最終更新日 2024年5月16日
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用語集 インターネット関連組織、部局、委員会、グループ関連
- AFRINIC
「African Network Information Centre」の略。 世界に五つある地域インターネットレジストリの一つであり、 アフリカ地域を受け持っています。 2005年4月に設立が承認されました。 AfriNICはこの地域のIPアドレス、 AS番号の割り当て・管理を行っています。
参考:AFRINIC Webページ、地域インターネットレジストリ、APNIC、ARIN 、RIPE NCC、LACNIC- ALAC
「At-Large Advisory Committee(At-Large諮問委員会)」の略。 ICANNの諮問委員会の一つで、 ICANNの活動の中で個人インターネットユーザー (At-Largeコミュニティ)の利益に関わる事項についての検討および理事会への助言を行います。 当初は、 理事会選出メンバー10名と指名委員会選出メンバー5名からなる暫定委員会の形をとっていましたが、 世界5地域それぞれに地域別At-Large組織 (RALO:Regional At-Large Organization)が設立されてからは、 各RALOから2名ずつ選出された10名と指名委員会選出メンバー5名の15名で構成されています。
参考:インターネット用語1分解説:ALACとは- ALS
「At-Large Structure」の略。 世界5地域に設立されるAt-Large組織 RALO(Regional At-Large Organization)を構成する自主運営の現地At-Large組織です。
- American Registry for Internet Numbers
⇒ ARIN
- AP*(エーピースター)
1998年に設立されたアジア太平洋地域のインターネット組織のコミュニティであり、 各組織の代表者から構成されています。
参考:AP* Webページ
参考:インターネット用語1分解説:AP* / AP Starとは- APAN (Asia Pacific Advanced Network)
- APNG
「Asia Pacific Networking Group」の略。 アジア太平洋地域のネットワークインフラの発展と、 関連技術の研究・開発に貢献するためのインターネット組織です。
参考:APNG Webページ- APNIC
「Asia Pacific Network Information Centre」の略。 世界に五つある地域インターネットレジストリの一つであり、 アジア太平洋地域を受け持っています。 APNICはこの地域のIPアドレス、AS番号の割り当て・管理を行っています。 APNICの事務所はオーストラリアのブリスベーン郊外に置かれています。
参考:APNIC Webページ、 地域インターネットレジストリ、 AfriNIC、ARIN 、 RIPE NCC、 LACNIC
参考:インターネット用語1分解説:APNICとは- APNIC EC (APNIC理事会)
- APOPS
アジア太平洋地域のオペレーターが、 ネットワークオペレーションについて情報交換および議論を行うことを目的として設立されたフォーラムです。 1996年にメーリングリスト(apops@apops.net)としてスタートし、 2000年以降からはAPRICOTおよびAPNICミーティングと併せて、 年に2回ミーティングも開催されています。
参考:APOPS Webページ- APRICOT
「Asia Pacific Regional INTERNET Conference on Operational Technologies」の略。 APRICOTは、 アジア太平洋地域のインターネットインフラを発展させるために、 技術者に必要な知識や技術を向上させることを目的として開催されるフォーラムです。
参考:APRICOT Webページ- ARIN
「American Registry for Internet Numbers」の略。 世界に五つある地域インターネットレジストリの一つであり、 北米、カリブ海周辺の一部地域を受け持っています。 ARINはこの地域のIPアドレス、 AS番号の割り当て・管理を行っています。 ARINの事務所は米国バージニア州に置かれています。
参考:ARIN Webページ、地域インターネットレジストリ、AfriNIC、APNIC、RIPE NCC、LACNIC- Asia Pacific Network Information Centre
⇒ APNIC
- ASO
「Address Supporting Organization」の略。 ICANNの基本構造となる三つの支持組織の一つであり、 IPアドレスというインターネット資源をいかに運用するか議論し、 ICANN理事会に勧告を行う役割を負っています。
参考:ASO Webページ、 ICANN
参考:インターネット用語1分解説:ASOとは- At-Large
通常英語で「全体の、一般の」といった意味となりますが、 ICANNなどにおいては個人インターネットユーザーの総称として用いられます。
- At-Large Advisory Committee
⇒ ALAC
- CA/Browser Forum
- ccNSO
