるアドレスブロックにおいて、 そのブロックをいくつかに分割したものを指します。 例えば、 ネットワークアドレスが10.1.2.0でサブネットマスクが255.255.255.0 のようなネットワークを二つに分割した場合、 ネットワークアドレスが10.1.2.0と10.1.2.128でサブネットマスクがそれぞれ、 255.255.255.128の二つのネットワークが作成でき、 これをサブネットといいます。 一般に、 与えられたアドレスブロックを分割してできた複数のアドレスブロックのそれぞれを指す時に用いられます。
参考:アドレスプリフィクス

サブネット計画

割り当てた IP アドレスブロックをその組織内でさらに複数のネットワークに分けることをサブネッティングといい、その計画をサブネット計画と言います。

集成 (Aggregation)

連続したネットワークの経路情報を、一つの経路情報にまとめることです。CIDRにおける基本概念であり、これにより、経路情報の増加を抑制することができます。
参考:プロバイダ集成可能アドレス

シングルホーム (Single-Home)

インターネットに対する接続が単一であるさまを示します。 この場合、接続されるISPのPAアドレスを用い、 ISPと同一のルーティングポリシを持ちます。
参考: マルチホーム

上流プロバイダー (Upstream Provider)

通常の場合は接続サービスを受けている ISP(サービスプロバイダー)のことを指します。

相互接続点(Exchange Point, IX(Internet Exchange))

複数ネットワークが相互に接続されている拠点のことです。 JPNICでは、OSI7階層参照モデルの第2層で、 三つ以上の独立した事業者が接続し、 お互いに経路交換を行う拠点と定義しています。

デフォルト経路 (Default Route)

ルータ等の機器において、 経路表に宛先の経路情報が見あたらないパケットが、 最終的に転送される経路を指します。 一般的に 0.0.0.0/0という経路の経路情報として扱われます。

デフォルトフリーゾーン(DFZ)

デフォルト経路を必要とせずに運用している、 すべてのインターネットにおけるネットワークの集まりを指します。

到達性 (Reachability)

経路が次のルータに伝えられたからといって、 パケットが確実に届くかどうかは別の問題となります。 それは経路制御だけの問題ではなく、 物理的なメディアの信頼性などとも関係があります。 送られた情報が送り先にどれだけ確実に届くかという可能性を到達性と呼びます。

トランジット

インターネット用語1分解説:ピアリング/トランジットとは

トランジットプロバイダー (Transit Provider)

The Internetに対する到達性を準備することでトラフィックの中継(トランジットサービス)を提供するプロバイダーです。 狭義に経路制御のみを論ずる場合、 フルルートの経路情報を提供するプロバイダーを言います。

ネットワークアドレス

あるサブネット、もしくは、 アドレスプリフィクスの先頭のIPアドレスを指します。 例えば、ネットマスクが255.255.255.128で、 IP アドレス10.1.2.3を含むネットワークアドレスは、 そのサブネットの先頭である10.1.2.0となります。
一般に、サブネットもしくはアドレスプリフィクス全体を指すような場合はこのネットワークアドレスで表現されます。

ネットワークトポロジ

ネットワーク構成を指します。

パケットフィルタリング

インターネットでは、 ネットワークの経路を流れるパケットを、 アドレスやプロトコルから判断して転送の可否を決定する処理や機器を指します。 代表的なフィルタリング機器には、ルータがあります。

パンチングホール

ISPは通常、 経路数増加防止のために個々のネットワークに分配を行ったIPアドレスブロックを集約し、 まとまった単位でグローバルインターネットへの経路広告を行っています。 パンチングホールとは、 主に冗長的なネットワーク構成実現を目的として、 ISPがまとめて経路広告を行っているアドレスブロックの一部をより小さく区切り、 自ISPあるいは他ISPから別途経路広告を行う手法です。 本来一つに集約して広告されていた経路がまた別の経路として広告されるため、 パンチングホールはインターネット全体の経路数の増大につながると言われています。

ピアリング(Peering)

プロバイダーとプロバイダーが、 対等の条件で相互接続を行うことです。
参考:インターネット用語1分解説:ピアリング/トランジットとは

プライベートAS

個別のAS内部で自由に使用することができるASです。 自AS内では自由に使用することができますが、 自AS外にプライベートAS番号の情報を流してはいけません。
参考: AS番号

プライベートIPアドレス

インターネットから独立したネットワーク上の、 あるいはファイアウォール・アプリケーションゲートウェイなどで、 インターネットから遮断された組織内ネットワーク上のコンピュータのように、 インターネットと直接通信することのないコンピュータのためのIPv4アドレスです。 以下のアドレスとして定義されています。

  • 10.0.0.0 - 10.255.255.255 (10/8 prefix)
  • 172.16.0.0 - 172.31.255.255 (172.16/12 prefix)
  • 192.168.0.0 - 192.168.255.255 (192.168/16 prefix)

プライベートIPアドレスを積極的に用いることによって、 IPv4アドレスを効率よく利用できます。
参考: グローバルIPアドレス
参考: RFC1918(Address Allocation for Private Internets)

プロトコル(Protocol)

コンピュータ機器同士がお互いにデータ交換を可能にするための通信手順です。

プロバイダ集成可能アドレス(PAアドレス)

PAアドレスは「Provider Aggregatable Address」の略です。 以前はCIDRアドレスと呼ばれていたIPアドレスです。
インターネットレジストリの階層構造(IANA>RIR>LIR) に従い上位レジストリから階層的に分配されます。 現在インターネット接続を行う場合、 接続する直近上位のIPアドレス管理指定事業者から PAアドレスの割り当てを受けることになります。

プロバイダ非依存アドレス(PIアドレス)

インターネット用語1分解説:PIアドレスとは

ポイント・トゥ・ポイント(Point-To-Point)

ネットワーク接続形態のうち、 特定の2点間だけを結ぶ場合にこう呼びます。 専用線による接続や、ダイヤルアップ接続などでよく使われます。

マルチキャスト

ネットワーク内において、データ送信元ノードから、 あらかじめ決めた複数のノードに対して、 同時にデータを配信する手法です。 不必要なトラフィックを発生させることなく、 効率の良いデータ転送が行えます。

マルチプリフィクス問題

インターネット用語1分解説:マルチプリフィクス問題とは

マルチホーム (Multi-home)

あるネットワークが冗長性あるいは負荷分散などの目的で、 インターネットへ二つ以上の到達可能性をもつことです。 JPNIC では、片方をメインに、 片方をバックアップにという使い方をすることはマルチホームとして扱わないと定めています。
参考:インターネット用語1分解説:マルチホームとは

ルータ

ネットワーク上でデータを運ぶ中継装置の一種です。 OSI参照モデルのネットワーク層で定義された機能をベースに中継処理を行います。
参考:OSI参照モデル

ルータ広告

インターネット用語1分解説:RA (Router Advertisement; ルータ広告)とは