「Country-Code Names Supporting Organization:国コードドメイン名支持組織」の略。 ICANNの基本構造となる三つの支持組織の一つであり、 国コードトップレベルドメイン(Country Code Top Level Domain:ccTLD)に関するグローバルポリシーを策定し、 ICANN理事会への勧告を行う役割を負っています。
参考:インターネット用語1分解説:ccNSOとは- CENTR
「Council of European National Top Level Domain Registries」の略。 ヨーロッパ地域を中心としたccTLDレジストリによる連合組織です。 関連ポリシーについて議論するフォーラムとして、また、 インターネットガバナンス組織やその他の組織とコミュニケーションを図る際のチャネルとして機能しています。
参考:CENTR Webページ、ccTLD、APTLD- CSIRT
- DNS-OARC
- DNSO
「Domain Name Supporting Organization」の略。 ICANNの支持組織の一つで、「Names Council」と呼ばれる評議会、 「General Assembly」と呼ばれる総会、 および事務局とで構成されています。 DNSOはドメイン名に関して議論し、 ICANN理事会に勧告を行う役割があります。 2002年12月まで存在しましたが、 現在は発展的解消を遂げてGNSOに吸収されました。
参考:DNSO Webページ、ICANN- DotAsia
- GAC
「Governmental Advisory Committee:政府諮問委員会」の略。 ICANNの諮問委員会の一つで、 各国政府の代表などで構成されています。 各国政府の立場からICANNの理事会に対して助言を行っています。
参考:GAC Webページ、ICANN
参考:インターネット用語1分解説:GACとは- GNSO
- IAB
「Internet Architecture Board」の略。IABは、ISOCの下部組織で、インターネットのアーキテクチャ全般について責任を負い、IETFに対して大きな方向性を示します。ISOCの技術理事会(Technical Advisory Group)としても機能し、インターネットを支える多くの重要な活動を監督しています。
参考:ISOC、IETF
参考:インターネット用語1分解説:IABとは- IAHC
「International Ad Hoc Committee」の略。 IAHCは、 gTLDの運営管理を改善することを目的として1996年11月に発足した国際臨時特別委員会です。 ISOC、IANA、ITU、WIPO等のメンバーによって構成され、 1997年2月に七つのgTLD追加などを含むIAHC最終報告書を発表しました。 1997年5月にはその役割を終え、解散しました。
参考:IAHC (ページ消滅のためInternet Archiveへのリンク)- IANA
「Internet Assigned Numbers Authority」の略。南カリフォルニア大学情報科学研究所(ISI)のJon Postel教授が中心となって始めたプロジェクトグループで、ドメイン名、IPアドレス、プロトコル番号など、インターネット資源のグローバルな管理を 行っていました。2000年2月には、ICANN、南カリフォルニア大学、およびアメリカ政府の三者の合意により、IANAが行っていた各種資源のグロー バルな管理の役割はICANNに引き継がれることになりました。現在IANAは、ICANNにおける資源管理、調整機能の名称として使われています。
参考:ICANN、IANA Webページ
参考:インターネット用語1分解説:IANAとは- IAOC
「IETF Administratire Oversight Committee」の略。 IAOCは、さまざまな活動などを通じ、財政および管理のサポートを提供し、 かつ責任を負う、IETF 管理ディレクター(IETF Administrative Director、 IAD)の仕事を監督する委員会です。 IAOCは、IETF全般における管理の有効性、効率、 および透明性についてIETFコミュニティに責任を負っています。 こういったIAOCおよびIADの考え方などについては、 RFC4071に記載されています。
参考:http://iaoc.ietf.org/- ICANN
インターネットの各種資源を全世界的に調整することを目的として、 1998年10月に設立された民間の非営利法人です (本拠地は米国カリフォルニア州マリナ・デル・レイ)。 その主な役割は、
- ドメイン名やIPアドレスといったインターネットの識別子の割り振り・割り当てをグローバルかつ一意に行うシステムの調整
- DNSルートネームサーバ・システムの運用および展開の調整
- これらの技術的業務に関連するポリシー策定の調整
となっています。
参考:ICANN Webページ
参考:インターネット用語1分解説:ICANNとは
参考:インターネット10分講座:ICANN (JPNIC Newsletter No.31より)- IEPG
「Internet Engineering and Planning Group」の略。IEPGは、インターネットがグローバルに相互接続性を持って運用されるための調整を行うインターネットオペレーターのグループです。 IETFの初日(日曜日)の午前中にface to faceの会合が開催されます。
参考:IETF- IESG
- IETF
「Internet Engineering Task Force」の略。IETFは、インターネット技術の標準化を推進する任意団体です。設立当初は非公式に存在しましたが、1986年にIABによって正式 に設置されました。IETFにおける技術仕様は、RFC(Request For Comments)という名前で文書化、保存され、広くインターネットを通じて参照することができるようになっています。
参考:IETF Webページ、IAB
参考:インターネット用語1分解説:IETFとは- IGF
⇒ インターネット用語1分解説:インターネットガバナンスフォーラム(Internet Governance Forum, IGF)とは
⇒ インターネット10分講座:IGF (Internet Governance Forum)とは (JPNIC Newsletter No.47より)- IGTF
- Internet Assigned Numbers Authority
⇒ IANA
- Internet Corporation for Assigned Names and Numbers
⇒ ICANN
- InterNIC
「Internet Network Information Center」の略。 インターネットの資源管理・情報提供を目的に、1993年に設立されました。 当初、InterNICは全米科学財団(NFS)の資金により運用されていました。 ドメイン割り当てに関する実際の業務は、 Network Solutions社に委託されていました。
ICANN設立後はドメイン名割り当てに関する業務はICANNに移行し、 InterNIC WebサイトはICANNと米国商務省(DoC)間の使用許諾契約に基づき、 ICANNが管理しています。
- IRTF
「Internet Rsearch Task Forse」の略。 その名の通り、 インターネットに関する将来の革新的な技術に関する検討を行うグループです。 技術を長期的な観点から考え、小人数による議論を行います。 通常、IRTFでの議論・検討の結果、 IETFでの検討や標準化が必要と認識されると、IETFに提案され、 標準化に向けた議論検討が開始されます。 IRTFの検討課題は長期的観点に立って立案されますが、 研究グループは通常、短期間のタスクフォースのように活動しています。 IRTFは、IRTFの運営を管理するIRSG(Internet Research Steering Group)を持ち、その議長はIABが任命することになっています。 IRTFの活動方法などは、RFC2014に詳しく記述されています。
参考:IETFの組織構造- ISOC
「Internet Society」の略。 ISOCは、非営利の国際組織で、 インターネット技術およびシステムに関する標準化、教育、 ポリシーに関する課題や問題を解決あるいは議論することを目的としています。
ISOCは会員組織であり、組織会員、個人会員、 世界で90以上の支部からなります。 日本支部(ISOC-JP)も活発に活動しています。
参考:ISOC Webページ
参考:インターネット用語1分解説:ISOC(Internet Society)とは
参考:インターネット10分講座:ISOC(Internet Society) (JPNIC Newsletter No.53より)
参考:ISOC-JP Webページ- ITU
「International Telecommunication Union」の略。国際電気通信連合。電気通信に関する国際標準の策定を目的とする国連の下部組織です。
参考:ITU Webページ
参考:インターネット用語1分解説:ITUとは- ITU-T
ITU Telecommunication Standardization Sectorの略。ITU(国際電気通信連合)の電気通信標準化部門です。
- ITU全権委員会議
- JAIN
「Japan Academic Inter-University Network」の略で、 研究目的の大学間ネットワーク(大学の学内LAN同士をつなぐネットワーク)。 1988年(1986年としている記述あり)に設立され、 1997年に発展的解消および日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第163委員会/インターネット技術研究委員会(ITRC)への移行についてアナウンスされています。
参考:学術研究大学間ネットワークJAIN
参考:日本のアカデミアを結集したネットワーク研究プロジェクト JAIN(Japan Academic Inter-University Network) (JPNIC Newsletter No.56より)
参考:Jain Consortiumの発展的解消と ITRCへの移行の御案内(archive.org)- JANOG
- JDNA
「Japanese Domain Names Association」の略。JDNAは、日本語ドメイン名のアプリケーションソフトウェアを開発・普及させるための、日本語ドメイン名に関する包括的な活動を推進する団体です。
参考:JDNA Webページ(日本語ドメイン名でアクセスできない場合はhttp://www.jdna.jp)- JEPG/IP
インターネットの円滑な運用と順調な発展のため、中立な立場から技術的な調査検討を行い、必要な事項を勧告することを目的として設立されたグループ。1991年に発足し、2003年にはその役割を終え解散しました。
- JNIC
JPNICの前身となる組織で、1991年12月に発足しました。その後、1993年4月に任意団体JPNICへと発展的解消をとげています。JNICか らJPNICへ名称変更となった理由は、当時NIC(Network Information Center)が世界各国にできてくる動きがあり、JNIC では "J" で始まる他の国と区別できなくなると考えられたからです。よって、ISOの2文字コードの"JP"を頭につけて、JPNICとしました。
- JPCERT/CC
JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT Coordination Center)の略語です。 コンピュータセキュリティインシデントを技術的な立場で取り扱う日本のNational CSIRTであり、 さまざまなCSIRTとのインシデント対応の連携を主な業務とする 「Coordination Center」の機能も担っています。
参考:インターネット用語1分解説:インシデントとは
参考:インターネット用語1分解説:CSIRTとは- JPNIC
「一般社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター(Japan Network Information Center)」の略称。 コンピュータネットワークを円滑に運営するための非営利型一般社団法人です。 IPアドレス割り当て管理などの管理業務および関連規則の策定のほか、 コンピュータネットワークに関する利用技術研究・調査研究・教育などの活動を行っています。
参考:JPNIC Webページ- JPRS
「株式会社日本レジストリサービス(Japan Registry Service Co., Ltd.)」の略称。 2000年12月26日に設立され、2002年4月1日をもって、 JPNICよりJPドメイン名の登録管理業務を移管されました。
- JPドメイン名諮問委員会
JPドメイン名登録・管理業務をJPNICからJPRSへ移管するにあたり、業務の公平性および中立性を保つためにJPRS内に設けられた委員会です。 JPNIC、JPドメイン名指定事業者、インターネットサービスプロバイダー、一般企業、学識経験者、インターネットユーザーのカテゴリーから選定された 6名の委員により構成されています。
参考:JPRS- LACNIC
「Latin American and Caribbean Internet Addresses Registry」の略。 世界に五つある地域インターネットレジストリの一つであり、 ラテンアメリカとカリブ海地域のIPアドレス、 AS番号の割り当て・管理を行う組織です。 地域インターネットレジストリの一つとして、 2002年10月のICANN上海会議にて最終承認され、 独立運用を開始しています。
参考:LACNIC Webページ、地域インターネットレジストリ、AfriNIC、APNIC、ARIN、RIPE NCC- LACTLD
「Latin American & Caribbean Country Code Top Level Domains」の略。 中南米地域のccTLDレジストリによる連合組織です。 地域レベルでのポリシー調整や、 同地域におけるccTLDの発展促進、 メンバー間での情報交換や協力等を目的としています。
参考:LACTLD Webページ、ccTLD- Local Internet Registry (LIR)
- MINC
「Multilingual Internet Names Consortium」の略。 MINCは、 国際的な協調のもとにインターネットで使われる「名前」の多言語化を推進する組織です。
参考:MINC Webページ- NANOG
「The North American Network Operators' Group」の略。 インターネットに於ける技術的事項、 およびそれにまつわるオペレーションに関する事項を議論、 検討、普及を行う場。
参考:NANOG Webページ- NC(Number Council)
- NIR
- NomCom
「Nominating Committee:指名委員会」の略。 ICANN理事会メンバーの過半数や、 各支持組織の評議会およびAt-Large諮問委員会メンバーの一部を指名する役割を負う委員会です。 ICANNの各構成組織や外部の専門機関からの代表により構成されています。
- NRO
「Number Resource Organization」の略。 APNIC、ARIN、LACNIC、 RIPE/NCCの四つのRIRにより2003年10月24日に設立された非営利組織で、 将来的に法人組織となる可能性があります。 AFRINICが五つめのRIRとして正式承認を受けた後、 AFRINICも正式メンバーとして名を連ねています。
NROはRIR全体として外部組織との調整が必要な場合に全RIRを代表する組織となります。 また万が一、 ICANNがIANA機能(IPアドレス・AS番号の資源管理機能)、 グローバルポリシーの批准機能を失った場合に、 ICANNに替わってこれらの機能を担うことが想定されています。
参考:インターネット用語1分解説:NROとは- NTIA
- Number Council
- PIR
「Public Interest Registry」の略。 .org のレジストリ運用者として、ISOCが設立した非営利法人です。 2003年1月1日に、 .org のレジストリ業務をVeriSign, Inc.から正式に引き継ぎ、 新レジストリとして運用業務を開始しました。
- PSO
「Protocol Supporting Organization」の略。 ICANNの支持組織の一つで、「Protocol Council」と呼ばれる評議会、 「PSO General Assembly」と呼ばれる総会とで構成されています。 PSOはプロトコルに関するポリシーを議論し、 ICANN理事会に勧告を行うという役割があります。
なお、PSOは2002年12月に廃止され、 理事会に対する技術面の助言や情報提供は、 インターネットの技術標準を作成する複数の組織の代表からなる 「技術リエゾングループ(Technical Liaison Group: TLG)」が行っています。
参考:ICANN- PSWG (Public Safety Working Group)
- RALO
「Regional At-Large Organization:地域別At-Large組織」の略。 個人インターネットユーザーがICANNプロセスに参加するための枠組み。 RALO は、 さらに複数の自主運営の現地At-Large組織(ALS:At-Large Structure)により構成されることになっています。
- Regional Internet Registry (RIR)
⇒ 地域インターネットレジストリ
参考:インターネット用語1分解説:地域インターネットレジストリ(Regional Internet Registry)とは- RIPE NCC
「RIPE Network Coordination Centre」の略。 世界に五つある地域インターネットレジストリの一つであり、 ヨーロッパ、中近東、アジアの一部を受け持っています。 RIPE NCCはこの地域のIPアドレス、 AS 番号の割り当て・管理を行っています。
参考:RIPE NCC Webページ、地域インターネットレジストリ、AfriNIC、APNIC、ARIN、LACNIC- RIR
⇒ 地域インターネットレジストリ
参考:インターネット用語1分解説:地域インターネットレジストリ(Regional Internet Registry)とは- RSSAC
「Root Server System Advisory Committee:ルートサーバシステム諮問委員会」の略。 ICANNの諮問委員会の一つで、 ルートサーバ管理者の立場からICANNの理事会に対して助言を行っています。
参考:RSSAC Webページ、ICANN
参考:インターネット用語1分解説:RSSACとは- SSAC
「Security and Stability Advisory Committee:セキュリティと安定性に関する諮問委員会」の略。 旧略称はSECSAC。 ICANNの諮問委員会の一つで、 インターネットのネーミングおよびアドレス割り振りシステムのセキュリティと完全性に関する問題について、 ICANNコミュニティおよびICANN理事会に対して助言を行います。 SSACは、ルートサーバ運用管理者、gTLD/ccTLD運用者、レジストラ、 RIRsなどの技術関係者19名によって構成されています。
参考:インターネット用語1分解説:SSACとは- TAO
「通信・放送機構(Telecommunications Advancement Organization of Japan)」の略。 情報通信分野の研究開発や通信・放送事業に関する各種支援などを行う総務省の認可法人です。 2004年4月1日に独立行政法人通信総合研究所(CRL)と統合され、 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)になりました。
参考:情報通信研究機構のWeb
- TLG
ICANN内に存在する技術リエゾングループ(Technical Liaison Group)の略。 ICANN理事会に技術面の助言や情報提供を行います。 TLGは次の組織の代表からなっています。
- European Telecommunications Standards Institute (ETSI)
- International Telecommunications Union's Telecommunication Standardization Sector (ITU-T)
- World Wide Web Consortium (W3C)
- Internet Architecture Board (IAB)
- W3C
「World Wide Web Consortium」の略。 WWWで用いられる技術の標準化、 相互運用性の確保を目的とする団体です。 HTML、URI、XML等の技術もW3Cで標準化されました。
参考:インターネット用語1分解説:W3Cとは- WGIG
「Working Group on Internet Governance」の略。 2003年12月にスイス・ジュネーブで開催された第1回の世界情報社会サミット(WSIS)を受けて、 国連事務総長の下に設置されたワーキンググループです。 WGIGでは、インターネットガバナンスの問題を、 WSISとは別の枠組みで幅広い関係者が参加した上で検討する活動がありましたが、 2005年6月に「The WGIG Final Report」を発行し、解散しました。 その後の、WSISのチュニス会合(2005年11月)では、 この「Final Report」に記載された考えに基づいてインターネットガバナンスの諸問題を議論するため、 5年の時限でIGF(InternetGovernance Forum)が作られる運びとなりました。
参考:WGIG Webページ- WIDEプロジェクト
オペレーティングシステム技術と通信技術を基盤とした新しいコンピュータ環境の確立をめざし、 1988年にスタートした研究プロジェクトです。 2012年5月現在、学生、大学関係者、 企業の研究者を中心とした950余名の研究者が参加しており、 コンピュータネットワーク、 オペレーティングシステムなどについて研究を行っています。
参考:WIDEプロジェクト Webページ
参考:インターネット用語1分解説:WIDEプロジェクトとは- WIPO
「World Intellectual Property Organization:世界知的所有権機関」の略。 知的財産権の保護促進を目的とする国際機関で国連専門機関の一つです。
参考:WIPO Webページ
参考:インターネット用語1分解説:WIPOとは- インターネットガバナンスフォーラム
⇒ インターネット用語1分解説:インターネットガバナンスフォーラム(Internet Governance Forum, IGF)とは
- インターネットレジストリ(IR:Internet Registry)
IPアドレス・AS番号などのインターネット資源を管理し、 割り当てを行うための機構です。 JPNICは、日本国内におけるインターネットレジストリです。 また、『JPNICにおけるアドレス空間管理ポリシー(IPv4)』および 『JPNICにおけるIPv6アドレス割り振りおよび割り当てポリシー』では、 IRはRIR、NIR、LIRと分類しています。
参考: アドレス空間 、 地域インターネットレジストリ(RIR)、 国別インターネットレジストリ(NIR) 、 ローカルインターネットレジストリ(LIR)- 国別インターネットレジストリ (NIR:National Internet Registry)
国別インターネットレジストリはIPアドレス管理の階層構造上、 国または地域でIPアドレスの管理を行っているインターネットレジストリを指します。 JPNICはこのNIRに相当します。
NIRはすべての国に存在しているものではなく、 APNICの管理下にあるアジア太平洋地域では2013年6月現在、 JPNICの他に、中国のCNNIC、韓国のKRNIC、台湾のTWNIC、 ベトナムのVNNIC、インドネシアのAPJII、インドのIRINN、 七つのNIRが存在しています。
NIRが存在する国または地域においては、 RIR(Regional Internet Registry)からNIRを介してNIR管理下のLIR(Local Internet Registry)にIPアドレスの割り振りが行われます。 日本におけるLIRは、 JPNICのIPアドレス管理指定事業者にあたります。
また、資源の分配のみならず、その国におけるLIR、 アドレスコミュニティとの調整、 協調もNIRの重要な役割のうちのひとつです。
参考: RIR- 支持組織 (Supporting Organization)
- 地域インターネットレジストリ (RIR:Regional Internet Registry)
特定地域内のIPアドレスの割り当て業務を行うレジストリです。 2014年現在、APNIC、ARIN、RIPE NCC、 LACNIC、AfriNICの五つがあります。 JPNICのIPアドレスの割り当て業務は、 APNICの配下で行っています。
参考:インターネット用語1分解説:地域インターネットレジストリ(Regional Internet Registry)とは- 日本ネットワークインフォメーションセンター
⇒ JPNIC
- 日本レジストリサービス
⇒ JPRS
- ネットワークアドレス調整委員会
1989年2月から1992年6月まで日本国内の IPアドレス割り当てを行っていた組織。 大学教官等によりボランタリに運営されていました。 ネットワークアドレス調整委員会ができる以前は、 IPアドレスの国際割り当て機関であったSRI NICへ直接申請していましたが、 以降は日本の分を取りまとめてSRI NICに申請・取得して日本国内に再割り当てを行っていました。
- マルチステークホルダー諮問委員会
- レジストラ
gTLD-MoUで想定された登録機関のモデルです。 ドメイン名の登録申請を受け付けたり、 その申請内容を審査したり、 ドメイン名のデータベースへの情報登録を行ったりする機関がレジストラです。
参考:gTLD-MoU(翻訳文)
参考:インターネット用語1分解説:レジストリ/レジストラとは
参考:インターネット用語1分解説:ICANN認定レジストラとは- レジストリ
ドメイン名、IPアドレス、 AS番号等のインターネット資源のデータベース管理、 運営を行う機関です。
参考:インターネット用語1分解説:レジストリ/レジストラとは- レジストリ・レジストラ垂直統合
- ローカルインターネットレジストリ (LIR:Local Internet Registry)
LIRは一般的にインターネットサービスプロバイダー(ISP)のことで、 主として自身が提供するネットワークサービスのユーザーにアドレス空間を割り当てるインターネットレジストリを指します。 JPNICのIPアドレス管理指定事業者はこのLIRにあたります。
参考:インターネット用語1分解説:LIRとは